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2015.03.17
大阪の魅力を再発見♪ 「御舟かもめ」で、アットホームな小船クルージング
大阪は道頓堀や淀川などの川に囲まれ、古くから”水の都”と呼ばれています。古い建物や高層ビルなどが川沿いに広がる、”水の都”の景色をいつもと違った視点から、船に乗って楽しんでみませんか。大阪市内の河川を運航する観光船のなかでも、アットホームな雰囲気で評判の遊覧船「御舟かもめ」をご紹介します。
気持ちいい風を感じられる、朝ごはんクルーズに出発!

大きな遊覧船とはまた違った、ほのぼのとした雰囲気が魅力です
「御舟かもめ」のクルーズ出発地点は京阪電鉄「天満橋駅」の北側、大きな観光船も発着している八軒家浜船着場です。真珠の養殖に使っていた船を改装して作ったという、定員10名ほどの小船が停泊しています。今回は10:30にスタートして、約50分で大阪の名所をめぐる「朝ごはんクルーズ」(3200円)に参加しました。ライフジャケットを着て船に乗り込んだら、いよいよ出発です。
こたつであたたまりながら楽しむ、ほっこり船上ごはん

「朝ごはんクルーズ」に付いている、おにぎりやお吸い物のセット
船に乗り込むと水面や波しぶきが目線の近くに感じられ、水の上にいることを実感できます。「朝ごはんクルーズ」ではおにぎりや温かいお吸い物などが用意されていて、船上モーニングが楽しめます。爽やかな朝の風が心地良い、優雅な朝食のひとときです。大きな船が横を通り過ぎていくこともあり、なかには手を振ってくれる人も。花冷えが残る4月ごろまでは甲板にこたつも用意されています。

寒い時期はこたつが登場。鍋パーティをする人もいるそうです
川にかかる橋をくぐるたびに、少しドキドキします

高層ビルや線路の奥に大阪城が見えました
出発してしばらくすると、大阪城を発見しました。船長の中野さんが、時折船を止めながら大阪の景色を案内してくれます。普段は見ることのできない角度から建物を見ることができるのも、リバークルーズの魅力です。 そして船旅だからこそ見られるのが、橋の下。巨大な橋を支える複雑な構造が垣間見え、迫力満点です。水面に近い低い橋もあって、ぶつからないかどきどきしますが、そこは小さな船。簡単にすり抜けて行きます。

トンネルのようにいくつもの橋をくぐりぬけます
高層ビルから歴史的建造物まで、大阪の歴史を感じる景色が通り過ぎていきます

赤レンガの大阪市中央公会堂など、大正・昭和の建物が川沿いに残っています
船はJR環状線桜ノ宮駅付近で折り返し、今度は堂島川を下っていきます。赤レンガが美しい大正時代の建物「大阪市中央公会堂」や昭和初期から残る「水晶橋」など、近代的なビルや高速道路の間に、100年近い歴史を持つ建造物が点在する大阪らしい景色です。中ノ島と堂島をつなぐ大江橋で再び折り返し、船着場へ戻ってクルーズは終了です。 「御舟かもめ」では「朝ごはんクルーズ」以外にも、巨大な橋や高架などがある港湾エリアをめぐる「ドボククルーズ」(4200円)や、道頓堀・中之島など繁華街の夜景を楽しむ「バークルーズ」(2100円)など、ユニークなコースを用意しています。観光客だけでなく地元大阪の人が利用することも多いそうですよ。

夜の「バークルーズ」ではネオンが光る道頓堀をクルーズ
季節限定のプランなどさまざまなクルーズが楽しめます

春には桜並木のすぐ横を舟が通りすぎていきます
川沿いの桜が見ごろになる3月末から4月上旬は、「桜クルーズ」(3000円~)を楽しめます。岸に寄って桜並木の近くを通り過ぎていくなど、小船だからこそできる演出が魅力です。こちらは連日満席になるほど人気なので、早めの予約がおすすめです。また、秋は紅葉、冬はイルミネーションなど、季節に合わせたクルーズを毎年企画しているそうです。貸切もできるので、プライベートなクルージングを企画すれば特別なひとときが過ごせそうですね。

御舟かもめ
オフネカモメ
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田口真由美
Writer
田口真由美

好物は古いものと発酵したもの。名古屋を拠点に町や人、美味しいものを訪ねる日々を過ごしています。
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