カンカンカン♪ 踏切の音も心地よいノスタルジック空間

「嵐電」と呼ばれて親しまれる京都市内を走るかわいらしい路面電車、京福電鉄。その「西大路三条（にしおおじさんじょう）駅」（嵐山方面行き）の裏手に、昭和初期に建てられた洋館風の小さな町家を利用したカフェ「ダバダバ」があります。 土間の玄関から、小上がりになっている店内に靴を脱いで上がります。奥に広がる店内には、昭和を思わせる懐かしい雰囲気のソファやストーブなどが置かれ、押入れを利用した棚には古書や古い雑誌などが並びます。 通りに面した木枠の大きな窓には、すりガラスが設えられており、柔らかな光が店内にそっと差し込みます。時折、カンカンカンと踏切の音に次いで、電車の行き交う音が聞こえ、心もほっと和みます。

押入れを利用した棚には、アンティークな雑貨やトランク、古雑誌などが無造作に並んでいて、友達の家に遊びに来たような気持ちになります

作り置きなし。ふっくら大きな、焼きたてのパンケーキ

パンケーキには紅茶を添えて。飲み物は「ばらもも紅茶」（450円）などのフレーバーティーのほか、「コーヒー」（４50円）も。スイーツと一緒だと100円引きに

「ダバダバ」では、ぜひ、ゆっくりした時間を過ごしましょう。お店の顔ともいえるパンケーキは、オーダーしてから材料を合わせ、ふっくらていねいに焼き上げられます。 焼きあがりまで、待つことおよそ30分。2枚のパンケーキに、フルーツとホイップクリームを添えた定番の「ホイップ・パンケーキ」（750円）は、ふわっと軽く、上品ながらしっかりとした甘さが口の中に広がります。ぽってりと添えられたポイップクリームは、生クリームをしっかりと立てた上質なもの。焼きたてはもちろんですが、すこし冷めてから、クリームといっしょに頬張ってみましょう。甘みにしっとり感が増して、これがなんとも言えず、おいしいのです。 ほかにも、3枚のパンケーキが積み上げられた上に、ホイップクリームがたっぷりと乗せられた「ホイップ・パンケーキタワー」（1650円）などもラインアップ。 のんびりとした昼下がりを過ごたいときには、ぜひ一度、「ダバダバ」へ足を運んでみてはいかがでしょうか。