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2017.03.23
【奈良】日本一の桜の名所・吉野山でみつけた、吉野葛を使ったおみやげ5選
※こちらの記事は2017年3月23日に公開されたものです。 日本一の桜の名所として名高い奈良・吉野山。古来から上質な本葛の産地としても知られています。今回はそんな吉野で見つけた、葛を使ったお菓子を5つご紹介。とろりとやさしい口どけを楽しみたい干菓子や葛湯がそろいました。
満開のさくらを思わせる、「吉野懐古」
白と薄紅のやわらかな色合い
天保13年からの歴史をもつ「松屋」。「吉野懐古」は、吉野産の葛に徳島の和三盆糖を練り込み、情緒豊かな吉野山をイメージして作られた干菓子。葛の香りとやさしい甘さの味わいです。満開のシロヤマザクラを思わせる形もすてきですね。 ○吉野懐古(よしのかいこ) 桜の花型28ヶ曲物入り [値段]960円(税込)
松屋本店
本葛のなめらかな口当たり。「葛ようかん」
食べきりサイズがうれしい。1本170円から購入可能
下千本エリアにある和菓子店「本家 舟形家」の「葛ようかん」はなめらかな触感が特徴。北海道産の小豆を使った小倉、鹿児島産のさつまいもや高知産のゆずを使ったものなど、7つの味があり、店頭ではひとつから購入できます。吉野本葛のまろやかな甘さが緑茶とのティータイムにぴったりです。ひと口サイズの個包装なので、職場や友人へのおみやげにもぴったりですよ。 ○葛ようかん 15個入り [値段]2722円(税込) [賞味期限]90日
小倉、抹茶、ゆず、栗、さつまいもに、奈良を思わせる「柿」や「さくら(桜葉入り)」も
本家 舟形家
ほのかな甘さとろり、体が温まる「吉野葛湯」
さくら・あずき・緑茶・柚子・生姜・ほうじ茶がセットに
沸騰したお湯を注いでつくる「くず湯」。体が温まり消化に良いので風邪のときなどに飲んだことのある方も多いのでは? 「中井春風堂」の「吉野葛湯」は、桜の花の塩漬けが浮かぶ「さくら」、北海道産の小豆を使用した「あずき」、地元・奈良のほうじ茶や緑茶など6つのフレーバーを楽しめます。飲んでじんわり体を温めましょう。 ○吉野葛湯 6個セット [値段]900円(税込) [賞味期限]約半年
お湯で溶いて全体が透き通り、とろみが出たら完成
葛菓子をポップにアレンジ。シュワっと溶ける「葛ラムネ」
ラムネによくある丸型ではなく半円型なのは、手作業で木型で型打ちするため
伝統的な葛菓子をアレンジした、中井春風堂の「葛ラムネ」。杵と臼、木型を使い職人が丁寧に作る工程は和菓子のよう。一粒含みカリッと砕くと、葛のやさしい口どけが広がります。ほのかな酸味とシュワシュワ感が楽しめるラムネです。
カラフルなパステルカラーの色味もかわいい
春は、桜の花の粉末を混ぜ込んだ「桜の葛ラムネ」が店頭に並ぶことも。発売後すぐに売り切れることも多いそうなので、見かけたらぜひ手にとってみてくださいね。 ○葛ラムネ 42粒入り [値段]840円(税込) [賞味期限]約半年
中井春風堂
伝統技法×モダンなデザイン。「そして、訪れ」
「そして、訪れ」や「星とダンス(10個入)」など、ネーミングもすてき
中千本エリアにある「TUJIMURA」は、カフェも併設する葛菓子工房。吉野産の杉材がふんだんに使われた店内と同じく、作るお菓子にもシンプルで洗練された中に手仕事の温もりが感じられます。吉野本葛に、和三盆や上赤糖など5つの砂糖を使い分けた本葛の干菓子は、小さなサイズからそろいます。
5つの砂糖を使っているので色が異なる。繊細な甘さをゆっくり味わいたい
同封の説明には吉野和紙を使用
○そして、訪れ (36個入) [値段]2160円(税込) [賞味期限]120日、夏季は90日
TUJIMURA
***** いかがでしたか? 古くから大切にされてきた吉野本葛を、現代らしくアレンジした葛の飲み物やお菓子をご紹介しました。やさしい甘さに癒される吉野の葛菓子。吉野のお花見に出かけた際にはぜひお手に取ってみてくださいね。
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朝光洋理
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