美観地区の近くに見つけたリゾート

入口のシュロの木がリゾートっぽい雰囲気

白壁の町で知られる倉敷美観地区から車で5分ほど。小町トンネルに続く幹線道路沿いに、目指す「Sunny Side Cafe」はあります。 2014年6月にオープンした複合施設「Sunny Side Terrace（サニーサイドテラス）」内にあり、目印は箱型でベージュ色の建物。海上輸送用のコンテナを再利用したもので、シュロの木が揺れるエントランスから中へ入ると、そこはまるでハワイのビーチハウスのよう。海好きのオーナーが、街中にいながら外国の海辺にいるような開放感が味わえる場所があれば、との思いでつくったのだそうです。

流れる時間のゆるさが心地いい

施設の真ん中に広がるテラス席

施設のゲートを一歩中に入るとまず驚くのが、ここだけ別世界のような空気感。交通量の多い道沿いにありながら、それすら忘れさせるゆったりした時間が流れているのを感じます。 カフェでは、大きな窓から光が差し込む店内に、サーフボードやハワイの風景を描いたアート作品、イラストなどが飾られ、ハワイアンやボサノバなどのBGMが流れて一日じゅうリラックスムード。屋外には緑に囲まれたテラス席があります。訪れたときは、ここで遅いランチを楽しむ人の姿も見られました。テラスはもちろん、店内からも目に入る庭の緑が心地よく、ここで長い時間を過ごす人が多いというのもうなずけます。ちなみに、テラス席は犬連れもOKだそうですよ。

明るく開放的な店内

味も盛りつけも個性豊かな料理がラインナップ

豆がたっぷり！ アメリカの郷土料理をアレンジした「テキサスジャック （サラダ・ポテト付）」（972円）

メニューは、チョリソーとトマトのカスクート、アメリカンクラブハウスサンドをはじめ、ボリューム満点のサンドイッチが6種類そろうほか、ロコモコ、グラタン、ドリア、テキサスジャックというご飯プレートなどがあり、どの料理もここでしか味わえないオリジナリティー豊かなもの。サラダには地元産の無農薬栽培野菜をたっぷり使うなど、食材選びにも気を配っているそうです。 また、健康志向の人に人気のアサイーボウル、デニッシュブレッドを使ったフルーツたっぷりのフレンチトースト（648円　※メイン写真）や自家製ケーキなどのスイーツもスタンバイ。ランチ＆カフェはもちろん、お酒を飲みながらの晩ごはんにも使えるメニューが並びます。

毎月行うライブ＆イベントも楽しみ

Palm Musicではさまざまなウクレレを販売

敷地内には、地元をベースに活躍するウクレレミュージシャン、フェリーペ・ナカムラさんの音楽スタジオPalm Music（パーム・ミュージック）も。楽器のレッスンを行うほか、ショップコーナーではさまざまなウクレレを販売。気さくなナカムラさんのお話についつい引き込まれてしまいます。 また、カフェでは毎月ライブを行うほか、アンティークグッズを販売するビンテージ市などのイベントも開催。Facebookで情報配信をしていますので、タイミングがあえば訪れるついでに楽しむのもいいですね。 倉敷で見つけた街なかのビーチハウス。美観地区で白壁の町並みを堪能したら、帰路に着く前にこんなビーチ風カフェでひと息入れてはいかがですか？ ※ナビ検索の場合は「倉敷市黒崎54-3（伊丹エンジニアリング）」を設定してください。その南隣です。