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2017.03.30
京都のシェアアトリエにオープン。アートな空気が漂う、スペシャルティコーヒー専門店「珈琲焙煎所 旅の音」
※こちらの記事は2017年3月30日に公開されたものです 2017年2月、京都・元田中。個性的なショップが軒を連ねるアトリエの1階に、コーヒーショップがオープンしました。 「珈琲焙煎所 旅の音(コーヒーバイセンショタビノネ)」は、スペシャルティコーヒーの専門店。店主のこだわりが詰まった店内で、香り高いコーヒーが楽しめます。
個性豊かなスペシャルティコーヒーの焙煎所

全15室にさまざまな工房や店舗が入る
叡山電車の元田中駅から5分ほど歩いたところにある「the SITE(ザサイト)」は、かつて美術学校として使われていた校舎をリノベーションしたシェアアトリエ。 「ものづくりに関わる人たちの交流の場になるように」と作られた建物には、アンティーク雑貨店や靴工房、写真スタジオといったさまざまなジャンルの人々が集まり、オープンして1ヵ月経つ今も、日々にぎわっています。

敷地に入ってすぐの「珈琲焙煎所 旅の音」は、自家焙煎のスペシャルティコーヒーを提供するお店です。 取り扱うのは、焙煎後10日以内のローストした香ばしさがしっかり感じられるコーヒー豆。農園や製法による味の違いを知ってもらおうと、あえてブレンドは用意せず、どれもシングルオリジンで提供しています。 また、店内では1杯ずつていねいに淹れるハンドドリップのコーヒーが味わえます。
きっかけは学生時代の海外旅行

ずらりと並ぶビーカーには焙煎したてのコーヒー豆が入れられており、蓋を開ければ香りが広がる。コーヒーを選ぶ参考に
大学時代にマレーシアやベトナムなどの国を旅するなかで、どの国でもコーヒーが親しまれていることに興味を持った店主の北辺さん。 タイのコーヒー農園を訪れたときにコーヒーの奥深さを改めて実感し、帰国後自宅のガレージに焙煎機を置いてローストをするようになりました。 その後、平日は会社に勤めるかたわら、自家焙煎コーヒー豆のウェブショップを運営。土日はバーを間借りして、ランチタイムだけ開くカフェを営業するように。 ウェブショップが評判になったことをきっかけに、店舗を持つことを決めたそうです。
好きなものを詰め込んだ空間

スタイリッシュながら居心地のいい店内
内装にもこだわり、デザイナーを挟まず北辺さん自ら手がけたそう。 木の温かみと鉄のスタイリッシュさを兼ね揃えたテーブルと椅子は、名古屋の名店「間瀬鉄工所」にオーダーし、照明器具などはアンティークショップで好みのものを一つひとつセレクト。店内を彩るドライフラワーの多くは自家製です。
コーヒーとあわせて注文したいフードも

「スペシャルティコーヒー シングルオリジン(パプアニューギニア)」(500円)、「生ハムとクリームチーズのサンドイッチ」(780円)
コーヒーと合うスイーツやトーストなど、魅力的なフードもそろいます。 おすすめは、パンに自家製のチーズソースをたっぷり塗り、新鮮な有機野菜と玉ねぎのピクルスを挟んだ「生ハムとクリームチーズのサンドイッチ」です。 特注の食パンはもっちりとして、具材との相性も抜群。ベーカリーでの勤務経験もある店主が、焼きたての食パンで作るサンドイッチの美味しさを再現しようと試行錯誤したメニューです。 今後は不定期でコーヒーの飲み比べや、ハンドドリップでのおいしい淹れ方講座などのワークショップを開く予定とのこと。 ホームページをチェックして、足を運んでみてください。

珈琲焙煎所 旅の音
コーヒーバイセンショタビノネ
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安原成美 写真:鈴木誠一
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