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2023.07.17
天然氷で作る果物たっぷりのかき氷がいただける吉祥寺の専門店「果実と氷」
全国でも5か所しかない、天然氷の蔵元から仕入れた「天然氷」と新鮮なフルーツをたっぷり使ったかき氷を通年でいただける、高級天然氷専門店「中町氷菓店 吉祥寺『果実と氷』」。「氷・削り・素材・バランス」にとことんこだわったかき氷は感動を覚える一品。一期一会なメニュー「きまぐれメニュー」もあります。「ゴーラー」と呼ばれるかき氷マニアの中でも人気が高いこちらのお店の中を覗いてみました。
概念を変える感動のかき氷
おなじみの「氷」の旗が店内入り口の目印
吉祥寺駅の東口から東急百貨店方面に歩くこと5分。おなじみの「氷」の旗が掲げられた建物の2階に「中町氷菓店 吉祥寺『果実と氷』」はあります。こちらは、南アルプス八ヶ岳 蔵元八義(やつよし)の高級天然氷と新鮮なフルーツをたっぷり使ったかき氷専門店。1年間を通して、かき氷のみを提供しています。 お店のコンセプトは、「概念を変える感動のかき氷」。水・削り・素材・バランスにとことんこだわったメニューを木のぬくもりを感じるカウンター席で楽しむことができます。注文をすると、目の前で熟練の削り師がかき氷をイチからつくりる様子を眺めることができるのも魅力のひとつ。
カウンター席8席
甘みを引き出すために追熟中。果物はベストな状態で提供される
驚きのふわっふわ食感
見るからに純度が高い「天然氷」
氷のふわっふわ食感には感動を覚えるほど。「天然氷は外気の寒さだけで2~3週間かけて作られます。ゆっくり時間をかけて作るため、純度が高く、削るとふわふわしていて口に含むとさっと溶けていくくちどけの良さが特徴です」と店長の鈴木さん。 氷の削り方にもこだわりがあり、ある一定の基準を満たした「削り師」のみマシーンの前に立てることが認められているそう。最高のくちどけを実現するためにメニューによって削り方を変えているのだとか。
削り師の熟練の技がひかる
さっぱりとした酸味とミルクの甘さが絶妙
一番人気は「完熟生苺とメレンゲ」(1800円)
店内でいただけるメニューは定番が5種類。そのほか、入荷した果物が無くなり次第終了となる、一期一会なメニュー「気まぐれメニュー」が1~2種類用意されています。どれも漬物とお茶が付きます。甘いかき氷としょっぱい漬物のペアリングはなかなか絶妙です。 定番メニューの中で一番人気は「完熟生苺とメレンゲ」(1800円)。甘酸っぱい苺をそのままつぶしてシロップにし、特製の甘い練乳をたっぷりとかけたミルクベースのかき氷です。トッピングに、パティシエが作るサクサク食感の甘いメレンゲがちりばめられています。 いちごは国産農家から直接仕入れたもの。5~11月は青森産の夏秋いちごを使用し、夏らしいさっぱりとした酸味が楽しめます。12月は栃木の「とちおとめ」2~3月は信州の「章姫」が登場ずる予定だそう。
南国のおいしさがぎゅっと詰まった「南国の悪戯」(2000円)
気まぐれメニューは1週間で変わります。 訪れたこの日のメニューは、高級タイマンゴーとベトナム産のドラゴンフルーツを合わせた「南国の悪戯」(2000円)。ソースは、エルダーフラワーティーに、糖度の高い台湾パイン、奄美大島のパッションフルーツを加えたレモンの芳醇な香りも楽しめるかき氷。さらりと味わえる極上の一品。 気まぐれメニューは、季節の果物に合わせて変わり、冬は柑橘類のほか、ティラミスや酒粕、カカオのかき氷なども登場するそう。
目の前で新鮮なフルーツをカット
ジャスミンの香りが魅力の高級タイマンゴー「ナンドクマイ」
店内に飾られているかき氷のイラストもかわいい
中町氷菓店は、長野・松本の本店と神奈川・鎌倉店にもありますが、東京ではここ吉祥寺店のみ。ぜひ吉祥寺にお散歩がてら涼みに行ってみてくださいね。
中町氷菓店 吉祥寺果実と氷
ナカマチヒョウカテン キチジョウジカジツトコオリ
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田賀井リエ 撮影:キムラミハル
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