
178
2015.04.17
国産小麦にこだわる駒場東大前のブーランジェリー「Le Ressort」
※こちらの記事は2015年4月17日に公開されたものです。 緑に恵まれた閑静な住宅街にあり、住民やパンを愛する人々が通う有名店「Le Ressort(ル・ルソール)」。国産小麦を使って焼き上げる本場フランスのパンは、食事にはもちろん、お酒に合うものも並び、毎日の食卓を豊かにしてくれます。
緑を眺められるお店に焼きたてパンが並びます

京王井の頭線駒場東大前駅の西口から線路の高架下をくぐり、東京大学の駒場キャンパスを背に歩いてすぐ。左手の踏切の先に「駒場野公園」の緑が見えたら、右手のビル1階に「ル・ルソール」を見つけられます。店内には焼き上がったばかりの「バゲット」(300円)や「クロワッサン」(220円)などが次々と並べられ、芳ばしい香りとパンの温もりがあふれています。
おいしいものに敏感な人々に評価されているお店

店主の清水宣光さんは、フランスを代表するパン職人エリック・カイザー氏によるブーランジェリー「メゾンカイザー」の日本での立ち上げに携わり、フランスでも経験を積んでいます。パンのコンサルタントとして活躍しているときにこの場所と出会い、自分の店を開くことを決意。緑が豊かで環境がよいこと、閑静な住宅街でおいしいものに敏感な住民の方が多く、上質な素材を使ったこだわりのパンを評価してもらえると考えたことが理由でした。
本当においしいパンを作るために国産小麦を使用

「バジルチキンとセミドライトマト」
清水さんのこだわりは、国産小麦を使うこと。クロワッサンはぱりぱりっと歯ごたえがよく、小麦の香りが口の中に充満します。それから、バゲットもこんがりと芳ばしく、もちもちとした食感で、噛めば噛むほど小麦の甘みが感じられると評判。南青山の「フロリレージュ」や初台の「アニス」といった人気のフレンチレストランでも供されていて、多くの人がおいしいと口を揃えます。

「パテ ド カンパーニュのサンドイッチ」
また、バゲットを気軽に食べられるようにと、サンドイッチや小さいサイズのものを用意しているのもこだわりです。ショーケースのなかをのぞくと、「ミルクフランス」(140円)や「バジルチキンとセミドライトマト」(580円)、レストラン「アニス」のパテをはさんだ「パテ ド カンパーニュのサンドイッチ」(400円)などがずらり。どれもおいしそうで、いますぐにでも食べたくなってしまいます。
お酒とのマリアージュを楽しめるおつまみ系パン

「パン オ フィグ」
お酒にぴったりなパンにも心が惹かれます。白イチジクを練り込んだ「パン オ フィグ」(280円)、チャパタの生地にオリーブを入れた「フガスオリーブ」(500円)、同じくセミドライトマトを入れた「フガストマト」(500円)にはワイン、ピスタチオやアンチョビなどを使った「プロヴァンス」(220円)にはビールもおすすめ。それぞれの相性と深い味わいを楽しめるので、パンもお酒もどんどんすすんでしまいそうです。

「フガスオリーブ」と「フガストマト」

春の陽射しがふりそそいで過ごしやすい季節になりました。気に入ったパンを購入して、近くにある駒場野公園でピクニック気分を味わってみてはいかがでしょう。都心にあるとは思えないほど緑が濃く、季節ごとに咲く花も楽しめる公園なので、きっと気持ちがよいですよ。
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
森田奈央
の人気記事













































