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2014.09.18
山ブドウワインにチーズ、ガレット。蒜山高原の“おいしい”を「ひるぜんワイナリー」でいただきます♪
岡山県北に広がる蒜山(ひるぜん)高原。珍しい山ブドウのワインや、ジャージー牛乳のチーズ、そば粉のガレットなど、高原の恵みが味わえる「ひるぜんワイナリー」のカフェにおじゃましました。
自社で一から造る山ブドウのワイン

蒜山ICからひるぜんワイナリーまで、車で7分ほど。途中、牧草地でジャージー牛たちがのんびりと草をはむ、牧歌的な光景に出会えます。 ひるぜんワイナリーに併設されたカフェでぜひともオーダーしたいのが、山ブドウ100%のワイン。グラスに注がれた「オーク樽熟成 山葡萄・赤」は、うっとりするほど深いルビー色をたたえています。口に含むと、一般のワインに比べて酸味が強く、野趣あふれる味わい。ハッとするほど個性的な飲み口にはまりそうです。 ドライバーさんには、ノンアルコールワイン「妖精たちの宴」がおすすめです。じつは、山ブドウの鮮烈な味がストレートに伝わってくるのは、ワインよりもこちら。いずれもグラスワインにチーズが付く「ワイン&チーズトレイ」として、ワンコイン(500円)でいただけるのがうれしい限り。

10月上旬の収穫が近い山ブドウ。畑の脇から見学OK
チーズは数種類のなかから好みをチョイスでき、赤ワインには、地元の酪農家が作ったスティルトン(ブルーチーズ)が一押しです。コクがあり、青カビ特有の刺激が控えめで、このタイプが苦手な人にも試してもらいたい食べやすさ。同じ土地で生まれたワインとチーズだけに、互いをおいしく引き立て合っています。 これらのワインは山ブドウの栽培から醸造まで、すべて自社で手がけたもの。ワイナリーに隣接する畑では、黒みを帯びた小粒の実がたわわに垂れ下がり、1カ月後の収穫を待ちわびているようです。ワイナリーでは蒸留器や瓶詰めラインが見学できますよ。
ローカル食材が盛りだくさんのランチメニュー

高原ガレット+サラダ+スープ1080円
続いて、ワインに合わせて考案された2種類のランチメニューをご紹介しましょう。「高原ガレット」は地元で栽培が盛んなそばを使い、外はカリッ、中はモチッと生地を焼き上げています。ジャージー牛のハムやチーズ、地鶏の半熟卵をのせ、これぞまさしくご当地ガレット。 もう1つの「季節のランチボックス」は7種類ほどの惣菜と2種類のパンがセット。2014年秋には鶏煮込みプロヴァンス風、秋ナスとプチトマトのマリネなどが彩りよくボックスに盛り込まれます。イートインだけでなく、テイクアウトが可能で、ここからほど近い白樺林でピクニックを楽しむのもいいですね。

季節のランチボックス+スープ1080円(12~3月を除く)
満ち足りたカフェでの時間。ラストはおみやげ選び

休日の食事はゆっくりと時間をかけて楽しみたいもの。天井を高くとった店内は開放感があり、テーブル席やソファ席がほどよく並びます。テラスには、目の前に美しい山々が横たわるとっておきの席も。高原を吹き抜ける心地よい風を感じながら、誰もがくつろぎのひとときを過ごせるはずです。

食事のあとはおみやげをチェック。山ブドウのワインやジュース、コンフィチュールがそろう一角で「百年のお酢蜜」(1512円)なるものを発見しました。 これは一体…? 「山ブドウ果汁に米酢と天然シロップをブレンドしました。牛乳で割ると、『飲むヨーグルト』になりますよ」とスタッフの方。 自宅に帰っても、蒜山高原の“おいしい”にどっぷり浸れそうですね。

ひるぜんワイナリー
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小野 泰子
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