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2023.10.16
西荻窪の古民家カフェ「松庵文庫」でこだわりのモーニング&ランチ
西荻窪にある人気の古民家カフェ「松庵文庫」。こちらでは、お庭にたたずむ樹齢100年のツツジの木を眺めながら、こだわりの詰まったおいしいモーニングやランチ、スイーツをいただくことができます。店内には懐かしい音楽が流れ、センスのよい本がいっぱい。非日常を楽しみたいとき、ぼーっとしたいときにぜひおすすめですよ。
音楽家のご夫婦のお宅をリノベーションしたおしゃれカフェ

庭に植えられた樹齢100年のツツジの木
西荻窪駅の南口を出て、アーケードをくぐり通称商店街を直進し、右手「印南建設」角を右折。そのまま西方向へ直進し住宅街の中を歩くこと8分。左手に大きな「モチの木」のあるガラス張りのおしゃれな古民家が見えてきたら、こちらが古民家カフェ「松庵文庫」です。

3つのスペースからなる店内
もともとは、日本の吹奏楽団のパイオニアである音楽家のご夫婦が住まわれていたこちらのお家。店主の岡崎友美さんが引き継ぎ、いまから10年前に築90年以上になる古民家をもともとの形を最大限残した形でカフェにリノベーションさし、以来、西荻窪を代表する人気カフェに。 「道からもガラス越しに奥の方に見えるのですが、お庭に樹齢100年になるツツジの木があって。これはずっと残したい、と家主の方がおっしゃっていて…。とても素敵なので、建物もツツジの木も壊したくないなと思って、受け継がせていただきました」と岡崎さん。

センスの光る書籍が並ぶ
まずは広々とした玄関で靴を脱いで店内へ。一歩足を踏み入れると、日常の喧騒から離れた静かな空間が広がります。ノスタルジー溢れる和モダンな世界にまるで昭和にワープしたかのような気分に。 店内は3つのお部屋があり、どの位置からもお家の裏にあるお庭を眺めることができます。庭のそばにあるサンルームには、荻窪の新刊書店「Title」がセレクト。レコードから流れる心地よい音楽に包まれながら、読書を楽しむこともできます。
ほっとひと息♪じっくりと味わいたいモーニング

「贅沢かまパントースト」。ハンドリップで淹れるコーヒーが付く
店内では、時間帯によって、モーニングやランチ、スイーツなどのカフェメニューをいただくことができます。 モーニングで人気なのは、ワンプレートの「贅沢かまパントースト」(1650円)。自家製のジャムを添えた、徳島の神山町産小麦を使った天然酵母ベーカリー「かまパン」から届く厚切りの四つ切パンのふわふわトーストがメイン。 そこに西荻窪の手作りハム・ソーセージのお店「もくもぐ」のソーセージ、ワインとチーズのサロン「Wine Salon d'Ourse」が提供するチーズ、季節の食材を使ったスープやマリネをプラス。訪れたこの日は、かぼちゃの冷製スープとプチトマトのマリネ。丁寧に作られたおいしさに思わずほっ。
予約がおすすめ!こだわりの食材が詰まった「お米御膳」

ランチで人気のメニューは、「お米農家やまざきさんの暦の御膳」(1980円)。茨城のお米農家やまざきさんのコシヒカリ米「ひなたの粒」を使ったこだわりのメニューです。おかずはその日の仕入れによって変わるので訪れるたびに違ったメニューがいただけるのもうれしいところ。この日は、銀だらの西京焼きと季節の春巻きなどの副菜3品がつき。こちらにお味噌汁も付きます。 「ひなたの粒」は無農薬米で、農薬を一切使用せず、肥料も有機質肥料を使用しています。全国からファンが来て、田んぼのお手伝いに集まるそうで、岡崎さんやカフェのスタッフも時間が許す限り赴いているそう。今年もみんなの愛が詰まった新米が届いたばかり。 ランチは人気なので、予約がおすすめだそう。体に優しいヘルシーな御膳のおいしさが体中に染みわたりますよ。

岡崎さんが選んだ本や旅先で購入したカトラリーなどの販売も
のんびりとした時間が流れる唯一無二の空間「松庵文庫」。ぜひ足を運んでみてくださいね。

松庵文庫
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田賀井リエ 撮影:キムラミハル
Writer
田賀井リエ

東京都在住。フリーエディター&ライター。趣味は街歩きと食べること。
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