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2026.02.02
70年以上変わらない味や創作スパも。名古屋の味・あんかけスパの歴史を受け継ぐ「あんかけスパゲッティコモ」
名古屋めしとして人気を集めている「あんかけスパゲッティ」。もちもちの太麺、スパイシーで野菜や肉の旨味が詰まったソース、玉子やソーセージなど独特のトッピングなどの共通する特徴がありますが、各店に味の個性があり実に多彩です。もともとは戦後に喫茶店で誕生したのがはじまりという名古屋のあんかけスパ。今回はそのルーツの味を受け継ぐお店のひとつを訪ねました。
創業70年になるあんかけスパの名店の味を受け継いで
お店があるのは丸栄スカイルの9階
「あんかけスパゲッティコモ」は、1956年に名古屋・栄で創業したあんかけスパゲッティ専門店。かつて栄にあったバーやレストランなどがひしめく「松竹小路」の一角にお店がありましたが、現在はその場所に建ったビルの中に店を構えています。現在6代目として店を切り盛りするのは、先代から味を引き継いだ川人祐太さん。レシピというものはなかったので、約1年ほど先代シェフと一緒に調理しながら分量を確かめ、その味を再現することができるようになったのだそう。
創業当時のお店の風景
あんかけスパゲッティの特徴をおさらい
現在、名古屋には「コモ」をはじめとする、あんかけスパゲッティ草創期の頃に生まれたお店が今もその味を守っていますが、その一番の特徴が野菜や肉の旨味が詰まった、スパイスシーなソース。コモのソースも、とろりとしていて肉や野菜の旨味が詰まっていて、胡椒のスパイシーさも程よく感じます。トマトソースでもミートソースでもない、名古屋で生まれた独自のソースと言えます。
麺を温める意味もある油通し
一番人気&看板メニューはスパイシーな「シガツ」
「シガツ」(950円)。普通でもかなりの麺の量です
お店にはあんかけスパゲティのバリエーションを含め、20種類以上のメニューがあり、さらに10種類ほどのトッピングも選べるようになっています。麺の量は基本が450gですが、少なめ(220g)や中盛り(650g)や大盛り(900g)にすることもできるので、お腹の具合に合わせて調整することが可能です。 一番人気は、カレー風味に仕上げた「シガツ」。4代目シェフがお客さんのリクエストで考案したメニューなのだそう。ピーマンや玉ねぎ、赤ウィンナー、卵などの具材と一緒に麺をカレー炒めにしたあんかけスパゲティで、カレーの風味とあんかけソースでパンチのある味わいに仕上がっています。
創業当時から変わらない味から最新作までいろいろ
「ミラネーゼ」(850円)
お店には創業時から変わらない味のメニューも。その中のひとつが「ミラネーゼ」。ボロソーセージと呼ばれる昔ながらの厚切りソーセージをのせただけのシンプルなあんかけスパゲティですが、不動の定番となっています。ほかにもケチャップ炒めのスパゲティ「イタリアン」などが創業時から続くメニューとして残っています。
「クリームスパ」(1100円)
新店舗もオープン。懐かしい味をこれからも大切に
店長の川人さん
店長の川人さんの父親がもともと「あんかけスパゲッティ コモ」の常連で、閉店してしまうのを惜しみ、川人さんに相談したのだそう。そこから川人さんは、はじめてコモのあんかけスパを食べ、その美味しさに感動し店を受け継ぐ決心をしたといいます。さらに、この味をもっと広めたいと、新店舗を同じ名古屋市内、池下駅近くにオープンさせました。 名古屋のご当地グルメとして、多くの人に愛されているあんかけスパゲティ。「コモ」でその味を体験すれば、代々受け継がれた味ルーツを次の世代へと広めようとしている思いにきっと共感できるはず。「あんかけスパゲッティ」を食べたことがある人もそうでない人も、ぜひ足を運んでみてほしいお店です。
あんかけスパゲッティ コモ
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