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2025.05.13
鎌倉小町通りの老舗「鎌倉甘味処くるみ」で味わう♪昔ながらのあんみつとふっくらモチモチの白玉
鎌倉で人気のストリート・小町通りに暖簾を掲げる「鎌倉甘味処くるみ」は、創業57年を迎える老舗喫茶です。自家製の白玉や寒天を使ったシンプルなあんみつや白玉のスイーツは、昔ながらの味わいはもちろん、美しい盛り付けも印象的。ノスタルジックな雰囲気につつまれて、ほっと一息ついてはいかが?
半世紀以上にわたって小町通りを見守ってきた老舗

鎌倉駅から徒歩約5分
昭和43年創業の「鎌倉甘味処くるみ」。開店当初の小町通りはまだ人通りもまばらで、砂利道だったそうです。そんな時代から愛され続けるお店の名前は、創業者の鎌倉の自宅が、字稲荷小路胡桃が谷という地名で、近くにクルミの木が生い茂っていたことに由来しています。小さくても堅実なお店作りを信条に、開業当時から働き続けるスタッフによってその思いは今も受け継がれています。
古き良き時代を映す温かなたたずまい

店頭にかかる暖簾にも「くるみ」のロゴ
屋号の力強くも温かみのある文字は、日本画家の小泉淳作氏によるものです。創業姉妹のご近所に住んでいた若き日の彼が手がけたもので、のちに建長寺や建仁寺の天井画を描いたことでも知られています。

シンプルな店内は多少の改築を加えてはいるものの、創業時の面影を残します。まるで古民家にいるような落ち着いた空間は、にぎやかな小町通り沿いにあるとは思えないほど。まるで訪れる人を昭和のやさしい時間へと誘うようです。

ガラス窓の向こうは小町通り
2色のアイスクリームが嬉しい昔ながらの味わい

「くるみ特製あんみつ」(1200円)
看板メニューの「くるみ特製あんみつ」には、自家製寒天、あっさりとした甘さのあずき餡、自家製白玉、そしてバニラと抹茶の2種類のアイスクリームをトッピング。それぞれの素材が絶妙に調和し、飽きのこない味わいに仕上がっています。

黒蜜をたっぷりかけて
寒天には国産の天草を使用し、なめらかなのど越しとしっかりとしたコシが魅力。黒蜜をかければ、より奥深い味わいが楽しめます。
シンプルゆえに際立つ上品な甘味

「小倉クリーム白玉」(1000円)
毎日お店で手作りされる白玉は、新潟県産のこだわりの白玉粉から。ふっくらモチモチの食感で、あずき餡やアイスクリームの甘みを引き立てます。 なかでも「小倉クリーム白玉」は、白玉・あずき餡・アイスクリームというシンプルな組み合わせながら、上品な味わいと清楚な美しさにファンが多い一品です。

創業当時から使われているガラスの器は、どっしりとした安定感と金魚鉢のような柔らかいウェーブの取り合わせがユニーク。どこか懐かしく、心を和ませてくれます。
抹茶とともに味わう古都の甘味

「一口甘味 抹茶セット」(900円)
コーヒーやクリームソーダもラインナップされるなか、やはり味わいたいのは香り高い抹茶。「甘味セット」では、白玉やあずき餡とともに楽しめる贅沢なひと皿が提供されます。

(左から)単品販売の「くるみどらやき」(400円)「くるみ饅頭」(280円)※イートインでは抹茶などとのセットのみ
くるみ入りのあずき餡をたっぷり使った「くるみどらやき」や風味豊かな白あんと香ばしいくるみで仕上げた「くるみ饅頭」も新しく加わりました。お土産用に単品での販売のほか店内では抹茶とセットにしていただけますよ。ぜひゆったりと味わってくださいね。
鎌倉甘味処くるみ
カマクラ カンミドコロ クルミ
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文:高橋茉弓 写真:古本麻由未
Writer
高橋茉弓

おやつの時間を何よりも大切にするライター&カメラマン。波の音とカフェがあればそれで幸せ。
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