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2023.09.01
【プレゼントも♪】ドラマのあのシーンが蘇る。朝ドラのロケ地「久慈」「福島」「気仙沼」をたずねる旅
四季折々の風景と他では味わえないおいしいグルメが魅力の東北地方。NHK連続テレビ小説で舞台になった東北の町が人気をあつめています。 今回は“北限の海女”が素潜りする「あまちゃん」の舞台・久慈市、「エール」の主人公の出身地であり、美しいオープニングロケ地・福島市、「おかえりモネ」で主人公が生まれ育った町のモデルとなった海の町・気仙沼市の3つのエリアについて見どころやおすすめのスポットをご紹介します。
【岩手県久慈市】エメラルドグリーンにきらめく海と幻想的な白樺林が待つ町へ
【福島県福島市】とれたてフルーツに気軽に山登り、かけ流しの温泉も満喫できる街
【宮城県気仙沼市】日帰りでベイクルーズ、海街さんぽ、おいしい海鮮グルメをいただきに

【岩手県久慈市】エメラルドグリーンにきらめく海と幻想的な白樺林が待つ町へ

(左上)朝ドラにも登場した白い灯台(左下)トリコロールカラーがかわいい三陸鉄道(右下)小袖海岸のあまセンター。海女が着用しているかすり着物など展示中
岩手県の北東部に位置する久慈市。太平洋に面した東側は入り組んだ海岸が連なり、朝ドラ「あまちゃん」で話題になった”北限の海女”が素潜り漁をする豊かな海に心うばわれます。西側には日本一の白樺美林が群生する平庭高原が広がり、気候療法を取り入れたウォーキングなどを楽しめますよ。

三陸の海に住む生き物と潜水実演を体感

まるで海の中にいるようなトンネル水槽
JR久慈駅から車で約20分ほどのところにある「もぐらんぴあ水族館」は、久慈の海に住む生き物を中心に展示した”学んで体験できる”小さな水族館。三陸沖を再現したトンネル水槽や幻想的なクラゲ水槽などが人気です。土日祝日には「北限の海女」の伝統漁の実演や「南部もぐり」の潜水実演を間近で見ることができますよ。

久慈の海を再現した展示と実演がみどころ
久慈地下水族科学館もぐらんぴあ
クジチカスイゾクカガクカンモグランピア

太古の記憶を閉じ込めた希少な琥珀について学びましょう

琥珀の誕生を体験できる「太陽の石」
国内最大規模の琥珀産地である久慈市内にある「久慈琥珀博物館」は、日本唯一の琥珀専門博物館。琥珀採掘の歴史や原石、工芸品など多くの資料を展示しています。見学の他にも、専門スタッフ指導のもと専用器具を使って、キーホルダーやペンダントなど制作する琥珀のアクセサリーづくり体験ができますよ。オリジナル琥珀アクセサリーを旅の思い出やお土産にしてみてはいかが?

(左上下)隣接するレストランでは特産品を使ったシェフ自慢のメニューを味わえる(右上下)つくる工程も楽しい琥珀のアクセサリーづくり体験
久慈琥珀博物館
クジコハクハクブツカン

2023年4月にオープン!北三陸の魅力がつまった新しい道の駅

北三陸の海の幸グルメやオリジナルスイーツが充実
木のぬくもりを感じる「道の駅いわて北三陸」には観光案内所やフードコートが併設され、産直コーナーには久慈市、洋野町、野田村、普代村の農産・特産品が種類豊富にならびます。飲食コーナーには北三陸の海の幸、山の幸を使ったメニューのほか、ソフトクリームやもちもち食感の手作りドーナツもあるのでちょっとした休憩に立ち寄るのにおすすめ。ゲームキャラクターをモチーフにした公園も隣接しています。

キュートなロゴマークが目印。買い物や休憩に利用できる
道の駅 いわて北三陸
ミチノエキイワテキタサンリク

のんびりくつろげるカフェで自家焙煎コーヒーやオリジナルドリンクをあじわって

久慈でお気に入りのカフェを探してみて
久慈市街地にはおしゃれで居心地の良いカフェが増えています。バラエティに富んだフローズンドリンクを味わえる「NANAMARUNI COFFEE(ナナマルニコーヒー)」、印象的な空間の「YAMANECO COFFEE LAB(ヤマネココーヒーラボ)」、久慈駅の目の前にある「StAND hibiki(スタンドヒビキ)」、地元食材を使ったメニューが自慢の「cafe de la place(カフェドラプラス)」など、どの店に行こうか迷うほど。 旅の途中でほっとひといき、ゆっくりとした時間を過ごしましょう。

(左上)YAMANECO COFFEE LAB(右上)NANAMARUNI COFFEE(右下)cafe de la place(左下)StAND hibiki

日本一と謳われる白樺美林に癒される

(右下)美しい白い森が広がる中に、ゆったりしたスペースが魅力のコテージも
久慈市の西側エリアにある平庭高原には約4㎞にわたって日本一の白樺美林が広がり、気候療法をとりいれたヘルスツーリズムはゆったりここちよい時間を過ごすことができます。高原には白く美しい木々に囲まれたコテージやキャンプ場、日帰り温泉施設があり、自然を満喫しながらレジャーを楽しめますよ。
31万本の白樺が群生している

【福島県福島市】とれたてフルーツに気軽に山登り、かけ流しの温泉も満喫できる街

福島には自慢の温泉、自然、グルメなど旅の楽しみがたくさん
日本で3番目に広い面積の福島県は、浜通り、中通り、会津地方の3地方に分けられます。中通り北部にある福島市は、アクセスに便利な市街地である一方、自然豊かな山々や果樹園、温泉地も多くあるので、街歩きからアウトドアまで幅広く楽しめます。

もぎたてジューシーな桃パフェを味わいたい!

桃パフェの下にはピーチジュレ、バニラアイスが重なる
福島市飯坂町国道13号線沿いは桃の栽培が盛んで、地元では“ピーチライン”と呼ばれるほど。観光農園「まるせい果樹園」では6~12月の期間「農家カフェ 森のガーデン」がオープンし、季節のフルーツパフェを味わえます。なかでも9月中旬頃までメニューにならぶ桃パフェは桃を贅沢に丸ごと1~2個使用しており、甘くみずみずしい桃の味を楽しめますよ。
まるせい果樹園 農家カフェ 森のガーデン
マルセイカジュエンノウカカフェモリノガーデン

静かな森を散策しながら森林浴でリフレッシュ

ドラマのロケ地として人気のスポット
JR福島駅から車で20分ほどの場所にある「水林自然林」は小川が流れる静かな森で、NHK連続テレビ小説「エール」のオープニングシーンのロケ地として話題に。自然豊かな森には二ホンリスや野鳥のオオルリといった野生動物が生息しており、鳥のさえずりや風の音を感じながら遊歩道を散策できます。 キャンプ場も併設されているので、お気に入りの場所でデイキャンプやピクニックをするのもおすすめですよ。
水林自然林
ミズバヤシシゼンリン

トレッキングにチャレンジしてパノラマビューを眺める

すり鉢形になった火山口を周れる「吾妻小富士」
福島県と山形県の東西にまたがる吾妻連邦北東部に位置する「吾妻小富士」は福島市内から車で1時間ほどで行ける、市のシンボル的な山。福島側からはまるで小さな富士山のような形に見えることからその名で呼ばれ親しまれています。 すり鉢状の火口は40分~1時間で1周できるので、トレッキング初心者にもおすすめですよ。 強い風が吹くことが多いので、安全のためにトレッキングシューズを履きましょう。

初心者でもチャレンジしやすいトレッキングコース
吾妻小富士
アズマコフジ

山岳道を彩る自然美の中をドライブ

空に届きそうな絶景ドライブを楽しめる
眺めの良いドライブコースが多くある福島市。なかでも市の西部から土湯峠へ向かう山岳観光道路「磐梯吾妻スカイライン」は入り口から出口まで美しい景色が続く、人気のドライブコースです。自然が作り上げた美しい山並みや渓谷など季節ごとに表情を変えるビュースポットをチェックしてみてください。
感動的な景色が眼前に広がる
磐梯吾妻スカイライン
バンダイアズマスカイライン

福島市の3名湯「飯坂温泉」、「土湯温泉」、「高湯温泉」で旅の疲れを癒しましょう
飯坂温泉(鯖湖湯)
福島市を旅するならぜひ立ち寄りたいのが温泉地です。 レトロな雰囲気の温泉宿が立ち並ぶ「飯坂温泉」、自然豊かな磐梯朝日国立公園内にあり10種類以上の泉質を楽しめる「土湯温泉」、磐梯吾妻スカイラインの麓にあり硫黄泉の源泉かけ流し100%の「高湯温泉」と市内には魅力的な3つの温泉地があります。泉質や温泉街の雰囲気もそれぞれ異なるので、湯めぐりしてみるのもいいですね。
土湯温泉(公衆浴場中之湯)
高湯温泉(あったか湯)

【宮城県気仙沼市】日帰りでベイクルーズ、海街さんぽ、おいしい海鮮グルメをいただきに

大型漁船が停泊する港の風景
宮城県の北東端に位置する気仙沼は三陸沖に面した港町です。豊かな漁場から水揚げされた魚介類で市場は活気にあふれ、港には多くの大型漁船が停泊する風景が見られます。 気仙沼大島はリアス海岸の複雑に入り組んだ景観や海を見渡せる絶景スポットも。

朝ドラの舞台で話題になった美しい島

海と山の美しい景観を楽しめる
大島出身の詩人がその美しさから“緑の真珠”と讃えた有人島・気仙沼大島。市内から大島へは気仙沼大島大橋を渡って行けます。2019年に完成した大橋は全国でも珍しい大型アーチ橋で、アーチ支間の長さは297m、青い海に真っ白な橋のフォルムが映えます。 天気のいい日には大島北側にある亀山に立ち寄ってみましょう。山頂展望台からは気仙沼市内やリアス海岸の壮大な景色を眺められますよ。

山頂にある”ほしのてらす”は外洋を望める絶景スポット
気仙沼大島
ケセンヌマオオシマ

海と山のコントラストを感じながら港町をゆるりと散歩

港町ならではのスポットに立ち寄ってみて
漁業が盛んな港町・気仙沼は、港にずらりと係留する漁船の風景が印象的。 活気のある市場や震災後に再建された歴史的建造物など立ち寄りながら、ゆっくりと町を散策してみましょう。 遊覧船乗り場もある商業施設「ないわん」には海の幸を味わえるレストランやサメ革グッズを扱うショップのほか、景観の良いカフェもあるので、たくさん歩いた後はこちらでひとやすみできます。 潮風に包まれながら気持ちの良い港町散歩を楽しんでくださいね♪

おすすめのテラス席でのんびりカフェタイム
商業施設「ないわん」
ショウギョウシセツナイワン

気仙沼湾をめぐるクルーズで海からの景色を楽しむ

ドラマ内でも登場した「ファンタジー号」
気仙沼観光をより楽しむならクルージングがおすすめです。 デザインや形の異なる2種類のクルーズ船が通常時5便、連休時は6便運航し、約50分かけて湾内を周遊します。 大きな橋の下をくぐり、えさを求め船を追いかけるウミネコやカモメといった海鳥たちを間近で見られるのもクルージングでしか味わえない魅力。 気仙沼発着と大島発着コースがあるので、旅の予定にあわせてチェックしてみてください。
気仙沼ベイクルーズ
ケセンヌマベイクルーズ

旬の美味しさ気仙沼の「カツオ」を個性豊かなメニューで味わう

栄養豊富でヘルシーなカツオは女性に人気
カツオの水揚げ量が26年連続日本一の気仙沼は、夏から秋が1年で一番脂が乗る”戻りガツオ”のシーズンです。 市内では、星岡義山亭「かつお手こね寿司」(1870円)、ゆう寿司バイパス店「かつおのたたきの握り」(一貫380円)、北かつまぐろ屋 田中前店気仙沼港「亀洋丸のかつおレアカツ」(880円)、鮨處えんどう「かつおのカルパッチョ(青じそ風味)」(880円)などバラエティに富んだカツオ料理が味わえますよ。

サメの魅力や気仙沼で育まれた海との絆を学べるミュージアム
約5mのホホジロザメの実物大オブシェは迫力満点
魚市場に隣接した気仙沼「海の市」2階には、サメの生態や魅力について展示する日本唯一の博物館「シャークミュージアム」があります。館内は、サメの不思議を学べる『シャークゾーン』のほか、『絆』『震災の記憶』『海と生きる』をテーマにした4つのゾーンで構成されていて、震災からの復興や未来に向けての思いを展示や映像で知ることができますよ。 日本有数の水揚量を誇る気仙沼漁港で、水揚げ日本一を誇る魚種の一つであるサメ。国内シェアの8割以上が気仙沼で水揚げされています。高級食材として知られる特産品のフカヒレは、市内の飲食店で丼や寿司として食べられます。

(上左右)サメの不思議な生態を模型や展示で学べる(下左右)市内飲食店ではフカヒレだけでなくサメ肉を使ったサメグルメも♪
気仙沼シャークミュージアム
ケセンヌマシャークミュージアム
どこから旅しようか迷ってしまうほどそれぞれ魅力的な3つのエリア。きらめく海や自然豊かな森をドラマの主人公になった気分でおでかけしてみてはいかがでしょうか。

久慈市・福島市・気仙沼市の特産品詰め合わせを20名様にプレゼント♪

アンケートにお答えいただいた方の中から抽選で20名様に「久慈市・福島市・気仙沼市の特産品詰め合わせ」をプレゼントいたします。みなさまのご応募をお待ちしております♪ 賞品:「久慈市・福島市・気仙沼市の特産品詰め合わせ」 応募期間:9月1日~9月18日まで 賞品の発送:9月下旬 ※当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。
プレゼントの応募とアンケートはこちらから♪
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中島 麗美
気仙沼・久慈・福島情報ステーション「おかえり館」

東京交通会館内にある東北で朝ドラ舞台の地となった3市の観光・移住情報、魅力溢れる特産品が一堂に集まったアンテナショップ。充実したラインナップで展示・販売されており、各市の魅力を実感してもらうことができます。
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