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2024.07.13
京都よりみちこみち 上七軒通~御前通【後編】
上七軒は、京都にある五つの花街のひとつ。そのなかで最も古い歴史があります。 風情ある町をそぞろ歩くだけでもいいけれど、夏は歌舞練場でビアガーデンが開かれる特別な季節。8月上旬には北野天満宮で夜間拝観も催されます。芸舞妓さんと言葉をかわしたり、ライトアップされた幻想的な境内を散歩したり、夜の上七軒を体験できるまたとない機会です。 北野天満宮からはじまる、はんなり花街さんぽへ出かけてみませんか?
北野天満宮からはじまるはんなり花街さんぽ
北野の夏をそぞろ歩く緑豊かな境内と夜間特別拝観「北野天満宮」
カステラのルーツ、ポルトガル菓子を日本へ「Castella do Paulo」
北野天満宮の新門前名物。幸せ感いっぱいのプリン「北野プリン」
憧れの芸舞妓さんに会える花街の格式あるビアガーデン「上七軒歌舞練場」

北野天満宮の新門前名物。幸せ感いっぱいのプリン「北野プリン」

小鳥が幸せを祝福してくれるフォトスポットも。スイーツをかわいく置いて撮ってみて
定番と季節替わりのプリンで常時10種以上がそろう「北野プリン」にも立ち寄ってみましょう。ボトルに入ったプリンがずらりと並ぶ様子は、見ているだけで楽しい気分に。 一番人気の「春告プリン」は、桜とさくらんぼが浮かぶ梅のジュレをクラッシュし、ミルクプリンと混ぜて味わうのがおすすめだそう。夏は、マンゴーやシャインマスカットを使ったフレーバーも登場しています。

「ソフトクリーム 特選抹茶」 500円。トッピングの生菓子や紅白のコーンがかわいい
北野プリン

憧れの芸舞妓さんに会える花街の格式あるビアガーデン「上七軒歌舞練場」

京都の夏の風物詩のひとつ、上七軒のビアガーデンの会場となるのが「上七軒歌舞練場」。ここは、舞妓さんたちが初舞台を踏む場であり、その後も春と秋のをどりの会で、日々のお稽古の成果を発表する大切な場所だそう。 歌舞練場内では、まずたいこ橋を渡ってビアガーデンの会場へ向かいましょう。テーブルには浴衣姿の芸舞妓さんが来てくれて、一層華やいだ雰囲気に。芸舞妓さんと談笑したり、涼しげな日本庭園を眺めたり、夢のような夏の宵を楽しんで。

芸舞妓さんから名刺にあたる「千社札」を受け取ると、福が舞い込むといわれていますよ。(保護者同伴を含め未成年者は入場不可)
上七軒歌舞練場
カミシチケンカブレンジョウ

町のシンボルでもある上七軒歌舞練場へのアクセスは、御前通からと上七軒通からの2通り。「御前」というのは、北野天満宮または御祭神である菅原道真公の前に通じる道という意味です。上七軒通から細い路地に入り耳をすますと、三味線の音が聴こえてくることもありますよ。
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文:戸塚江里子 写真:小川康貴 編集:ことりっぷ編集部
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