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2025.07.06
清流の町、岐阜・郡上八幡さんぽ♪夏の風物詩“郡上おどり”も気になる
岐阜県の郡上八幡は、夏の風物詩“郡上おどり”と清流で知られる町。郡上八幡城の城下町としての面影を残す町並みには、地域の文化や恵みにふれられる多彩なお店も点在しています。郡上おどりへの期待が高まり、町の中心を流れる清流や名水スポット、緑豊かな山々に涼を感じる季節。郡上八幡へでかけて、町歩きを楽しんでみてはいかがでしょう。
豊かな自然に恵まれた町に、新しい魅力が続々と
踊らなくても欲しくなる♪「郡上木履」の踊り下駄
風情ある町家で地域の恵みを味わう「糸CAFÉ」
「gugulab」で見つける、味のある家具や道具類
郡上でのステイは、町家1棟貸しの宿「Art&Hotel 木ノ離」
郡上でのステイは、町家1棟貸しの宿「Art&Hotel 木ノ離」

2階に3室あり、6名まで宿泊可能
郡上八幡の市街地に残る古い町家をリノベーションした「Art&Hotel 木ノ離(キノリ)」。建物には建具やガラス戸など、今となっては貴重となった昭和初期の意匠が残っています。郡上の町家再生を数多く手掛けている設計事務所の代表が、花街だった歴史を持つエリアに残るこの町家をなんとか残し、活用できないかと考え、1日1組限定で1棟貸しのホテルに作り上げました。

宿泊スペースの真ん中にはのんびりくつろげる空間も
2階建ての建物の1階にはショップがあり、木ノ離のスタッフがセレクトした藍染、木工、焼物など、郡上や岐阜の風土や伝統を感じられる作品が並んでいます。さらに地元の作家や職人とコラボして作り上げた木ノ離だけのオリジナル商品も。18時までは宿泊者以外も立ち寄ることができるようになっています。アートホテルというテーマも掲げていて、建物内のあちこちにアート作品が展示されているのも特徴。定期的に作品が入れ替わるので、訪れるたびに違う作品に出会えそうです。

オーガニックコットンを使用したルームウエアは、ふんわり包み込まれるような着心地
さまざまなアメニティも郡上を感じられる、選び抜いたものばかり。木綿のルームウェアや有機バスハーブ、文机に置かれたインクなど、ホテルで過ごす時間を通して、郡上の自然や伝統文化に触れることができるように、とあつらえた品々です。1階にはキッチンとダイニングスペースがあり、食器や調理器具を使えるので、近くで買った食材を調理することもできますよ。
Art & Hotel 木ノ離
アートアンドホテルキノリ
週末は朝ごはんも楽しみ♪台湾料理店「台椀」

定番メニューのルーロー飯(1000円)
2024年にオープンした「台椀」は、台湾出身の女性が営むお店。娘さんが生まれたことで、“故郷である台湾の料理を食べてもらいたい” “日本の人たちに、台湾のことをもっと知ってほしい”という想いが強くなり、台湾の家庭の味が楽しめる店を開きました。

手前は明るい雰囲気のキッチンとカウンターで、奥は座敷
町家を生かした店内に入ってすぐの土間は、キッチンに面したカウンター席で、台湾の食堂のようにカジュアルな雰囲気。調理する様子が間近に見られて、会話も楽しめます。店内奥は町家らしい風情が感じられる空間で、落ち着いて過ごせます。店内には町家になじむレトロな照明や古いタンスなどの調度品と台湾の飾りものがあり、日本と台湾のテイストがほどよく調和。あたたかな雰囲気を醸し出しています。

あたたかいスープは朝食にぴったり
本格的な台湾の味を伝えたいと、日本風にアレンジはせず、調味料も台湾のものを使用。ランチタイムには、ルーロー飯や台湾焼きそば、細切り豚肉の卵チャーハンなどの通常メニューに加えて、月替わりのメニューも登場します。金曜と土曜限定で、朝8時30分からの朝食も。栄養満点の豆乳スープ「シェントゥジャン」、ふんわりした台湾風の蒸しパン「マントウ」、卵クレープなどに満たされますよ。
台椀
タイワン
お目当てが多く、散策も心地よい町

「やなかのこみち」は、玉石を敷き詰めた散策路の脇を流れる水路、柳の木が風情ある名水スポット
趣のある町並みに個性豊かなお店や名水スポットが点在して、町歩きも楽しい郡上八幡。緑豊かな山々を望み、せせらぎを聞きながら、ぶらりと散策するだけでも心地よい町です。郡上おどりはもちろん、グルメや買い物、名水など、さまざまなお目当てを求めて、訪れてみませんか。
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文:豊野 貴子





































