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2014.05.30
「幻想の森」で癒され、「トラットリアノンノ」で体の中から元気に
木漏れ日の緑のシャワーを浴びながら巨木が佇む「幻想の森」を散策し、「TRATTORIA NONNO(トラットリアノンノ)」の滋味あふれるイタリアンをゆっくり味わうスペシャルな一日。
太古の森「幻想の森」で癒しの時間を過ごす

樹齢1000年超の巨木群「幻想の森」へは、最上峡の山中、林道を車で約15分で到着する
豪雪地帯で知られる山形県最上地方。厳しい自然は人の介入を拒み壮大な森を育みました。中でも松尾芭蕉の「五月雨を あつめて早し 最上川」の名句で有名な最上峡の左岸に広がる幻想の森は、巨大な土湯杉の奇形木が群生する緑の異空間です。聞こえるのは梢を渡る風と小鳥のさえずり。幹周り15mを超える老木は根本から何本もの幹に分かれる独特の形で、見る者の想像をかき立てます。 木漏れ日の中をゆっくり散策し、木々との対話を楽しみながら、癒しの時間を過ごしてみませんか。 ○幻想の森(げんそうの森) [所]戸沢村古口 [TEL]0233-72-2110(戸沢村観光物産協会)
大地の恵みをお洒落なイタリアンで

森の息吹にエネルギーをもらったら、大地の恵みいっぱいのイタリアンを味わいにTORATTORIA NONNNOでランチタイム。 国道47号からちょっと入った場所に建つ一軒家レストラン。窓の外にはのどかな畑や烏骨鶏が遊ぶ微笑ましい風景が広がります。店名はイタリア語の”おじいちゃん”に由来。オーナーシェフの佐藤伸也さんは、子どもの頃からこの場所で畑を耕すおじいちゃんの姿を見て育ちました。今も自家栽培の野菜やフレッシュハーブが大活躍。トマトは8種類、ハーブは20種類という充実ぶりで、その味わいは濃くたくましく、皿の上であふれんばかりの生命観を発散させています。

畑直の野菜を使って佐藤シェフが腕を振るう

窓の外には放し飼いの烏骨鶏が遊ぶ
最上エリアの美味を食べつくす

Bランチとドルチェの盛り合わせ1700円+500円。今日のメインは採れたてナスと金山産豚のベーコンのパスタ
TORATTORIA NONNNOの魅力は自家栽培の新鮮野菜だけではありません。金山町のアユやイワナ、米とホエーで飼育した金山産豚を使ったベーコンやハム、山菜やキノコをはじめとする季節の山の幸など、最上エリアの美味が満載。さらには、この地域に伝わる30種類以上の伝承野菜も積極的に取り入れています。素材を生かした佐藤シェフのイタリアンは色彩豊かで、あしらいもとってもお洒落。 ランチの前菜とパスタは、4種類の中から選べます。前菜の馬肉のカルパッチョは新庄に伝わるおもてなし料理をアレンジした人気の定番メニューです。ランチにプラス500円で頂けるドルチェの盛り合わせもおすすめ。最上地方の地場野菜や放し飼いの烏骨鶏の卵を使った、機知に富んだスイーツは食事の印象をいっそう鮮やかにしてくれます。

TORATTORIA NONNO
トラットリアノンノ
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横橋美奈子
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