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2017.12.08
京都のレトロストリート、寺町通エリアのすてきなカフェ&雑貨店8選
大公・豊臣秀吉が市中の寺社をこの地に集めたことに通り名を由来する「寺町通」は、どこか落ち着いた雰囲気のある通り。今回は、老舗の茶舗や洋菓子店のカフェなど、たたずまいもすてきなお店をご紹介します。今度の週末は、京の街をゆっくりと歩いてみませんか。
「二條若狭屋 寺町店」で味わう冬限定のかき氷
「寺町ショコラ」(1080円)。仏ヴァローナ社のチョコレートにミルクなどを加え凍らせたもの
二条通と寺町通が出合う一角。創業から約100年の老舗和菓子店「二條若狭屋 寺町店」の茶房でいただける、「寺町ショコラ」は冬だけのお楽しみ。チョコレートにミルクなどを加え凍らせた氷を、注文を受けてから削ってくれます。ひんやりなめらか舌ざわりにチョコレートの香りがふんわり。なかに隠れているバニラアイスクリームが、チョコレートの味をさらに引き立てています。
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二條若狭屋 寺町店
ニジョウワカサヤテラマチテン
「村上開新堂」のカフェでティータイム
1日各10セットのみの「カフェ限定スウィーツセット」
明治時代に創業した、京都で最も歴史のある洋菓子店「村上開新堂」が、2017年3月末にカフェスペースをオープン。定番商品もいただけますが、気になるのはカフェ限定のメニュー。1日10セットのみの「ほうじ茶のシフォンケーキ」には、同じく寺町にある「一保堂茶舗」の極上ほうじ茶を贅沢に使用。口当たりのよさを壊さないようなバランスで茶葉が練り込まれ、芳ばしい香りとしっとり食感が特徴です。
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村上開新堂
ムラカミカイシンドウ
京蒔絵の意匠を取り入れたステーショナリー「象彦 」
「Okime Note」(各1080)は全4種。蒔絵をイメージし、罫線はゴールド
京漆器の老舗「象彦(ぞうひこ)」は、漆器道具商として江戸時代に創業しておよそ350年。現在も京都の地で上質な漆器を生み出しています。こちらでは、京蒔絵に使われる、繊細で優美なデザインの図案、「置目(おきめ)」を活かして作られるステーショナリーもそろいます。伝統的な和のモチーフを現代的な色で印刷したカードや一筆箋は美しく上品。使うたびに嬉しくなりますね。
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象彦 京都寺町本店
ぞうひこきょうとてらまちほんてん
ふたくちサイズの愛らしい“姫ケーキ”。「キニール」
キュートな「姫ケーキ」は季節替わりで常時10種
「KINEEL(キニール)」は、波形の千寿せんべいで知られる京菓子處「鼓月(こげつ)」が開いた洋菓子専門店。ふた口ほどのサイズの生菓子、「姫ケーキ」がショーケースに愛らしく並んでいます。いちごのほのかな酸味とチョコレートのまろやかな甘さが響き合う「とろける苺ショート」や、京都・水尾産の爽やかなゆずとホワイトチョコの二層のムース「ゆずショコラ」など、多彩な味わいです。
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京都洋菓子工房 KINEEL by KOGETSU
キョウトヨウガシコウボウ キニール バイ コゲツ
老舗の茶舗「一保堂」で抹茶を点ててひと休み
京都を代表する日本茶の専門店「一保堂茶舗」。300年以上続く老舗で、店頭には定番の商品に加え季節の日本茶などが豊富に並びます。併設の「嘉木(かぼく)」は、抹茶から玄米茶までをいただくことができ、お茶を“淹れるところから自分で”楽しめる喫茶店。おいしく淹れるコツも、店員さんに教えてもらえますよ。すべてのお茶に和菓子付きなので、ひと休みにもぴったりです。
一保堂茶舗 喫茶室嘉木
イッポドウチャホキッサシツカボク
オリジナルの柄がすてきな雑貨店「プティ・タ・プティ」
「プティ・タ・プティ」は、オリジナルテキスタイルを使った風呂敷に、ハンカチ、ポーチなど様々なアイテムがそろう雑貨店。京都の山々や鴨川をモチーフにしたコラージュ作品から生まれたデザインの「Les Montagnes (レ・モンターニュ)」は、お店を代表するテキスタイルです。職人の手によって丁寧に作られたがま口などの小物は、おみやげにもぴったりですよ。
petit-a-petit
プティタプティ
モダンなかたちの落雁。「UCHU wagashi」
モダンなデザインの落雁が評判の「UCHU wagashi(ウチュウワガシ)」には、おみやげにはもちろん、持ち歩き用のおやつとしてもおすすめの干菓子がそろいます。 ココア味やフルーツ味という独創的なフレーバーで、幾何学もようや動物型など、これまでの落雁のイメージとは趣を異にするかわいらしさ。見た目がかわいいだけでなく、その日の温度や湿度に合わせて職人が手作りする、なめらかな口どけも印象に残ります。
UCHU wagashi 寺町店
ウチュウワガシテラマチテン
寺町通りを眺めてのんびりコーヒーを。「百春」
寺町通りにあるビルの2階にある「百春(ももはる)」は、自家焙煎のコーヒーをいただけるカフェ。木のインテリアが温かみのある店内は落ち着いた雰囲気です。自家製の焼き菓子のほか、軽食ではとても厚い「たまごサンド」も人気だそう。窓際に面したカウンター席では、通りを歩く人々をぼんやり眺めながら、ゆっくりと過ごせます。
百春
モモハル
***** いかがでしたか? 今回は過去に紹介した記事や、「ことりっぷアプリ」の投稿から、覚えておくと便利な京都・寺町エリアのカフェや雑貨店をまとめてご紹介しました。 メニューや営業時間、定休日などの情報は、各店舗に確認してからおでかけしてくださいね。
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朝光洋理
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