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2016.05.21
人気の絵付けワークショップも。今話題の松陰神社エリアに、銀座の老舗「松崎煎餅」のカフェがオープン
江戸時代から続くおせんべい屋さんとして知られる「大江戸菓子匠 銀座 松崎煎餅」。創業1804年の老舗が、松陰神社前の商店街にカジュアルなカフェをオープンしました。目指すは「街のせんべいスタンド」。数量限定のランチや甘味も見逃せません。
創業200余年の老舗和菓子店がカフェを作った理由
老舗の風格漂う藍色の暖簾が目印
2両編成のかわいい路面電車が止まる松陰神社前駅から徒歩1分。最近新しいお店が続々オープンしているエリアに、今年4月「松崎煎餅 松陰神社前店」がオープンしました。 「松崎煎餅」といえば、甘くて香ばしい「瓦煎餅」や花鳥風月の絵柄が美しい「三味胴(しゃみどう)」で知られる銀座の和菓子店。 新しい松陰神社前店では、江戸時代に“街のせんべい屋”として親しまれていた原点に立ち返り、一人ひとりのお客さんとコミュニケーションが取れるような、地域に根ざしたお店づくりを目指しているそうです。
カフェスペースは全14席
商店街に面したお店は全面がガラス張り。明るくてカジュアルな店内には、1人でもふらりと立ち寄りやすい雰囲気があふれています。
数量限定のランチがおすすめ
「お惣菜7種盛り定食」(ご飯、お味噌汁付き/1080円)
カフェスペースでいただけるのは、2種類のランチのほか、あんみつやおしるこなどの甘味類。ランチは有機野菜をふんだんに使った「お惣菜7種盛り定食」と「鶏の利久焼き定食」の2種類があり、どちらも数量限定です。 ランチメニューは、料理研究家の稲垣晴代さんが主宰するオーガニック・ケータリングユニット“MOMOE”がプロデュースしています。旅する八百屋「青果ミコト屋」から仕入れる自然栽培・有機栽培の野菜で作る惣菜は、化学調味料などは一切不使用。「お惣菜7種盛り定食」の大根のローストやイモもちなど、噛むたびに野菜本来の甘みが口に広がり、野菜だけで十分な満足感が得られます。
銀座で人気のかき氷がここでも
アイスクリームや白玉、練乳などのトッピング(各108円)もあるので、お好みで
銀座店のお茶席で味わえる夏期限定のかき氷は、毎年楽しみにしているファンが多い人気の一品。その老舗の味が気軽に味わえるのもこのお店の魅力です。 松陰神社前店で提供しているのは「抹茶あずき」のかき氷のみ(864円)。宇治抹茶を使った香り高い自家製シロップをたっぷりとかけたかき氷は、北海道産小豆の粒あんの上品な甘さと抹茶の苦味が絶妙です。 銀座店とは氷の削り方を変えているそうなので、氷の食感を食べ比べてみるのもいいですね。ふわっとして軽い感じの銀座店に対し、こちらの氷はスムージーのような口溶けが楽しめますよ。
瓦煎餅によく合うコーヒー
大きめのマグがうれしい「コーヒー(ちょこっと瓦煎餅付)」(540円)
こちらのお店の特徴のひとつが“おせんべいに合うコーヒー”が味わえること。こだわりのハンドドリップコーヒーには、神奈川県葉山町にあるスペシャリティコーヒーショップ「THE FIVE BEANS」が、松陰神社前店のために焙煎しているケニアの豆を使用しています。苦みと酸みのバランスのよさが際立つコーヒーは、瓦煎餅の香ばしい甘さにぴったりです。
松陰神社前店限定のオリジナル揚餅
揚餅は食べ過ぎ注意のおいしさ
店内では、瓦煎餅をはじめとする各種おせんべいを購入できます。なかでもおすすめは、塩・マヨネーズ・バジルの3種類(各378円/90g)が揃うオリジナルの揚餅。銀座店でも販売していない松陰神社前店の限定商品です。サクサクした食感もおいしい3種類の揚餅は、ワインやビールとの相性も抜群。ホームパーティのお土産にしても喜ばれそうです。
絵付けワークショップの様子
こちらのお店では、毎月第1日曜日に商店街で行われる蚤の市に合わせ、瓦煎餅の絵付けワークショップを開催。おいしいランチやかき氷をお目当てに、にぎやかな蚤の市に出かけてみてはいかがですか?
松崎煎餅 松陰神社前店
まつざきせんべいしょういんじんじゃまえてん
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小野沢啓子 写真:彌永浩次
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