
69
2025.11.17
京都・岡崎でちょっと贅沢なお弁当ランチ&庭園ビューを♪「京野菜と炭火料理 庵都」
2025年10月、構成施設群のうち5件が一挙に国宝に指定されたことで注目度が高まっている、琵琶湖と京都を結ぶ近代化遺産「琵琶湖疏水」。京都の岡崎に、この琵琶湖疏水の水を引き込んだ美しい庭園を眺めながら、“福を重ねる” 願いを込めたお弁当ランチがゆったりと味わえる日本料理店があります。スモールラグジュアリーホテル「ふふ 京都」内の「京野菜と炭火料理 庵都(いほと)」で、ちょっと贅沢なランチタイムを楽しみませんか。
琵琶湖疏水沿いにたたずむお宿へ

「ふふ 京都」のアプローチ。ホテルのコンセプトは、「こぼれる光、文化のかほり、佳麗幽雅な京のリゾート」
地下鉄東西線の蹴上駅から徒歩7分ほど、東山の自然景観を借景として造られた国指定の名勝「無鄰菴」の西隣へ。木々が凛と立つアプローチの先に、ホテル「ふふ 京都」の玄関があります。食事は宿泊客でなくても利用OK。フロントで予約済の旨を伝え、ロビーを通って1階奥のレストランへ向かいます。

「京野菜と炭火料理 庵都」の入り口はこちら
小さな福を重ねる「福重膳」

西陣織のランチョンマットでいただく「福重膳」4800円(2日前までに要予約)。この日の献立は、タイとサワラのお造り、出汁巻玉子、カレイの西京焼き、九条ネギとアサリの炒り煮、生湯葉など。名物・庵都汁は、京都ポーク、豆腐、湯葉など具だくさん
伝統を大切にしながも独自の手法を織り込み、五感で味わう繊細な料理を提供する「庵都」。人気のランチは、旬の京野菜や食材を使った小鉢9種、天ぷら、まろやかな味わいに仕上げた「庵都汁(あんとじる)」など「小さな福が重なりますように」との願いを込め、彩りよく散りばめた「福重膳(ふくえぜん)」です。ふっくらつややかに炊き上がった京丹後コシヒカリは、生姜を効かせたオリジナルの肉味噌や、京都のお漬物と相性抜群。

ひとりかふたりで訪れるなら、両側の間仕切で個室感のあるカウンター席がおすすめ。窓の外に広がる庭園とじっくり向き合える特等席

「炭火焼御膳」5800円
ランチにはほかに、季節の串5種、小鉢、定番の庵都汁などが付く「炭火焼御膳」も。目の前に置かれた七輪を使い、自分好みの焼き具合に仕立てられるのが楽しい御膳です。天ぷら御膳、3日前までの予約で会席料理もいただけます。

ゆったりとくつろげるテーブル席も
奥行きのある空間には、すぐそばを流れる琵琶湖疏水にちなんで川の流れをデザインしたガラスや、格子、縁起のよい日本伝統文様のひとつ、木瓜紋 (もっこうもん)などの意匠が。随所に和の趣が感じられ、ホッと落ち着けます。

こちらのカウンター席はおもにディナータイムに使われる

お庭の風情が料理の味わいを引き立ててくれる
琵琶湖疏水の水をたたえるお庭を散策

南側の門の向こうには、京の老舗料亭「瓢亭」がある
おいしい料理で満たされた後はお庭へ。琵琶湖疏水の水を引き込んで構成された日本庭園で、池の水は隣接する無鄰菴から流れ、ふたたび琵琶湖疏水へとかえっていきます。カラフルな錦鯉が悠々と泳ぐ池のまわりをそぞろ歩きながら、小さな滝の音や木の葉をくすぐる風の音を聴いていると、心がほどけてくるようです。

春は桜、夏は緑や百日紅のピンク、秋は紅など四季折々の色彩に富む

池を悠然と泳ぐ錦鯉

宿泊客専用の離れでは、体験プランなどを実施

新しく国宝となった南禅寺水路閣を訪ねたり、琵琶湖疏水のほとりを歩いて、琵琶湖疏水の水を引き込んだ平安神宮や無鄰菴のお庭を眺めたり。「水」を感じる岡崎めぐりのランチタイムにぴったりです。四季の風情と味覚の両方を満喫して、贅沢な時間を過ごしてくださいね。

京野菜と炭火料理 庵都
キョウヤサイトスミビリョウリイホト
ことりっぷ編集部おすすめ
このエリアのホテル
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
文:佐藤理菜子 写真:マツダナオキ
ごはん
の人気記事
の人気記事













































