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2025.10.08
全席トレインビュー♪ 小田原・風祭駅直結「汐風カフェ」で楽しむ、ふんわりシフォン
箱根登山鉄道「風祭駅」直結。鈴廣かまぼこの里内にある「汐風カフェ」は、160年以上の歴史を誇る老舗「鈴廣かまぼこ」が営むカフェ。名物のシフォンケーキは、「しっとり、ふわっふわで、驚くほど大きい」と評判を呼んでいます。さらに、箱根の名水を使ったゼリーや、かまぼこ入りのサンドウィッチなど、ここだけのメニューも充実。行き交う電車を眺めながら、至福のランチ&ティータイムを楽しんでみては。
かまぼこの里「鈴なり市場」の一角に佇むカフェ

風祭駅から直結の「鈴なり市場」
小田原駅から箱根登山鉄道で2駅。風祭駅を降りると、ホームと地続きで現れるのが、かまぼこの里「鈴なり市場」です。 ここは、160年以上続く老舗「鈴廣かまぼこ」が手がける、メインのお土産スポット。揚げたてのかまぼこから干物、地元のスイーツ、お酒までそろう、歩くだけでも楽しい空間になっています。
お魚から果物へ。そして、ケーキへ

鈴廣が生み出すスイーツの製造・販売ブランド「汐風の果樹園」
市場を進んだ先。明るくておしゃれなスイーツのお店が「汐風の果樹園」です。 かまぼこで知られる「鈴廣」ですが、製造の過程で出る魚の骨や身を、畑の肥料として再利用する魚肥プロジェクト「うみからだいち」を展開中。「汐風の果樹園」では、その肥料で育てた果物の一部を使い、ジャムやケーキを手づくりしています。

全席トレインビューの「汐風カフェ」

「汐風カフェ」の店内
甘い香りに誘われて、隣の「汐風カフェ」へ。店内は、シンプルモダンですっきりとした雰囲気。窓の外には、木々の緑と線路が視界いっぱいに広がっています。

窓際の席は、電車ビューの特等席。電車好きなら、ここからの眺めはたまらないはず。

素材にこだわる、ふわふわシフォンケーキ

なんと言っても人気は、「お陽さまのシフォン」。材料にもこだわり、国産小麦、地元の地鶏卵、種子島の分蜜糖など、体にやさしい素材を使って焼き上げています。 しかもこのシフォンケーキ、存在感がバツグン。初めて食べる人は、きっと「えっ、こんなに大きいの⁉」と目を丸くするでしょう。

「お陽さまのシフォン」バニラ 単品(700円)、「マンゴースカッシュ」(620円)

フォークを入れると、押し返すような感触が指先に伝わってくる
「お陽さまのシフォン」は、ふわっと軽いのに、生地はしっとり。やさしい甘みの余韻があとを引いて、もうひと口、もうひと口…が止まりません。
毎月変わる、ちょっと特別なシフォン

「南瓜シフォン」単品(700円)
また、毎月変わるシフォンも人気のメニュー。10月は、かぼちゃの甘みとコクをふんわり閉じ込めた「南瓜シフォン」が登場。生地の中には刻みかぼちゃが入っていて、絶妙なアクセントになっています。 11月には、米粉とさつまいものシフォンがお目見えする予定。小麦粉不使用で、からだにもやさしい一品です。
旬を閉じ込めた月替わりのタルト

「栗と紫芋のタルト」(680円)
「今月はどんな味?」と、毎月変わるタルトを楽しみに通うリピーターも少なくありません。 10月は、イタリア産の栗を使った「栗と紫芋のタルト」が焼き上がります。ベースは香ばしい栗入りプリン生地。真ん中にマロンクリームを重ねて、上には紫芋のクリームとマロン煮をトッピング。ほんのりブランデーが香る、大人の味わいです。

「南瓜タルト」(680円)
箱根の名水を使った、丹沢大山茶ゼリー

「丹沢大山茶ゼリー」(440円)
「丹沢大山茶ゼリー」も、ここでないと味わえない特別なスイーツ。 透明なゼリーの中には、丹沢の山あいで育った「大山茶」の自家製寒天や白玉、黒豆などがごろごろ入っています。 ゼリーに使われているのは、100年かけて自然にろ過された、まろやかでクセのない「百年水」。ひんやり、つるん。口に入れた瞬間、茶の香りがすっと広がる、みずみずしい和ゼリーです。
新感覚のかまぼこサンド

11時から提供の「汐風サンドウィッチ」たまご・ハムサンド&野菜・かまぼこサンド(700円)※+350円でドリンクセット
ランチタイムには、「鈴廣」ならではのかまぼこを使ったサンドをどうぞ♪ ぷりっとしたかまぼこと、しっとり食パン、シャキシャキ野菜の組み合わせが、絶妙にマッチ。 ひと口ごとに食感が変わって、最後まで飽きずに食べられますよ。

「お陽さまのシフォン」バニラ/紅茶/季節のフレーバー(各1380円)
安心素材の「お陽さまのシフォン」は、軽くて、ラッピングもキュート。箱根や小田原のおしゃれな手土産としても喜ばれます。 「汐風カフェ」がある「かまぼこの里」は、かまぼこを自分で作れる体験教室や、ちょっと変わったかまぼこ博物館など、他にも見どころがたくさん。カフェでひと休みしながら、1日かけてゆっくり回ってみてくださいね。

鈴廣かまぼこの里 汐風カフェ
スズヒロカマボコノサトシオカゼカフェ
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安藤美紀
Writer
安藤美紀

湘南を拠点に全国を旅するフリーライター。執筆した記事は1000以上。温泉の資格も複数保持。
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