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2013.09.06
作り手の想いがこもった器や生活雑貨に出会えるお店「黄色い鳥器店」
壁一面の窓から穏やかな光が差し込む居心地のよい店内には、店主が自分の足で探したほかにはないもの、素敵なものが並びます。
キッチンとカウンターがある器店

国立駅を出て、線路沿いをのんびり歩いて3分ほど。建物の外階段をあがった2階に、器と雑貨のお店「黄色い鳥器店」はあります。 心地よい風が吹き抜け、静かに陽の光が差し込む店内には、器、キッチン道具、かごなどの生活雑貨たちが心地よさそうに並んでいます。 店主の高橋さんがお茶を入れるキッチンや、「こんなところで食事ができたら気持ちがいいだろうな」と思わせる窓際のカウンター席が、ゆるやかな雰囲気を作り出しています。

お店にあるのは愛情込めて作られた品々

「世の中には、あまり知られていないけれど、いいもの・素敵なものを作っている人がたくさんいます。その人たちの作ったものを扱いたくて」と店主の高橋さん。そのためお店には、各地の工房をめぐり歩いたり、知人に紹介してもらってたずねていったりと、高橋さんが自分の足で探し、自分の目で見ていいなと思ったものだけが置いてあります。 そのうちの1つ、美しい青色が印象的な「鳩ぽっぽシリーズ」(2520円~)に心ひかれました。こちらは長野で作られている歴史ある工芸品なのだとか。 高橋さんから、ものが作られた背景や作り手さんのお話を聞いていると、目の前のものがますます愛おしくなりました。
作家さんの個展や、器やかごの催し物も人気

こちらではだいたい1.5~2カ月に1回の割合で、作家さんの個展や、器やかごだけを集めた催し物などを行っています。「作家さんがどんな方で、ほかにどんなものを作っているのかを紹介したい」との考えから始めたそうです。 ただものを売るだけでなく、お店に来てくれた人と作家さんをつなぐ場所であれたら。高橋さんの静かながら熱い想いが感じられるお店です。

黄色い鳥器店
きいろいとりうつわてん
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佐藤可奈子
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