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2015.03.05
ストーリーのある服や雑貨。鹿児島のセレクトショップ「リアン」
照国神社の大鳥居から天文館へ続く参道沿いにたたずむ小さなビルの一室。“使う人の人生に寄り添う品々”をテーマに素材にこだわった洋服やアクセサリーから器や布小物などの日用品雑貨まで扱うセレクトショップがあります。
共に年月を重ねたい一着との出会いにときめく。

まるでオーナーの中島さんの部屋に招かれたような心地よさが漂う空間です。ワンピース 15800円(税別)
店名の“le lien(リアン)”はフランス語で「縁、繋がり、絆」という意味だそうです。「毎日使う洋服や雑貨はその人と共に年月を重ねるもの。だからこそ、人とのご縁と同じように出会いにときめいていただけたら嬉しいです。」と語るオーナーの中島さん。東海桜が生けられた古い花器や和箪笥、螺鈿細工のチェストなどアンティーク家具が配されたオリエンタルな空間で自分に似合う一着を探す贅沢な時間を楽しみました。

国内外のアンティークな家具が配されたインテリアが素敵です。
日々の生活に寄り添う服選び、小物選び。

照国神社の参道や季節ごとに色合いを変える銀杏並木が見えます。
リアンの服は、シルク・綿・リネンなどの天然素材を使い1点1点丁寧に作られたオリジナルと着心地の良さと飽きのこないデザインのシンプル&ベーシックラインがあります。試着してみて2つのラインに共通して感じたのはホッと肩の力が抜けるような安心感でした。割とゆるりとしたサイズ感なのですが、着ると女性らしいラインが出るのが嬉しく、「年齢を重ねてもその時々の素敵な自分でいられるように」とセレクトされた品に信頼を寄せるリピーターが多いのも頷けました。
服の持つ世界観に思いを馳せて身にまとう。

奄美大島の自然に感銘を受けデザインされた「星空のストール」29000円(税別)
「夜空のミニドレス」「きび畑のストール」など思わずそのネーミングの理由を尋ねたくなるアイテムに目が止まりました。伺うと、昨年公開された映画『2つ目の窓』にインスパイアされた中島さんが実際に映画の舞台である奄美大島を訪れ、その土地の自然からイメージを膨らませてデザインしたものだそうです。身に着けるとふわりと軽い着心地と共に映画の主人公になった様な不思議な魅力に包まれました。
“ハッピーカラー”がテーマの春物アイテム。

ふわりと春風に溶け出してしまいそうな優しい色合いのドレス。オリジナル桜ドレス29000円(税別)
さらりと着こなしたい桜色ワンピースや一枚あると温度調節に便利なコットン100%の羽織もの、インド綿のカラフルなストールなど店内には眺めていると春が待ち遠しくなるような色合いのものがたくさん。私もついつい春物を予約してしまいました。さぁ、これを着てどこへ出かけよう?そんなワクワクした気持ちになる素敵なお店です。鹿児島旅行の際に是非立ち寄って、旅の一着を選ぶのもオススメですよ。 ○le lien(リアン) [所]鹿児島県鹿児島市照国町16-9-2F [TEL]099-226-1406 [時間]12:00〜19:00 [定休日]火曜 [駐車場]なし
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Writer
新富千恵美

鹿児島在住。素朴な器や手仕事の品が好きで、作り手の住む小さなまち“美山”を紹介する活動をしています。
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