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2024.09.29
鎌倉から江ノ電で2駅♪海辺の街で評判のとっておきのパン屋さん「リュミエール・ドゥ・ベー」
由比ガ浜の住宅街にショップを構える「リュミエール・ドゥ・ベー」は、自家製粉した小麦を天然酵母で発酵させる本格的なパン屋さん。白色のパラソルが目印で、お店の前のベンチに座ってこだわりのパンを淹れたてのコーヒーと一緒にいただくこともできますよ。青い海が広がる由比ガ浜の散策でぜひ訪れたいおすすめのパン屋さんをご紹介します。
出会うのは自然の恵みを十分に引きだした美味しさ
朝焼きのパンが並ぶ店頭
アンティークのテーブルに18~20種類ほどのパンが並ぶ「リュミエール・ドゥ・ベー」。オーナー夫妻が切り盛りするこぢんまりとしたパン屋さんで、小麦をはじめとしたすべての素材にこだわる美味しさは折り紙付き。一歩お店に足を踏み入れると、パンの香ばしさがやさしく鼻孔をくすぐります。鎌倉から少し足をのばして、わざわざ訪れる価値のあるパン屋さんです。
有機野菜の販売は地元で評判
朝焼きのパンはお店で販売するほか、都内の青山にあるファーマーズマーケットにも10年以上出店しています。そこで知り合った関東近郊の農家さんから直接仕入れる新鮮な有機野菜を総菜パンに使うほか、店内でも販売しています。
風味のいいパンに仕上げる2つの秘密
ベーカリーショップには珍しい小麦を挽く製粉機
美味しさの秘密は、フランス産の有機小麦や国産の無農薬小麦といった質のいい材料に加えて、近隣の農家から仕入れる殻のついたままの玄麦を自家製粉して使うことです。工房には製粉機があり、毎朝その日に使う分量を挽いて小麦粉にするのだそう。挽きたての小麦は鮮度がいいだけに香りも格別。
リンゴの酵母
自家培養する自然酵母を使うことも、より美味しくするためのもう一つの秘密です。有機レーズンや季節の果物などをガラス瓶に詰めて自家培養した自然酵母は約15種類。その中から2~4種類の酵母を組み合わせるのだとか。手間はかかってもこうした2つの工程がまるで魔法のようにより深みのある味わいへと導きます。
徹底した素材へのこだわりが生み出すパンの魅力
「バケット・リュミエール」(330円)
店のスぺシャリテ「バケット・リュミエール」は、2種類の小麦に自家製粉の小麦をブレンドした3種類の小麦をゆっくりと時間をかけて熟成させてから焼き、風味が豊か。オープンサンドにしたり季節の野菜スープにあわせたりと、しっかりとした味わいは楽しみ方も無限大。
卵と白砂糖は不使用で隠し味はフランス産のカマルグ海塩
厳選した小麦粉で焼くパンにあわせるフィリングも、それにふさわしい味になるよう丁寧に手づくりしています。 北海道産の小豆を煮る小豆あんたっぷりの「自家炊き あんぱん」(270円)やフランス産オーガニックチョコレート入りの「パン・オ・ショコラ」(280円)など、一つひとつの素材を厳選。有機いちじくを生地に何層も練りこんだ「フィグ」は芳醇な香りが漂います。
軒先のベンチでコーヒー片手にほっと一息
ファンの多い2種類(左から)「ソイクリームぱん」(280円)「ホットドック」(450円)「アイスコーヒー」(450円)
早い時間から売り切れになることが多いのが「ソイクリームぱん」です。柔らかい生地で包んだ自家製豆乳クリームは、とろりとして自然な甘みは、トッピングのココナッツパウダーとの相性も抜群。地元鎌倉ハムの無添加ソーセージをはさんだ「ホットドック」も野菜のピクルスたっぷりで、見た目以上のボリュームですよ。 こうしたパンを軒先のベンチでいただくのも旅のいい思い出に。テイクアウトのホットコーヒーはオーダーごとに豆を挽くコスタリカ産のスペシャルティコーヒー。ぜひのんびりと味わって。
パン屋さんで過ごすおやつの時間
取材時のジェラートはマンゴーと塩バニラ「ジェラートサンド」(380円)
ひんやりとしたジェラートを「金胡麻バターロール」にはさんだ「ジェラートサンド」もこのお店の名物です。季節ごとに変わるジェラートは数種類の中から2種類選びます。白いパラソルのもとで、ふんわりとしたパン生地にのせたジェラートをスプーンでいただくのは至福のひととき。大仏様や長谷寺など見どころの多い長谷からも徒歩圏内なので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
リュミエール・ドゥ・ベー
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高橋茉弓
Writer
高橋茉弓

おやつの時間を何よりも大切にするライター&カメラマン。波の音とカフェがあればそれで幸せ。
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