心ときめく薔薇尽くしのティータイム♪ 自家製バラを味わう伊豆ばら園併設のカフェ「70 nanamaru cafe」
heart

27

心ときめく薔薇尽くしのティータイム♪ 自家製バラを味わう伊豆ばら園併設のカフェ「70 nanamaru cafe」

都心から電車で約2時間30分。週末の小旅行にぴったりな静岡県河津町に、花と癒やしの空間を楽しめるとっておきのスポットがあります。「70 nanamaru cafe」は、伊豆ばら園に併設された隠れ家のようなカフェ。フラワーアーティストが手がける洗練された店内では、自社農園で育てた食用バラを贅沢に使ったドリンクやスイーツを楽しめます。またクチナシの実を使用した、伊豆の郷土料理「黄飯(きめし)」のカレーが食べられるのも、このお店ならでは。

leaf

旅の途中でふらりと立ち寄りたくなるお店

image

伊豆半島の東側。河津駅から車でわずか4分、河津七滝ICから車で約5分の場所に「70 nanamaru cafe」はあります。お店は観光スポットが点在する静岡県河津町にあり、ドライブの途中や、観光の合間にふらりと立ち寄りやすいロケーション。

image

店名に「70」という番地を忍ばせた遊び心が、訪れた人の気持ちまで温かくしてくれる

入口には、春を彩るフランスのバラが咲き誇り、ほんのり甘い香りを漂わせます。咲き誇るバラに囲まれながら写真を撮れば、とびきりガーリーな一枚に。旅の思い出を一枚に残すのにももってこいです♪
leaf

まるでアートギャラリーのような感性を刺激する空間

image

もともと花屋のショップ兼アトリエだった倉庫をリノベーション

足を踏み入れると、中はオーナーのこだわりが光るアイテムがずらり。アンティーク調の雑貨が調和やモダンなインテリアが調和し、どこを見ても絵になる美しさ。ゆったりと座って店内を眺めているだけで、ワクワクが広がります。

image

フランクで親しみやすいお人柄の清也さん

オーナーの後藤清也さんは、若くして才能を発揮し、最年少でフラワーコンテストの日本一に輝いた実績を持つフラワーアーティスト。フラワーデザインの分野にとどまらず、フォトグラファー、シネマトグラファー、プロダクトデザイナーとしても活躍するマルチクリエイターです。 そんな清也さんの美的感覚がぎゅっと凝縮されたのが、このお店。食べる楽しみだけでなく、「この雑貨、すてき」「家に飾りたい!」と思わず目が輝くような、遊び心とセンスが詰まっています。

image
たとえば、藤蔓で作ったランプシェードも清也さんの手作り。ランプシェードの隙間からこぼれる光が壁に柔らかな陰影をつくり出す様は、まるで森の中にいるかのよう。
image

額縁に収められた葉のアートや、美しい孔雀の写真も、清也さんの作品。カフェの域を超え、アートギャラリーのような雰囲気を醸し出しています。

leaf

優しい手仕事から生まれるバラメニュー

image

カフェがあるのは、「伊豆ばら農園」の一角。農園は清也さんのお父様・治也さんが営んでいます。 ここに咲くバラは、化学農薬や化学肥料に頼らない、自然農法で育てられた食用のバラ。そのままハーブのように、口に運べるほど安心安全なものです。 早朝、夜露をまとったみずみずしいバラを丁寧に摘み取るのは、清也さんの奥様の日課。摘み取られたバラは、ふんわりと編まれたカゴの中カゴへ。 「摘みたてのバラは、香りも味わいも格別なんですよ」と奥様がにっこり。やわらかな笑みを浮かべるその姿に、花への深い愛情が感じられます。

leaf

10年の歳月が紡ぐ、特別なバラジャム

image

奥様の手によって摘み取られたバラは、カフェ内の工房へ運ばれ、オリジナルのバラジャムに加工されます。花びらから立ちのぼる、濃厚で甘く優雅な香りは、まさにフレッシュな証。

image
とろりと煮詰められたバラのエキスは、砂糖を控えめにし、花そのものが持つ“自然な甘み”を生かすように仕上げられます。 季節や日々の気温、湿度、さらには摘み取る時間によって花の水分量が変わるため、その違いを細かく記録しながら、材料の配合を調整しているのだとか。
image

「エンジェルフェイス」(2800円)、「ドフトボルケ」(2200円)、「ロサ ダマスケナ」(2800円)

そうして出来上がったのが、オリジナルのバラジャム「IZU ROSE」。 バラの香り、味わい、食感、そのすべてが納得のいくものになるまで、じっくりと時間をかけ、構想から完成まで約10年の歳月をかけた逸品です。 一番人気の「ドフトボルケ」は、爽やかなフルーツのような香りとルビー色の美しさが特徴。紫色の「エンジェルフェイス」とピンク色の「ロサ ダマスケナ」は、春の限られた季節しか味わえないレアなバラジャムです。

leaf

一口ごとに広がる、バラの贅沢な世界

image

「バラジュース」(600円)

カフェでは、農園で大切な育てられたバラを存分に楽しめます。 お店自慢の「バラジュース」は、「IZU ROSE」の「ドフトボルケ」を贅沢に使った1杯。グラスの中には、驚くほどたくさんの花びらが!口に含めば、薔薇の繊細な風味が広がり、まるで花畑の中にいるような感覚に包まれます。

leaf

夏にぴったりの、ひんやりバラスイーツ

image

「バラのパフェ」(1200円)

そして2025年5月から、華やかな「バラのパフェ」が新登場。バニラアイス、ヨーグルトベースのフラッペそして薔薇のゼリーとジャムが層を成す、贅沢なデザートです。トップには、摘みたての薔薇の花びらをのせ、見た目もフォトジェニック。 ひと口食べれば、ふんわりと広がるバラの香りと、ひんやり爽やかな口当たりが絶妙なハーモニーを奏でます。暑い季節にこそ楽しみたい一品。

leaf

伊豆の郷土料理を味わう、ボリューム満点のカレー

image

「自家製カレー」(1000円)

ランチタイムに合わせて訪れるなら「自家製カレー」をぜひ。たっぷり300gのごはんに、スパイス香るカレーがかかり、食欲を刺激します。 黄色いごはんは、クチナシの実を使って炊き上げ伊豆の郷土料理「黄飯(きめし)」。昔から、お祝いの席や特別な日に振る舞われてきた伝統の味です。 スパイスの効いたカレーと、ほのかに甘みのある黄飯の組み合わせは、「70 nanamaru cafe」ならではの味わい。

leaf

オリジナルのバラをお土産に

image

鮮やかなピンクと中心にかけて白がやさしく溶け込む「踊子ハート」

ここに来たら、「伊豆ばら園」でバラの苗を選ぶのも、楽しみのひとつ。 おすすめは、清也さんのお父様が丹精込めて作り上げたオリジナル品種「踊子ハート」。その名の通り、花びらの形はハート型。やわらかな曲線を描く姿が、愛らしくも気品に満ちています。

image

※時期によっては、品切れや品揃えが少ない場合があります

「踊子ハート」は、まさにここでしか出会えない特別なバラ。自分用や花好きさんへの贈り物に最適ですよ。
image

バラの魅力をあらゆる形で楽しめる「70 nanamaru cafe」。伊豆へお出かけの際には、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

spot

70 nanamaru cafe

ナナマル カフェ

left

ことりっぷ編集部おすすめ

このエリアのホテル

right

※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。

Writer

安藤美紀

avatar

湘南を拠点に全国を旅するフリーライター。執筆した記事は1000以上。温泉の資格も複数保持。

sunshine
pin静岡県
×

ごはん

の人気記事

sunshine

おすすめ記事

sunshine
pin静岡県

× したいことから

他の記事を探す

旅プラン日帰り旅ひとり旅ご利益めぐり絶景旅街さんぽいやされる避暑地花さんぽニュースポット雨の日ランチ
sunshine

あわせて読みたい

onlinestore
onlinestore
magnifier
アプリでもっと便利に
おすすめスポット90,000件を掲載
あたらしい情報を毎日お届け
季節の景色や名所、おいしいスイーツやグルメ情報などこれからの旅、週末に行きたい素敵なスポットが見つかります♪
point
自分だけの旅行・おでかけ
情報がみつかる
map
気になるスポットを
お気に入り登録
これから行きたいスポット情報や記事投稿を
クリップしてあなただけのリストを作れます。
search
便利な検索機能で
行きたい場所が見つかる
旅行前の情報収集で使える観光エリア、
ジャンル、ハッシュタグ検索から、
今いる場所から周辺の見どころや
カフェを探せる現在地まで
役に立つ検索機能がたくさん。
passport
電子書籍が手軽に読める

ことりっぷガイドブック・マガジンの
電子書籍版の購入ができます。
旅行・お出かけ中にさくさく閲覧♪
月額500円で100冊以上が
読み放題になる「ことりっぷpassport」も。
point
旅の思い出を共有、
旅好きユーザーとつながる
photo
かんたんに
思い出の写真を投稿
旅先のとっておきの瞬間や、
お気に入りのスポットをアップすることができます
app
さぁ、あなただけの
小さな旅を
見つけましょう♪
ios_download