
65
2014.08.28
アートアクアリウムの幻想空間へようこそ
※こちらの記事は2014年8月28日に公開されたものです。 ここ数年、毎年話題となっている「アートアクアリウム」。 アートアクアリウムとは、和をモチーフとした水中世界(アクアリウム)に、LEDでのライティングやプロジェクションマッピングなど、最新の演出技術を施した新感覚の水中アート展覧会です。 美しく幻想的な世界に浸りに、東京・日本橋へ行ってきました。
雪洞は異空間の入口です

会場を入ると最初に目の前に広がるのが、カラフルな『ボンボリウム』。江戸時代の雪洞をイメージしたアクアリウムで、このひとつひとつの水槽の中に金魚が泳いでいます。 作品の足元に敷き詰められた白い石にも光が当たり、まさに異空間そのもの。あっという間に現実世界を忘れて、夢の空間へ誘われます。
金魚本来の美しさを眺めましょう

金魚は昔は上から眺めるものでした。 今は透明な水槽があるので、横から眺めるのが当たり前になっていますが、今でも金魚の品評会は上から審査するそうです。 水面が波立たないこの水槽では、金魚の美しい尾びれの広がりを存分に鑑賞できます。 また横から見ることで、その美しさを感じられるのがこちらの作品。 ぼんぼりの側面に和のテキスタイルが貼られており、その中を泳ぐ金魚のシルエットが情緒的に浮かび上がります。

圧倒的な存在感で咲き誇る展覧会の華

展覧会の最大の目玉はこちら『大奥』。 金魚を愛でる文化が広まった江戸時代の、徳川幕府・大奥で、女性が美を競い合っているイメージで作られているそうです。 めくるめく変わるライティングと、スモークでやや霞んだ空気感。流れ出る水の中にゆらめく金魚・・・という壮大なスケールの作品は、まさにこの展覧会の華となっています。
お酒をたしなみながらゆるりと鑑賞

会場内にはほかにもさまざまな水槽が並びます。 表面に凹凸のついた水槽では、中の金魚が大きく見えたり小さく見えたり。思わず顔をギリギリまで近づけて見入ってしまいます。 またもうひとつの注目は、19時から始まるナイトアクアリウム。 アルコール片手に昼間とはまた違った演出の中、ちょっと喧騒が落ち着いた中で会場をめぐることができます。 会場おすすめの日本酒『獺祭(だっさい)』はグラスに入っておしゃれな感じに。そのほかにも限定のオリジナルカクテルなどが揃っているので、仕事帰りに寄ってみるのも楽しいですね。

最後はおみやげのチェックもぜひ

会場の出入口には金魚グッズが揃うお店があります。 紙風船やジョウロなど、昔ながらの金魚のおもちゃはもちろん、金魚の人形、金魚柄の手ぬぐいや扇子など、店内はまさに金魚づくし。 これから続く残暑にピッタリの夏グッズも数多く揃います。 非日常の空間を堪能しに、アートアクアリウムへ出かけてみませんか? 金魚の新たな魅力に気づくことができますよ。

アートアクアリウム 2014 〜江戸・金魚の涼〜 &ナイトアクアリウム
http://h-i-d.co.jp/art/
開催期間:2014年7月11日(金)~9月23日(火・祝)
会場:COREDO室町 日本橋三井ホール
料金:一般 1000円/子供(小学生 以下)600円/3歳以下 無料
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
もりことり
の人気記事












































