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2016.06.02
広尾の老舗フランス菓子専門店で見つけた、子ねずみ型のかわいいシュークリーム「スウリー」
東京・広尾にある「A.Lecomte(ルコント)」は、40年以上前に日本ではじめて誕生したフランス菓子専門店。創業者ルコント氏の伝統的なレシピを受け継いだ、人気のスイーツの数々をご紹介します。
日本ではじめて誕生した“フランス人によるフランス菓子専門店”
1階のパティスリー
東京メトロ日比谷線・広尾駅の1番出口から、徒歩2分。有栖川宮記念公園の近くに、「ルコント 広尾本店」はあります。 元は、フランス人パティシエのアンドレ・ルコント氏が六本木にオープンした、日本ではじめてのフランス菓子専門店です。一度は惜しまれつつ、その歴史に幕を下ろしましたが、2013年に復活。今は亡きルコント氏の伝統レシピや技術を受け継いだお弟子さんたちによって、広尾本店がオープンしました。 1階はパティスリー、地下1階はサロン・ド・テになっています。
地下1階のサロン・ド・テ
“Tout à la française.(万事、フランス流に)” を信念とし、本場フランスの味を日本人に紹介し続け、昔からのファンもたくさんいるんですよ。
一番人気は、子ねずみ型のシュークリーム「スウリー」
濃厚カスタードがたっぷり入った、かわいい「スウリー」
スペシャリテのひとつ「スウリー」(454円)は、かわいい子ねずみ型のシュークリーム。ルコント氏が「子供たちも楽しめるように」と考案したもので、現在でも一番人気です。 中には、ぷるんとした濃厚なカスタードがたっぷり。耳の部分はアーモンドでできています。 一口食べてみると、少し塩気のあるサクサクのシュー生地、卵やバニラの香りがする甘いカスタード、香ばしいアーモンドが口の中でバランス良く混じり合います。
ルビーのように美しい「ガトーフランボワーズ」
「ガトーフランボワーズ」(594円)も、昔から愛されているスペシャリテ。フランボワーズのシロップを染み込ませたスポンジと柔らかいバタークリームの層の上に、フランボワーズのジャムがのっています。 甘酸っぱいフランボワーズがたっぷり堪能できて、フランボワーズ好きにはたまらない一品。ルビーのように真っ赤な、美しい見た目にも惹かれます。
手土産に最適。大きくてカラフルなドライフルーツが特徴の「フルーツケーキ」
「フルーツケーキ」(1箱3132円)は、ずっしり重いパウンドケーキ。こちらも、昔からの代表作です。秘伝のシロップにつけこんだチェリー、プラム、クランベリーなどのカラフルなドライフルーツがたくさん入っています。
かわいい三角ボックス
他にも、フランボワーズジャムをパイ生地ではさんだアルザス地方の伝統菓子「アルザシエンヌ」(303円)や、レモンの香りがする「マドレーヌ」(249円)など、焼き菓子が充実しています。 いろいろな種類の焼き菓子を「ルコント」特製のかわいい三角ボックス(162円)に入れて、手土産にすると喜ばれそう。 ずっしりとした食べ応えのある、伝統的なおいしいフランス菓子が味わえる「ルコント」。広尾を訪れたら、ぜひ足を運んでみてくださいね。
A. Lecomte 広尾本店
ルコント ヒロオホンテン
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土井あや 写真:彌永浩次
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