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2025.01.19
横浜・六角橋のレトロな喫茶店でほっこり珈琲タイム♪ 時を忘れる隠れ家「珈琲文明」へ
横浜駅からわずか3駅。東急東横線「白楽駅」からすぐ、昭和の香り漂うレトロな六角橋商店街に「珈琲文明」は佇んでいます。こちらは、天井の移り行く空に癒やされながら、サイフォンで淹れたコーヒーを味わえる喫茶店。コーヒーのお供にぴったりの、名物「文明カレーパン」もおいしいと評判です。日々の疲れを癒やしに。知る人ぞ知る隠れ家で、時を忘れるようなひとときを。
ディープな「六角橋商店街 ふれあい通り」にある喫茶店
車通りの多いメインの「六角通り商店街」
東急東横線「白楽(はくらく)駅」の西口改札を出て左へ。しばらく歩くと、「ハマの三大台所」として知られる「六角橋商店街」にたどり着きます。 近くには神奈川大学があり、学生たちの姿があちこちに。周囲はにぎやかで活気にあふれています。
ミニ街灯と木製看板が目印
室内で“空を見上げる”ような癒やしを味わう
重厚感ある古材の梁とダークブランの内装に空が映える
中に入ってすぐ目を奪われるのは、青空を描く天井。「26分間は店内にいてください」入り口の看板に書かれた言葉通り、空の色は茜色から、やがて夜空へ。時間の経過とともに表情を変える“天井劇場”を楽しむことができます。 ここに来たら、空を見上げて、ぼんやり過ごすのが至福。コーヒーの香りに包まれた空間で空の美しさに見惚れていると、気持ちがすっと軽やかになります。
夜空の時間は約4分間、星も浮かび上がる
蝶ネクタイ姿の赤澤さんがお店を切り盛り
お店がオープンしたのは、今から18年も前。マスターの赤澤さんが、商店街の雰囲気に惚れ込み、2007年に「珈琲文明」を開業させました。店内はハイカラな港町・横浜らしく、文明開化の香りがするモダンな空間になっています。
マスターが修理に出し使い続けている、アンティークの壁掛け時計
「ボーン、ボーン、ボーン……。」時を告げるのは、セイコー社の古いボンボン時計。デジタルにはない温かみのある音色に包まれて、ほっこりリラックスできます。
さらに、空間に深みを加えるのは、ステンドグラスの柔らかく温かな灯り。文庫本をモチーフにしたメニュー表もすてきです。
創業当初から続くサイフォンで淹れるスタイル
無駄のないサイフォンの手さばきのみごとなこと!
コーヒーは、創業当初から変わらないサイフォンで提供されます。1Fのカウンター席は、赤澤さんの仕事ぶりを見られとっておきの場所。珈琲がぶくぶく沸き立つ様子は、コーヒー好きの心をときめかせます。 ここで出されるのは、最高級のスペシャルコーヒー。季節ごとに豆の種類や配合を変え、味を確かめながら、そのときベストな“旬の珈琲豆”を使用しているのだそう。
サイフォンを手に持つ機会は、なかなかないので楽しい♪
そうして出来上がった珈琲は、フラスコのままの各テーブルへ。約1.5杯分たっぷり入った珈琲を自分でカップに注ぎます。 お店の名前がついた「文明ブレンド」は、程よい苦味と深いコクがあり、ロースト感は控えめ。濃厚ながらも驚くほど飲みやすい一杯。
「文明ブレンド」(660円)、「チョコレートケーキ(クラシックガトーショコラ)」(580円)
ケーキは、珈琲に合うおいしいものだけを厳選。おすすめは、クラシックなガトーショコラです。しっとり濃厚なガトーショコラの甘さと、珈琲のほろ苦さが絶妙にマッチ。口の中で心地よいハーモニーを奏でます。
野菜がごろっと。器ごと楽しめる名物のカレーパン
「文明カレーパン」(580円)
小腹を満たしたいなら、赤澤さんのこだわりがつまった「文明カレーパン」はいかが? こちらは創業当初から変わらぬ、定番人気のメニュー。ふんわりとした口当たりのパンをくり抜き、中に自家製カレーを盛りつけています。
野菜がたっぷり入っていて、小ぶりながらも食べ応え抜群
1人でも、恋人同士でも。ゆるりと過ごせる「珈琲文明」。リラックスしたくなったら、気持ちを穏やかにしてくれる、横浜の隠れ家へ足を運んでみてください。
珈琲文明
コーヒーブンメイ
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安藤美紀
Writer
安藤美紀
湘南を拠点に全国を旅するフリーライター。執筆した記事は1000以上。温泉の資格も複数保持。
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