伏見駿河屋本店

heart

1

ことりっぷユーザーの投稿

image
image
🍵《小倉羊羮『夜の梅』の話》🍵 火坂雅志さんの『羊羮合戦』という短編小説から話が始まったのです。 1658年、旧総本家 駿河屋(当時『鶴屋』)で練羊羹を完成。 1781年、旧総本家から最初に分家したのが下の⬇️スポットの店舗。伝統を守って二百何十年、羊羮を製造しています。 三種類の羊羮を購入。その一つ小倉羊羮のことを『夜の梅』と呼んでいるのかな……と漠然と思いました。とらやの羊羮を思い出したからですね😉 しかし何故『夜の梅』というネーミングなんでしょうか❓️ 🔍️してみると虎屋のページが出てきました。 「春の夜の闇はあやなし 梅の花 色こそ見えね 香やは隠るる」 古今和歌集 凡河内躬恒(おおしこうちのみつね) 上の和歌の解釈は 「春の闇は無意味だ。梅の花の色が見えなくなってしまうが、その素晴らしい香りだけは隠れようもない」 この和歌から小倉羊羮の切り口の小豆を夜の闇に咲く梅の花に見立ててネーミングしたそうです。 でも『夜の梅』は虎屋が商標登録しているのでは❓️ 駿河屋で🔍️を続けていくと『駿河屋会公式サイト』に辿り着きました。 駿河屋の分家4軒、暖簾分けした5軒で『駿河屋会』を作っているそうです。 昭和初期に虎屋さんとの申し合わせにより、駿河屋会の会員店舗のみが『夜の梅』を使用することができるそう‼️ そうなんだ‼️ 歌人の与謝野晶子の実家『堺 駿河屋』(現在は廃業)も、かつては駿河屋会の会員でした。 老舗の絆は固いのですね〰️💕 この9店舗は100年以上経っても『駿河屋』の屋号を守り、切磋琢磨して伝統の味を伝えている。 🔍️するなかでドロドロした部分もわかってしまい、旧総本家 駿河屋と表現する意味もわかりました。 私の求めていた伝統を伝える練羊羹になかなかり着けなかった😅 ところで、下の⬇️スポットの『夜の梅』の感想です。 わりと固めで甘みが強い。これが日持ちする製造方法なのかな❓️ 小豆が口のなかで感じられ、コリッとした感触がある。 切り口に小豆を見せるためなのかな~ 抹茶に合う羊羮……煎茶なら渋め🍵😌✨ 羊羮の世界は奥深い。店舗によって個性的な味わいがあるから、合わせるお茶も🍵😌✨選ぶと、よりいっそう美味しくいただけそうです。 #ご当地羊羮 #羊羮 #駿河屋 #駿河屋本店 #伏見 #虎屋 #夜の梅 #小倉羊羮 #チーネコ本棚 #チーネコ博物館

2020.12.13

heart
52
heart
4
image
image
image
【駿河屋 紅羊羮の話】 豊臣秀吉が大名たちに配った紅羊羮を求めて五年か…… やっとわかりました。下のスポットのお店のおかみさんの話と、自分で🔍️したことを総合して結論としました。 〈駿河屋〉がたくさん出てきますので、便宜上呼び方を統一します。 『総本家 駿河屋』→和歌山 駿河屋 『総本家 駿河屋 伏見本舗』→伏見本舗 『駿河屋 本店』→伏見 駿河屋 【1589年】 秀吉が大名たちを集めて茶会をする。 その引き出物に『鶴屋』(現在の伏見本舗)に今までにない羊羮を作れとオーダー。蒸し羊羹ではないもの。でも寒天がなかったので練羊羹は作れない。何か工夫して滑らかな『紅羊羮』を作ったそう‼️ このレシピは残っていないのだとか。 【1609年】 徳川家康の下の方の子どもたちは伏見で育ちました。10男の頼宣少年は鶴屋(現在の伏見本舗)の饅頭のファンでした💕 駿河に独立した藩を作ったとき、この鶴屋の主をスカウトして連れていきました。伏見にも鶴屋を残しました。 【1619年】 御三家の一つ、紀州徳川家を創設。駿河から紀州にお引っ越し。鶴屋も引っ越し。 【1658年】 この頃には寒天が発明され、和歌山の店の当主が寒天を使った練羊羹を完成させる。この味が今も伝わっているのね😉 【1685年】 紀州徳川家に五代将軍 綱吉の娘の鶴姫さまがお輿入れ。鶴屋は恐れ多いことじゃ……ということで屋号を変更。『駿河屋』の屋号をお殿様からもらったみたい。 ここで 総本家駿河屋(和歌山)になる。 もちろん現在の伏見本舗も駿河屋に変更。 【1781年】 スポットの店舗登場❗️ 総本家から分家して開業。最初に分家した店舗なんだそうです。 ここは伏見港の畔。大阪↔️京 を結ぶ淀川水路の宿場町。大変栄えていました。総本家の練羊羹を製造販売。 伏見駿河屋は以来、二百数十年、伝統と味、製法技術を守り続けて現在に至る。 伏見駿河屋の紅羊羮は透き通った紅色です。写真の色より、実際はもっと薄紅色です。 栗練り羊羮より滑らか。これぞ、羊羮って感じ。甘いよ〰️(^-^)/ 江戸時代のおみやげだから日持ちする。これも賞味期限3ヶ月‼️ 伝統だねー\(^o^)/ 和歌山 駿河屋と伏見本舗は、和歌山が上に立ち🈺していましたが、2014年に経営破綻😅 その後、再建しましたが、伏見の人たちは「新しくできはったとこ」と言っているようです。 スポットの伏見駿河屋さんもチラシに 「旧総本家駿河屋より分家」とかいてありました。 伏見駿河屋が分家してから、分家・暖簾分けが数多く行われ、京都や大阪には『駿河屋』という店舗が数多くあるのです。 だから、なかなかここまでたどりつかなかったのかも‼️ 歌人の与謝野晶子の生家は暖簾分けされた『堺 駿河屋』でした。現在はありませんが、堺の『与謝野晶子記念館』に当時とほぼ同じ大きさで再現されているそうです。 ちょっと興味が沸きますね〰️💕 行ってみたいな☺️ 実は『ブラタモリ』の取材で最初に来たのが、このスポットの店舗。でも、分家だと分かると『伏見本舗』にいってしまったそう……本当の味と伝統を伝えているのは、ここの店なのにね。だから『ブラタモリ』の伏見の回を見て違和感を感じたのかも知れません。 #ご当地羊羮 #駿河屋 #紅羊羮 #伏見 #チーネコ博物館 #総本家駿河屋伏見本舗 #駿河屋本店 #チーネコ本棚 #練羊羹が紅羊羮です 次回の羊羮投稿は 「なぜ小倉羊羮を〈夜の梅〉というのか?の謎に迫ってみたいと思います」

2020.11.14

heart
41
heart
7

アクセス

詳細情報

スポット情報に誤りを見つけられた場合はお問い合わせフォームまでご連絡ください。
sunshine

伏見駿河屋本店を見た人におすすめの記事

エリア一覧

onlinestore
onlinestore
magnifier
アプリでもっと便利に
おすすめスポット90,000件を掲載
あたらしい情報を毎日お届け
季節の景色や名所、おいしいスイーツやグルメ情報などこれからの旅、週末に行きたい素敵なスポットが見つかります♪
point
自分だけの旅行・おでかけ
情報がみつかる
map
気になるスポットを
お気に入り登録
これから行きたいスポット情報や記事投稿を
クリップしてあなただけのリストを作れます。
search
便利な検索機能で
行きたい場所が見つかる
旅行前の情報収集で使える観光エリア、
ジャンル、ハッシュタグ検索から、
今いる場所から周辺の見どころや
カフェを探せる現在地まで
役に立つ検索機能がたくさん。
passport
電子書籍が手軽に読める

ことりっぷガイドブック・マガジンの
電子書籍版の購入ができます。
旅行・お出かけ中にさくさく閲覧♪
月額500円で100冊以上が
読み放題になる「ことりっぷpassport」も。
point
旅の思い出を共有、
旅好きユーザーとつながる
photo
かんたんに
思い出の写真を投稿
旅先のとっておきの瞬間や、
お気に入りのスポットをアップすることができます
app
さぁ、あなただけの
小さな旅を
見つけましょう♪
ios_download