花街文化が感じられるノスタルジックな和カフェ

料亭が軒を連ね、花街文化が今に残る赤坂の一角。通りから細い階段を上がる福吉坂の途中に、「あかりまど」はあります。趣のあるエントランスは、もとの料亭の面影を残した純和風の佇まいで、都心のビル街にいることをすっかり忘れてしまいそう。 引き戸の扉を開けて中に入ると、料亭時代の間取りをいかしてリノベーションした店内はレトロな雰囲気たっぷり。料亭で使われていたちゃぶ台に足を付けて丸テーブルにリメイクしたり、純和風の天井にシャンデリアが付けられていたりと、和洋折衷なインテリアがとってもユニークです。アンティークソファで寛いでいると、時代を遡ってタイムスリップしたような気分になります。

女性パティシエの感性が光る創作和スイーツ｢浮島ドルチェ｣

「あかりまど」は、インテリア同様、和洋折衷をコンセプトにした創作和スイーツが評判です。ショーケースに並ぶ約30種類のスイーツは、女性パティシエが店内で毎日手作りしています。中でも人気なのが、オリジナルの｢浮島ドルチェ｣です。 和菓子の定番である浮島（蒸したスポンジケーキみたいな和菓子）をアレンジした創作スイーツで、浮島の生地を使った｢浮島ショート｣(450円)や、ほうじ茶のクリームと浮島生地をサンドした｢浮島ティラミス｣(450円)など、季節ごとに4～5種類を提供しています。店内ではドリンクとセットで800円でいただくことができます。 また、メイン写真の、マカロンに黒糖やさんしょうなど和のテイストを取り入れた｢和カロン（1つ200円）」も、かわいらしくおみやげに喜ばれそうです。 スイーツのほかにも、ランチタイムには、日替わりメニュー(ドリンク付きで1000円）が6種類から選べますよ。

店内奥にある秘密のお茶室

お店の奥には個室があり、さらに一番奥の引き戸を開けると、なんと料亭時代に使われていた畳敷きの茶室があります。実はこの部屋、かつて有名政治家の方々が密談に利用していた部屋なのだとか。予約すれば無料で利用できるので、ここでお茶会を開いてみるのもいいかも。一風変わったシチュエーションに、皆のテンションが上がりそうですね。