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2023.04.19
4/19-9/24|みんなで学ぼう、アートと世界「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」
2023年4月19日(水)から9月24日(日)まで、森美術館開館20周年を記念して「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会 」が開催されます。 展覧会の開催を記念して、ことりっぷweb読者のみなさまの中から抽選で5組10名様に招待券をプレゼントします。
現代アートは未知の世界に出会い、学ぶ「世界の教室」

ヤン・ヘギュ 展示風景:「ヘギュ・ヤン:コーン・オブ・コンサーン」マニラ現代美術デザイン美術館 2020年 撮影:アット・マキュランガン ※参考図版
1990年代以降、現代アートは欧米だけでなく世界の多様な歴史や文化的観点から考えられるようになりました。 それはもはや学校の授業で考える図画工作や美術といった枠組みを遙かに越え、むしろ国語・算数・理科・社会など、あらゆる科目に通底する総合的な領域とも言えるようになってきました。

サム・フォールズ 《無題》 2021年 所蔵:森アートコレクション(東京)
それぞれの学問領域の最先端では、研究者が世界の「わからない」を探求し、歴史を掘り起こし、過去から未来に向けて新しい発見や発明を積み重ね、私たちの世界の認識をより豊かなものにしています。 現代アーティストが私たちの固定観念をクリエイティブに越えていこうとする姿勢もまた、こうした「わからない」の探求に繋がっています。 そして、現代美術館はまさにそうした未知の世界に出会い、学ぶ「世界の教室」とも言えるでしょう。
現代アートを8つの教科で紹介

宮島達男 《Innumerable Life/Buddha CCIƆƆ-01》 2018年 所蔵:森美術館(東京) 撮影:表 恒匡 画像提供:Lisson Gallery
「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」では、現代アートを美術や図画工作といった教科の枠組みから解き放ち、「国語」、「社会」、「哲学」、「算数」、「理科」、「音楽」、「体育」、「総合」の8つの科目別のセクションで紹介します。 作品を通して未知の世界に出会い、学ぶ、まさしく美術館がすべての人に開かれた「世界を学ぶ教室」となる展覧会です。また、今回は小企画展の展示室も使い、1,800㎡を超える展示スペースで大規模に展開します。
出展作品の半数以上が森美術館のコレクション作品

米田知子 《谷崎潤一郎の眼鏡―松子夫人への手紙を見る》(「見えるものと見えないもののあいだ」シリーズより) 1999年 所蔵:森美術館(東京)
パンデミックによる移動・輸送制限等により、世界の美術館で自館のコレクションやローカルなアーティストの活動に改めて注目する動きが見られました。また、SDGsの観点からも、作品輸送をはじめ美術館活動に要するエネルギーに関して、あらためて考える好機となりました。 本展は、出展作品のうち半数以上を森美術館のコレクション作品で構成します。現在約460点を有する「森美術館コレクション」は、展覧会を機に収蔵した作品も多く、森美術館のこれまでの活動の軌跡でもあります。 そんな記念すべき森美術館開館20周年記念展へ訪れてみませんか?

ヤコブ・キルケゴール 《永遠の雲》 2023 年
森美術館開館20周年記念展 ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会
050-5541-8600
ハローダイヤル
https://www.mori.art.museum/jp/
※会期中の火曜日は17:00まで
※ただし5.2(火)、8.15(火)は22:00まで
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