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2023.09.19
絵付け体験施設やコーヒースタンドも。やきものの街、瀬戸のニュースポット「STUDIO 894」
愛知県瀬戸市は1000年以上の歴史を持つ陶磁器の生産地。今も市内を歩くと、窯元やショップ、ギャラリーなどが街のあちこちに点在しています。そんなやきものの街に誕生した、新たな体験型施設を今回はご紹介します。瀬戸の魅力を感じてもらいたいとデザインされた空間で、旅の思い出作りをしてみませんか。
陶磁器メーカー手掛ける新しいスタイルの体験施設
緑の植栽に包まれた「STUDIO 894」は、瀬戸市の陶磁器メーカー、中外陶園が手掛ける、体験型の複合施設。エントランスを入ると広々としたワークショップスペースがあり、ギャラリーやコーヒースタンドも同施設内に併設。明るく開放的な空間は、地元の人から瀬戸を楽しみたい人まで、さまざまな人が気軽に立ち寄ることができるようにとデザインされました。
かわいい招き猫をお土産にできる絵付け体験
ワークショップスペースできるのは、好きな色で絵付けをしてオリジナルの招き猫などを作ることができる絵付け体験。招き猫は、はじめての人でも絵付けしやすいシンプルな形のものから、本格的な招き猫、両手を上げている招き猫など、形も大きさもさまざま。招き猫以外にもカップや器、季節の置物なども用意されています。
招き猫の絵付け体験は1800円~
瀬戸をイメージした珈琲とお菓子でブレイクタイム
ワークショップを楽しんだら、コーヒーを飲んでちょっと一息。三軒茶屋と広島で人気を集めるロースター「OBSCURA COFFEE ROASTERS」のコーヒーを飲むことができます。コーヒーはドリップスタイルが選べるようになっていて、シーズナルのコーヒーも。瀬戸の街をイメージして作り上げたというオリジナルブレンドは、しっかりと深い味わいですよ。
瀬戸焼のカップで提供される「オリジナルブレンド」(ハンドドリップ580円)
館内の一角にはギャラリースペースがあり、陶磁器の作家はもちろん、さまざまなアーティストの展示会を企画しているそう。アート作品を見て刺激を受けてから、絵付け体験をしてみてもいいですね。訪れた時には中外陶園が手掛けるアートな招き猫など、さまざまな招き猫の作品や瀬戸の町並みを撮影した写真の展示が行われていました。
STUDIO 894
スタジオ ヤクシ
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田口真由美
Writer
田口真由美
好物は古いものと発酵したもの。名古屋を拠点に町や人、美味しいものを訪ねる日々を過ごしています。
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