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2025.11.11
鎌倉・長谷の路地裏で見つけた♪まるで友人宅に招かれたようなカフェ「Third Rock Cafe」
大仏様で知られる高徳院や、四季折々の花が美しい長谷寺のある鎌倉・長谷エリアに佇む「Third Rock Cafe(サードロックカフェ)」。長谷のメインストリートから一本裏手の路地沿いにある一軒家で、まるで仲の良い友人の家に招かれたような心地いいカフェです。オーナーがアメリカ暮らしの中で培った感性から生まれる、クッキーやスコーンは素朴でどこか懐かしい味。長谷ののんびりとした空気のなかで、古都のひとときを過ごしてはいかが?
淡い萌黄色の佇まいに惹かれる隠れ家カフェ

江ノ電長谷駅から徒歩約8分
江ノ電の長谷駅から細い路地を抜け、高徳院へと向かう道からさらに一本裏に入った場所に建つ一軒家の「Third Rock Cafe」。どこか懐かしい雰囲気が漂う街並みにそっと溶け込むような穏やかな外観に、思わず立ち止まってしまうような素敵な佇まいです。
吹き抜けとテラスが織りなす開放感

シンプルなソファ席
店内の一部は吹き抜けになっていて、光がたっぷりと差し込む開放感に満ちています。メイン通りから一本入っただけとは思えないほど静かで、ゆったりとした時間が流れます。クッションのあるソファでくつろげば、まるでセンスの良い友人宅に遊びに来たかのような気分に。

人気のテラス
通りを見渡すようにウッドデッキのテラス席が張り出しています。天気の良い日には、心地いい風を感じながら、自然の中で過ごすような気持ち良さを味わえます。

のんびり過ごしたいカウンター席
木目の美しい杉の一枚板を使ったカウンター席は一人で訪れても、気兼ねなくゆっくりと過ごせる特等席。カウンターの反対側にはキッチンがあり、料理をするオーナーとの会話も自然と弾みます。
アメリカの思い出を詰め込んだ素朴な味わいのスイーツ

焼き菓子は焼きたてが並ぶ
ショーケースには、訪れる人の目を引く手づくりのスイーツが並びます。オーナーが長年過ごしたアメリカでの思い出をヒントに、日本人の味覚に合わせてアレンジしたもの。ガラス製のスイーツスタンドに並ぶクッキーやスコーンは、オーナーの、できるだけ焼きたてを味わってほしいという思いから、大量に作り置きせず、少量ずつ焼き上げては追加していくスタイル。訪れるたびに出来立ての美味しさが味わえます。

季節のケーキ
ケーキは季節ごとにラインナップが変わり、旬のフルーツを組み合わせたチーズケーキが評判です。イチゴやレモンといった季節感をまとい、取材時はブルーベリーとの組み合わせでした。
テラスで抹茶の奥深い味を楽しむ贅沢なティータイム

「アップルキャラメルチーズケーキ」(800円)「抹茶ラテ」(700円) クッキー(各250円)
天気の良い日には、心地よい風が吹き抜けるウッドデッキのテラス席でのティータイムがおすすめです。取材時にオーダーした「アップルキャラメルチーズケーキ」は、甘さを最大限に引き出した煮リンゴが、チーズケーキの程よい酸味と見事に調和していました。和の要素を取り入れた「抹茶ラテ」ともよく合いますよ。

黒蜜を入れて立てていく
「抹茶ラテ」は、オーダーごとに京都宇治産の抹茶を丁寧に立て、黒蜜も加えて立てていきます。きめ細かく泡立った抹茶をミルクに注ぎ、まろやかな口当たりと、抹茶の奥深い旨味が口の中に広がります。

ミルクと抹茶のコントラストが対照的
手作りフォカッチャと特製ソースで楽しむ彩り豊かなランチ

「きのこたっぷりグラタン」(1650円)※季節限定
オーナーが心を込めて作るランチも大きな魅力です。品数が多く、ボリュームがありながらも、全体のバランスも考えられているので散策で疲れた体をしっかり満たしてくれます。期間限定のランチは季節の素材をたっぷり使用したスペシャルメニュー。メイン料理に手づくりのフォカッチャと彩り豊かなサラダが添えられ、ボリューム満点、色合いも素敵です。
旅の余韻に浸る長谷の一軒家カフェ

旅の途中でふと立ち止まり、心をそっと休めるひとときを過ごせる「サードロックカフェ」。ゆったりとした時間が流れるカフェで、古都の旅のひとときを過ごしてくださいね。
Third Rock Cafe
サードロック カフェ
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文:高橋茉弓、写真:依田佳子
Writer
高橋茉弓

おやつの時間を何よりも大切にするライター&カメラマン。波の音とカフェがあればそれで幸せ。
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