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2016.08.10
激戦区・下北沢で話題。ダシとスパイスが凝縮したひと皿がいただける隠れ家カレー店「アンジャリ」
※こちらの記事は2016年8月10日に公開されたものです 東京・下北沢の商店街から少し外れた細い路地に、ひっそりと店をかまえる「ANJALI(アンジャリ)」。カレーフェスなども開かれ、カレーを提供する店が多い下北沢で、異色の存在感を放ちながらじわじわとファンを増やしているカレー店です。ひと口食べれば体が喜ぶ、スパイスのパワーあふれるカレーの魅力に迫ってみました。
独自のスパイス使いと和の感性が絶妙にマッチ

気さくな笑顔で迎えてくれる店主の市原さん
店主の市原さんが作るカレーは、キリッとスパイスの主張がありながらも、油少なめでさらりと食べられるやさしい味わい。 スパイスは独自のアイデアで調合し、使う素材や味のイメージに合わせて自由自在に操ります。さらに和食の要素を取り入れて、インドではあまり意識されない「旨み」もプラス。 エビの頭や鶏ガラでとったダシを、カレーの種類に合わせて使い分け、奥深さを作り出しています。
具も味付けも多彩な南インドの定食スタイル

スパイスやハーブを駆使した季節の野菜の付け合わせもカレーにぴったり
おすすめメニューは「カレー2種セット」(1200〜1300円)で、5種類のカレーの中から選べます。これに、ほんのりスパイスが香るごはんと、3種類の野菜の付け合わせ、パパド(インドのせんべいのようなもの)が付いて、南インドで定番の定食スタイルが完成です。

豆カレーのサンバル(手前)とチキンカレー(奥)
カレーと言えば「ナン」を連想する人も多いかもしれませんが、南インドはごはんが主食なのだそう。 カレーのレパートリーも豊富で、チキンカレーやエビカレー、旬の野菜や豆のカレー、時にはキーマカレーが登場することも。店主の気分で毎日変わるそうなので、何度行ってもどれにしようか迷ってしまいます。
食後はチャイやデザートでほっとひと息

スパイスが効いたチャイと、濃厚な味わいで口どけのよいクルフィ
カレーと一緒にぜひ注文したいのが、自家製の「チャイ」(単品450円。ランチタイムは食事とセットで100円)。スパイスを丁寧に煮出して作られるチャイは香り高く、幸せな甘みが口いっぱいに広がります。 常時2種類あるインドのアイスクリーム「クルフィ」(350円)も、カレーでホットになった体をひんやりクールダウンさせてくれます。ヨーグルトなどのインドらしいフレーバーがあるかと思えば、ほうじ茶などの和テイストのものもあり、こちらも時期によって変わるのだそう。
カフェのようにゆったりとくつろいで

店名の「アンジャリ」はインドの古い言葉であるサンスクリット語で「合掌」の意味
店はにぎやかな商店街から外れた場所にあるので、喧騒を逃れてじっくりとカレーを味わえるのも「アンジャリ」の魅力です。緑が多い店内はところどころにオリエンタルな小物が置かれ、下北沢らしいおしゃれで個性的な雰囲気。これに、たちこめるスパイスの香りも手伝って、どこかの異国に来たようなゆったりとした時の流れを感じます。

カレーをおつまみに、クラフトビールやオーガニックワインを楽しむのもよさそう
居心地のよい空間でスパイスの魅力に浸れる「アンジャリ」で、心と体にたっぷりと元気をチャージしましょう。

ANJALI
アンジャリ
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