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2026.01.04
鎌倉の長谷エリアで2026年の新春さんぽ♪美しい大仏様の拝観と縁起そば、花寺での写経も
新しい年を迎え、清々しい気持ちで出かける初詣。長谷の象徴ともいえる大仏様で知られる高徳院と四季の花が境内を彩る長谷寺をめぐり、心も体もふわりと軽くなる新春さんぽをご紹介します。古都の面影が残る長谷の小道をのんびり歩きながら、日本の伝統や自然のぬくもりに触れるひとときを過ごしてみませんか。
おだやかな年を願う「高徳院」の国宝大仏様とのご対面
趣あるお屋敷「鎌倉 北橋」で縁起を担ぐお蕎麦のお昼ごはん
伝統芸能に触れる「能舞台茶寮 神楽」で一服
花の寺「長谷寺」で見つける良縁地蔵にほっこり
縁側でまどろむ古民家カフェ「paso by 27 COFFEE ROASTERS」
おだやかな年を願う「高徳院」の国宝大仏様とのご対面

高徳院の山門「仁王門」
長い歴史のある高徳院には、「鎌倉の大仏様」として親しまれる国宝の銅造阿弥陀如来坐像が静かに佇みます。仁王門をくぐった瞬間、その堂々とした姿が視界に広がり、思わず足が止まります。

広い境内に鎮座する大仏様・阿弥陀如来坐像
建立がはじまったのは1252年ごろと伝えられています。完成当時は大仏殿の中にあり、その後、天災によって大仏殿が倒壊し、今のような空の下に鎮座する露坐(ろざ)の大仏様になったのだそう。高さはなんと11mにもおよび、すっと整ったお顔立ちの美しさでも知られています。その姿は、多くの和歌や短歌、小説の一場面などにも描かれ、古くから人々を魅了し続けてきました。

美しいお姿
見上げていると、おだやかな表情に心が洗われ、新たな一年を清々しい気持ちで始められるような気がします。手を合わせ、静かに大仏様の美しさに見入るひとときは、特別な時間です。
大仏様の中へ。胎内拝観で感じる歴史の重み

「胎内拝観」入口(拝観料50円)
参拝の楽しみの一つに、大仏様の体内に入る「胎内拝観」があります。大仏様の横にある入口から銅像の内部を見学できます。普段、外から眺めている威厳あるお姿とはまた違った、歴史と重みを感じる貴重な体験です。

御朱印(300円)
高徳院の御朱印は、力強い墨書きと朱色の印が格調高く、新年の初詣の証として大切にしたいものです。また、新しい一年の幸せを願い、自分だけのお守りを見つけるのも楽しい時間。華やかなちりめんで手作りした「新願成就守り」には、小さな大仏様が入っています。良い運気が続きますようにと願をかけて。

「新願成就守り」(各500円)
高徳院
コウトクイン
趣あるお屋敷「鎌倉 北橋」で縁起を担ぐお蕎麦のお昼ごはん

広々とした庭のある屋敷
お参りで心を満たした後は、高徳院から歩いて5分ほどの「鎌倉 北橋」で少し早めのお蕎麦のランチはいかがでしょうか。鎌倉市の文化財にも指定されている旧加賀谷邸を店舗としていて、日本情緒あふれる玄関の脇には洋館が隣接しています。

前菜盛り合わせ・蕎麦・甘味「昼懐石さくら」(2800円)
お蕎麦は、玄蕎麦(殻付きの蕎麦の実)を栽培農家さんから直接仕入れ、殻をむく作業から自家製粉、蕎麦打ちまで、すべての工程を店内で丁寧にこなします。年の始まりに、細く長くという縁起を担ぐお蕎麦をゆったりと味わって。

風情ある空間でいただくお蕎麦は格別
「鎌倉 北橋」の記事はこちら
鎌倉 北橋
カマクラ キタハシ
伝統芸能に触れる「能舞台茶寮 神楽」で一服

「お抹茶 季節の和菓子付き 」(1200円)
美味しいお蕎麦をいただいた後は、長谷の小道を散策しながら「能舞台茶寮 神楽」へ。「鎌倉能舞台」に併設した唯一無二の和カフェです。能舞台は本舞台と橋掛かり、鏡の間から構成され、舞台後方の鏡板には老松が描かれています。この伝統的な舞台を眺めながらいただく一服の抹茶は、まるで時が止まったかのよう。

般若(左)と小面(右)の「能面ラテ(小菓子付き)」(1000円)
ラテアートもユニークで、能楽で使われる般若や、若くて可憐な女性を表現する小面(こおもて)といった能面をかたどっています。日本の伝統文化とモダンなカフェ文化が同時に堪能できますよ。

テラス席
「能舞台茶寮 神楽」の記事はこちら
能舞台茶寮 神楽
ノウブタイサリョウ カグラ
花の寺「長谷寺」で見つける良縁地蔵にほっこり

提灯のかかる山門
長谷エリアのもう一つの見どころが、大きな赤い提灯が山門にかかる「長谷寺」です。十一面観世音菩薩像がご本尊として安置され、その高さは9.18mにも及び、木彫仏としては日本最大級の大きさです。荘厳な観音様を参拝し、新しい年への感謝と願いを伝えましょう。

本堂へ続く石段付近で微笑む良縁地蔵
長谷寺は一年中、季節の花が咲き誇る「花の寺」としても知られ、冬でも可憐な花々が参拝客の目を楽しませてくれます。広い境内でぜひ探したいのが良縁地蔵。愛らしいお地蔵様が、境内の3か所にひっそりと佇みます。

目標をクリアできますようにと願をかける「クリア守り」(1000円)
お守りは種類豊富で愛らしいものもたくさんあります。和み地蔵をあしらったものや、言葉の力にあやかったユニークなものも。いちごの形をした「願叶守」は「十分よい御利益に恵まれますように」という祈りが込められ、「すいか守」はスイスイと開運するという、聞いているだけで笑顔になるようなお守り。ぜひ良縁と福を授かってくださいね。

「願叶守」(700円)「すいか守」(800円)
静かな書院で心が穏やかに整っていく写経

書院の中の写経会場※写経受付9:00~13:00
枯山水の庭が見事な書院では、写経ができます。墨をすり、90分かけて書く本格的なコースや、初めてでも30分程度でできる筆ペンで書くコースが用意され、新しい年の始まりに、心を静め自分自身と向き合う貴重な時間を持つことができます。

写経用紙(1200円)般若心経、延命十句観音経、写仏から選択
まず初めに阿弥陀様にご挨拶をしてから写経を始めます。用紙にはお手本が薄く印刷されているので、それを筆ペンで丁寧になぞります。文字を一心になぞる行為はそれ自体が瞑想のようで、日常の喧騒を忘れさせてくれます。

三方に奉納
すべてを書き終えたら、最後に自分の願い事と住所、氏名を記し、三方(さんぽう)に納めます。納められた写経は翌日に観音堂へと運ばれ、その後は経堂で大切に保管されるのだそう。写経を通して自分の心を見つめ、願いを込めて奉納する体験は、一年のはじまりにふさわしい特別な時間です。
長谷寺
ハセデラ
縁側でまどろむ古民家カフェ「paso by 27 COFFEE ROASTERS」

江ノ電長谷駅から徒歩約5分
最後は古民家カフェでほっと一息つきましょう。由比ガ浜の海のそば、小道の入りくんだエリアにある「paso by 27 COFFEE ROASTERS(パソ バイ 27 コーヒー ロースターズ)」は、築60年ほどの古民家を改築した、居心地のいいカフェです。

「自家製レモネード」(700円)「チーズケーキ」(650円)
オーナーがホンジュラスの農園に直接出向き、現地でカッピングをして買い付けるスペシャルティコーヒーがいただけます。その中から3種類ほどが日替わりで登場します。 また、カルダモンの香る自家製のレモネードやレモンスカッシュもおすすめです。天気の良い日には、縁側の日向ぼっこが心地よく、ゆったりとした時間の流れを感じられます。

日当たりのいい縁側
「paso by 27 COFFEE ROASTERS」の記事はこちら
paso by 27 COFFEE ROASTERS
パソ バイ 27 コーヒー ロースターズ
古都の趣に触れる鎌倉・長谷の新春

長谷寺見晴台からの眺め
見どころが多く、豊かな自然に恵まれた長谷エリアは、何度訪れても新しい発見があります。新春の古都の空気に触れて、心豊かな一年を迎えてくださいね。
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文:高橋茉弓、写真:高橋茉弓、依田佳子
Writer
高橋茉弓

おやつの時間を何よりも大切にするライター&カメラマン。波の音とカフェがあればそれで幸せ。
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