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2013.10.07
背筋が伸びるような空気感が心地よいカフェ coromo-cya-ya(コロモチャヤ)
料理と洋服、2つを大切にしたお店が2013年3月にオープンしました。 ひと手間もふた手間もかけられた料理から、オーナーの細やかな心遣いを感じられるお店です。
古いビルの2階にオープンしたカフェ&洋服屋
吉祥寺駅からわずか2分。古いビルの階段をトントンとあがり2階にある木製のドアを開けると、おだやかながらも凛とした雰囲気を感じるカフェにたどりつきます。こちらが2013年3月にオープンした、洋服屋を併設したカフェ「coromo-cya-ya(コロモチャヤ)」です。 もともと洋服ブランドのデザイナーだったオーナーの中臣さんは、除々に料理に対する思い入れも強まっていきました。「素材のよさを生かし、きちんと手をかけて作るという点では、洋服も料理も同じだと思えました。両方大切にしたかったんです」と中臣さん。その結果、カフェと洋服というスタイルができあがりました。
優しいピューレのグラタンでお腹も心もほっこり
食事はグラタンのset1000円(ランチ)とお肉料理のset1200円(ランチ)の2種類。それぞれ季節の野菜を使った前菜3品とパンが付きます。 この日いただいたのはグラタンのset。真っ白な大きなお皿にたっぷりと盛られた野菜は、ひと目でその新鮮さがわかります。それもそのはず、野菜は武蔵小金井市で育てられ、その日の朝に収穫されたものを中心に使っているそうです。メインのグラタンは、ジャガイモのピューレに季節野菜のナスとトマトを合わせ、味のしっかりしたグリエールチーズとイタリアの定番チーズ・グラナパダーノをのせて焼き上げています。ホワイトソースを使わずにピューレの優しい味を生かしたグラタンは、軽い口当たりでペロリと食べられてしまいます。 ホカホカのパンにオリーブオイルが添えられていたり、グラタンを乗せたお皿が温められていたりと、細部にわたるさりげない心遣いにほっこりとした気持ちになりました。
ひと手間かけてさらに美味しく
食事のあとは、ソテーしたリンゴをのせて焼き上げた「りんごのタルト」700円と、名前が素敵なカモミールベースのブレンドハーブティ「太陽の贈り物」780円でホッと一息。 スタンダードな料理を、ひと手間、ふた手間かけることでさらに美味しく食べてもらいたい。そんな心意気が伝わってくるカフェです。
coromo-cya-ya
コロモチャヤ
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