伊勢神宮・外宮のすぐ近く。ベーカリーが営むごはん屋さん

JR・近鉄伊勢市駅から徒歩10分ほどの場所にある「mike」は、古い民家をリノベーションしたごはん屋さん。作家さんにオーダーメイドしたテーブルや椅子は無垢木の優しい肌触り。台所だった場所をキッチンにし、押し入れをベンチシートにするなど、もともとあった家にも思いを馳せることができる、温もりのある空間が広がっています。 店主の中村さんは、外宮参道にある「パン屋麦」を営んでいて、三重県産小麦など地元食材を取り入れたパンも評判。お伊勢参りに訪れる人はもちろん、地域の人にも愛される人気店となっています。

三重の美味しいを詰め込んだ野菜いっぱいの朝ごはん

「mikeプレート」（1600円）

「mike」ではモーニングやランチなど、時間によってメニューが変わるわけではなく、すべてのメニューがいつでもオーダー可能。野菜のデリやあおさのスクランブルエッグ、自家製パンなど、いろいろなメニューを一皿に盛り付けた「mikeプレート」も、小さめサイズを用意したり、パンだけを別でオーダーできたりと、その日の予定やお腹の具合に合わせて選べるようにしています。

優しい磯の香りが料理を引き立てる、あおさパン

「mikeの伊勢うどん」（850円）

ほかにも野菜たっぷりのココナッツカレーや季節のスープなどのメニューがありますが、中村さんが伊勢ならではのメニューをと考案したのが、伊勢うどん。ベーカリーが作る伊勢うどんということで、あおさのスクランブルエッグやバター、自家製パンのラスク、豆苗などが乗っていてクラシックな伊勢うどんとはかなり見た目が異なります。地元醤油蔵の伊勢うどん専用ダレをかけていただけば、バター香るまろやかな伊勢うどんに。ラスクや豆苗の食感がアクセントになった楽しい伊勢うどんですよ。

地元でとれたものを、地元の人も知らなかった楽しみ方で

伊勢をはじめとする地元三重で中村さんが見つけた、作り手・生産者が見える食材で料理を作る中村さん。生産者さんや地元の店とのコラボイベントや三重の生産者を紹介する「伊勢ファーマーズマーケット」も企画し、三重・伊勢の魅力を伝えています。 旅人はもちろん地元の人も新しい発見がある、日常に寄り添ったごはん屋さん「mike」。カフェのような感覚でいつでも気軽に三重の美味しいものが楽しめる場所なので、ぜひ訪ねてみてくださいね。