今も音楽が響く“生きた文化財“「台東区旧東京音楽学校奏楽堂」

東京藝術大学音楽学部の前身・東京音楽学校の校舎として1890年に建てられ、瀧廉太郎や山田耕筰、三浦環といった教科書で見るような偉大な音楽家が活躍した「東京音楽学校奏楽堂」。1987年に台東区が大学から譲り受け、現在の地に移築・復原した施設です。 翌1988年には日本最古の洋式音楽ホールを擁する校舎として、国の重要文化財に指定。現在も演奏会など開かれる現役の施設です。週に3日ほどは建物の見学も可能です。

創建400周年を迎えた上野恩賜公園ゆかりの「寛永寺」

上野恩賜公園の北側に位置する天台宗のお寺「東叡山 寛永寺（かんえいじ）」。実は上野恩賜公園はほぼ全域がこちらの境内だった場所で、現在も公園内には重要文化財の「旧寛永寺五重塔」や「清水観音堂」、東照宮など、さまざまな伽藍が点在します。 江戸幕府の歴代将軍のうち6人が眠る徳川将軍家の菩提寺。3代将軍・徳川家光が創建して400年になるのを記念して奉納された天井絵や観音像も見ることができます。

上野から歩ける重要文化財のクラシカルな洋館「旧岩崎邸庭園」

木造2階建て、地下室つきの洋館。重厚感と細やかな装飾が特徴のジャコビアン様式

東京メトロ湯島駅から徒歩3分の場所にある「旧岩崎邸庭園」。上野恩賜公園の不忍池や、湯島天神が近い立地です。岩崎邸は明治29年（1896年）、三菱グループ創始者である岩崎弥太郎の長男・久彌の個人宅として、和洋折衷式で建てられました。

らせん階段を上がった2階に3室並ぶ婦人部屋。どの部屋もパステルカラーが基調の可愛らしい内装が特徴

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いかがでしたか？ 今回は、ことりっぷWEB＆アプリで会員のみなさんに投稿いただいたものや、過去に「ことりっぷweb」で紹介したものの中から、建築や歴史、紅葉を楽しめる上野エリアのスポットをまとめてご紹介しました。情報はそれぞれの公開時点のものですので、事前に確認しておでかけくださいね。