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2014.04.25
世界中で愛されている「ムーミン」の童話♪ 作者のトーベ・ヤンソン生誕100年を記念した原画展が開催
子どもだけでなく、大人にも多くのファンを持つムーミンの物語。今年は作者のトーベ・ヤンソンの生誕100年にあたり、それを記念して「MOOMIN! ムーミン展」が松屋銀座8階イベントスクエアで始まりました。 [開催期間]2014年4月16日~5月6日 [時間]10:00~20:00(最終日は~17:00)、最終入場は閉場の30分前まで [入場料]一般1000円
多彩な才能をもった作者

ムーミンの生みの親トーベ・ヤンソン ©Moomin Characters™
作者のトーベ・ヤンソンは、フィンランドの首都ヘルシンキに彫刻家の父と挿絵画家の母のもとに生まれました。 早くも15歳で挿絵画家としてデビュー。 1945年31歳の時にムーミン童話の第1作目となる『小さなトロールと大きな洪水』を出版しました。 それからからおよそ26年間にムーミンの9つの作品を世に送り出しました。 挿絵だけでなく物語もすべてトーベの手によるものです。

『ムーミン谷の冬』表紙絵 習作 1956~1957年 ©Moomin Characters™ Tampere Art Museum Moominvalley
過去最大規模のムーミン展

オープニングにはムーミンたちの声を担当した声優さんたちも駆けつけました
「MOOMIN! ムーミン展」では、フィンランドのタンペレ市立美術館・ムーミン谷博物館が所蔵するムーミンの原画や習作など約200点を展示、そのうちの約150点は日本初公開です。 松屋銀座を皮切りに、約1年かけて国内9会場を巡回します。

ムーミンの世界へようこそ! ©Moomin Characters™ Tampere Art Museum Moominvalley
展示作品を見てみましょう

『ムーミン谷の彗星』挿絵 1968年 ©Moomin Characters™ Tampere Art Museum Moominvalley
展示は「ムーミン谷の四季」「ムーミン谷の風景」「ふしぎな生きものたち」「自然のちから」の4つのテーマに沿って構成されています。 意外にも水彩画は少なく、紙に黒いインクで描いた作品が多いのが印象的。丹念に描き込まれた一筆一筆にトーベの息遣いが感じられるようです。 また、物語のシーンに合わせて描かれたスケッチとメモは、ムーミンファン必見の展示です。

『楽しいムーミン一家』挿絵 ©Moomin Characters™ Tampere Art Museum Moominvalley

『ムーミン谷の冬』スケッチ 1957年 ©Moomin Characters™ Tampere Art Museum Moominvalley
ムーミン谷を再現したジオラマに注目

カラフルに色づけされたジオラマ ©Moomin Characters™ Tampere Art Museum Moominvalley
展示の最後にはムーミン谷のジオラマがあります。 人形を制作した谷口千代さんは、「ムーミン」の物語に魅せられ、原作をもとに制作をしてトーベ本人に誕生日のプレゼントとして贈った方で、展示のものはこの「MOOMIN! ムーミン展」のために新たに制作したものです。 名場面が散りばめられているので、じっくり見てくださいね。 (ジオラマ制作:小長井直樹)
かわいいグッズがいろいろ

マグカップ ©Moomin Characters™
会場を出たところにはムーミンショップがオープン。書籍をはじめ生誕100年記念グッズや展覧会限定品、松屋限定品、ムーミン谷博物館オリジナルグッズなど、約1500種のムーミングッズを販売しています。

かわいいグッズがいろいろ ©Moomin Characters™
MOOMIN!ムーミン展
03-3567-1211
松屋銀座大代表
http://www.matsuya.com/moomin
※今後、全国を巡回予定。詳細はHPをご覧ください。
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