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2024.02.03
千葉の落花生を未来につなぐ「Bocchiコンセプトショップ」オープン
2024年2月4日、千葉の落花生加工品ブランド「Bocchi(ぼっち)」が手掛ける「Bocchi Concept Shop」が千葉県旭市にオープンします。 定番の人気商品を購入できるセレクトショップとしての機能はもちろん、「畑で採れたピーナッツペースト」を使用したソフトクリームなど、ここだけでしか味わうことのできないオリジナルMENUを提供します。また当日は「KURKKU FIELDS」による1日限りの特別フード&ワークショップをはじめ、「Bocchiツキ市」も同時開催します。
千葉の落花生を未来につないでいくために

「Bocchi(ぼっち)」は、落花生の加工・販売業を営むセガワの三代目、加瀬宏行氏が2015年に立ち上げた落花生加工品のブランド。 千葉県内産の落花生を使い、なめらかさにこだわったピーナッツペーストや、自然な甘さの蜜煮などを商品化。その傍ら農福連携を積極的に取り入れたり、人と自然にやさしい農法で自社畑にて落花生栽培に注力しています。 その姿勢に一流の料理人たちが共感し、今までアマン東京や星のや東京、三ツ星L'Effervescence(レフェルベソンス)など名だたる名店にてメニューに使用されています。
Bocchiの想いを直接伝える場所をつくりたい

千葉県旭市は、落花生発祥の地といわれています。収穫や乾燥などの工程で手間暇をかけていることによって生まれる風味が、昔ながらの千葉県産落花生の特徴です。 しかし、近年は生産者数が減少し買取価格が上昇傾向。市場が買いやすいとされる価格を大きく超えてしまったことが要因で、流通量が激減しました。ピークであった1961年度の生産量は61,000トンでしたが、2019年には10,100トンと、8割以上も減少してしまいました。 おいしさの秘密や、値段の理由が伝わっていない。そんな千葉県産・落花生の苦境を打開するため、2015年に落花生加工品のブランドBocchiは立ち上げられました。落花生の価値向上のための商品開発に加えて、生産過程を通じて、おいしさの秘密を生活者に知ってもらうために、Bocchiでは年に2回、落花生の種まき・収穫を体験するイベント『野積祭』を行ったり、毎月地元の物販・飲食店なども出店できるイベント『Bocchiツキ市』を開催してきました。 そうしていく中で「Bocchiを通して日本の食の豊かさを伝えたい。そして地域内外関わらず、お客さん同士が繋がれる場所をつくりたい」という想いが日に日に強くなり、Bocchiコンセプトショップが誕生しました。
農薬・化学肥料不使用で栽培した落花生を余すことなく使用したエシカルなコンセプトショップ

コンテナをアップサイクルして建てられたコンセプトショップの壁には、地元の高齢者や障がいのある方々が丁寧に手作業で剥いた落花生の「殻」を、捨てずに練りこんでいます。 また、ドアの取手にはピーナッツの森の枝を使用、外のベンチにも廃材を使用するなどBocchiの環境への想いが存分に体現された空間になっています。
Bocchi 新商品先行販売
コンセプトショップでは今まで好評だった商品はもちろん、新たにコンセプトショップに合わせた新商品もオープンのタイミングで販売します。 旭市内のブランドはもちろん、今まで出会ってきた全国の素敵な生産者とコラボレーションした新たな商品が登場します。
森林ノ牧場とのコラボレーションソフトクリーム

那須の森林を活用し自然放牧しながら育てているジャージー牛から採れる乳を加工、販売している森林ノ牧場。全国にファンのいる森林ノ牧場名物ソフトクリームに、Bocchiの「畑で採れたピーナッツペースト」&ピーナッツクランチを上からかけている絶品の商品です。 また、Bocchi「畑で採れたピーナッツのあんこを使用したピーナッツモンブラン」ソフトも販売予定です。
Bocchiまるぱん3兄妹

国産小麦100%、無添加、天然酵母で素材の味を存分に活かしたシンプルなまるぱん。サンライズソルトの揚げ浜製法塩が隠し味です。 種類はカレーパン・豆パン・あんバターパン。今後は土曜のみの販売となりますがグランドオープン日には特別に提供します。
ピーナッツ森のお菓子

Bocchiピーナッツの森で木登りをしたり、かけっこしている元気な子どもたちをイメージしながら、食べたみんなが笑顔になりますようにという想いを込めています。 素材はピーナッツスクイーズパウダー、ピーナッツきな粉、千葉県睦沢町産のパッションフルーツなどを使用。一部福祉作業所「ときわぎ工舎」にも手伝っていただいています。これからの旭市の手土産としてもおすすめです。
畑で採れたピーナッツのカレー〜彩り野菜を添えて〜

香味野菜をしっかりと炒めて香りと旨みを引き出し、アクセントには野菜の旨みをしっかりと吸ったピーナッツスクイーズがほくほくと。野菜苦手な子供達もおかわりする絶品カレーです。 隠し味は、化学調味料を使用していない出汁から手作りのミンさんのコチュジャンを。レシピの監修には山林をゼロから開拓し、大自然の中で、化学肥料や化学農薬に頼らず自然と繋がって野菜やお惣菜を販売しているThe Hive and Barrowさんにお願いしています。
「KURKKU FIELDS」による1日限りの特別フード&ワークショップ

オープン当日は、ー世の中を一歩ずつでも前進させていきたいー共にその想いに共感し、交流を深めているKURKKU FIELDS(クルックフィールズ)が、この日限りの特別フードを用意。 オリジナルテキサスBBQサンド や、Bocchiの地元である旭市産の規格外の野菜を使用したミネストローネ、自家製ティラミスなどをピーナッツの森で販売。その他Bocchiのピーナッツを使用したパンも販売します。※ 売り切れ次第で終了 また、ワークショップとして微生物や昆虫などが過ごしやすいバグホテルづくりも実施予定です。
「KURKKU FIELDS」の記事はこちら

過去のツキ市の様子
当日は、2022年から開催している『Bocchi ツキ市』も同時開催します。(今年から年4回の開催になります。) 子どもはもちろん、老若男女が楽しめる「ピーナッツ福まき」は11:00〜/14:00〜の2回実施予定。様々な取り組みをされる出展者約25のブランドが千葉県内外より集まります。直接交流し、背景にあるストーリーを聞きながら買い物できるチャンスでもあります。
* * * 詳細は、公式サイトをご覧ください。 こだわりぬいてつくった千葉の落花生の魅力を、この機会にぜひ堪能してくださいね。
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