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2024.03.30
レトロかわいい盛岡・紺屋町さんぽ。物語のある素敵なお店へ
江戸時代に盛岡のメインストリートとして栄えた紺屋町エリア。中津川と並行する通りには、町家と洋館建築が混在し、一生ものの道具や物語のある素敵なお店に出会えます。 こちらの記事では、ことりっぷマガジン Vol.38「かわいい城下町さんぽ」から、紺屋町エリアの気になるスポットをまとめてご案内します。おでかけの参考に、ぜひチェックしてくださいね。
まろやかで優しい鉄瓶ドリンクを味わう「お茶とてつびん engawa」
店内にはkanakenoの鉄瓶を展示。一番人気の「あかいりんご」(中央) 48400円は、鉄瓶には珍しい凹凸のないモダンなデザインで、インテリアにもなじむ。鉄瓶は受注生産で、注文後1年ほどで手元に届く
盛岡の南部鉄器ブランド「kanakeno」が2019年にオープンしたカフェ。「南部鉄器を体験できる場を」という思いから、鉄瓶で沸かしたお湯で淹れるドリンクと一緒に、ランチやスイーツも味わえます。2023年2月には、盛岡市中央公園ビバテラス内にショップ&ギャラリーをオープン。鉄瓶や暮らしの道具が購入できます。
あられ模様の鉄瓶をイメージしたプレートが目印
自家製ティーシロップを添えたコーニッシュチーズケーキ480円とコーヒー 550円
古い写真館をリノベーションした趣きのある建物。店内の奥には、くつろげる座敷もある
お茶とてつびん engawa
オチャトテツビンエンガワ
盛岡の歴史や文化に触れられる町のランドマーク「紺屋町番屋」
1891(明治24)年に建てられた消防番屋を、 1913(大正2)年に改築。屋根の上の望楼や、趣きのある窓枠が往時を偲ばせる
紺屋町のアイコン的な歴史的建造物が、2022年3月に交流体験施設としてオープン。1階にはカフェのほか、岩手のクラフトや地元食材を使ったスイーツなどを扱うショップもあり、おみやげ探しに最適です。2階には盛岡伝統の裂き織りを守り継ぐ工房があり、オリジナル雑貨も販売しています。
地元産のりんごを使った自家製アップルパイ400円。コーヒー 550円には、岩手県産小麦「ゆきちから」のクッキーが付く
2Fの機織り工房では、先生に教わりながら機織り体験ができる。1週間前までの完全予約制で1時間1000円~
1Fのショップでは岩手や盛岡のクラフトを紹介。年季が入った石畳は消防屯所時代のもの
紺屋町番屋
コンヤチョウバンヤ
毎日が楽しくなる暮らしの道具と雑貨がずらり「shop + space ひめくり」
陶磁器や南部鉄器、漆器、木工、ガラス、ホームスパン、本、紙ものなどを展示販売。店内では企画展やワークショップも開催
のどかな中津川沿いにあるギャラリー&クラフトショップ。「日めくりカレンダーのように毎日違った出会いがあるように」という思いを込めた店名のとおり、東北とゆかりのある作り手の作品を、素敵なスタイリングで紹介しています。クスッと笑える小物にも注目を。
羊毛で作られた羊ちゃん各1925円。100年以上続くホームスパン工房「中村工房」の人気者
染織家・田中祐子さんのブランド「盛岡ツイード」のコースター各1100円
shop + space ひめくり
ショッププラススペースヒメクリ
“ござく”の愛称で親しまれる古きよき生活雑貨店「ござ九・森九商店」
昔ながらの荒物屋の風情を引き継ぎながら、現代のライフスタイルに合わせた生活雑貨もそろえている
1816(文化13)年創業の生活雑貨の店。江戸後期から明治にかけては、灯心やわら細工などを扱った商家で、豪商の面影を今に伝えています。岩手の鳥越地区に伝わるスズ竹の弁当かごや、県北で作られる収穫かごなど、作り手が少なくなった民芸品も並びます。
竹製のざるやかごが充実
店名は創業者の森九兵衛の名前に由来。ござを扱っていたことから“ござ九”の愛称で親しまれている
「盛岡ノスタルジックさんぽ」の記事はこちら
ござ九・森九商店
ゴザクモリクショウテン
レトロかわいい盛岡・紺屋町さんぽはいかがでしたか?一生ものの道具や物語のある素敵なお店を、ぜひ探してみてくださいね。
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