269
2018.01.26
ロマンチックな冬の函館へ。名所めぐりと一緒に楽しみたい現地グルメ5選
教会や歴史的な建物が点在し、美しい夜景や海を望む「大三坂」、「五稜郭」などみどころ満載の港町・函館。いまの季節は「はこだてイルミネーション」(2月28日まで)や「海上冬花火」(2月9日〜11日)などのイベントも行われ、朝から夜までたっぷり楽しむことができます。今回はぜひ訪れたいスポットや函館ならではのグルメをご紹介します。
ロープウェイなら3分で山頂へ。「函館山」
ミシュランのガイドブックにも3つ星として掲載された「函館山」からの眺め。古くから長崎、神戸と並ぶ「日本三大夜景」の一つとしても有名ですね。夜景を楽しむなら日没の30分後がベストタイムです。車両用の登山道路が閉鎖される冬季、山頂までのアクセスはロープウェイまたは徒歩のみ。いずれも余裕を持ってスケジュールを組みましょう。
函館山ロープウェイ
ハコダテヤマロープウェイ
美しい街並みにとけこむ「函館ハリストス正教会」
江戸時代の末期に開港して以来、イギリスやロシアなど外国の領事館や教会が次々と建てられた函館。とくに函館山のふもと・元町には教会が多く集まり、異国情緒あふれる街並みを形づくっています。その一つ「函館ハリストス正教会」は、日本で初めてのロシア正教聖堂として建てられ、いまも多くの信者が祈りを捧げる現役の教会。鐘の音からとった「ガンガン寺」という愛称で市民に親しまれています。
函館ハリストス正教会
ハコダテハリストスセイキョウカイ
朝食におすすめ、朝市名物の海鮮丼「きくよ食堂」
JR函館駅から徒歩1分、函館空港からも20分ほどで行ける「函館朝市」。ホタテやイクラ、ウニ、カニ、エビなどをたっぷりのせた北海道ならではの海鮮丼が名物です。朝市には多くの店が軒を並べ、朝早くから新鮮な海の幸を楽しめますが、とくに有名なのが「味処 きくよ食堂 本店」。30年ほど前に函館朝市で海鮮丼を出し始めた老舗で、3種類を盛り合わせた「元祖 巴丼」が人気です。
味処 きくよ食堂 本店
アジドコロキクヨショクドウホンテン
昔ながらの味わいの函館塩ラーメン「鳳蘭」
あっさりとしつつもコクがある澄んだ塩味のスープが特徴の「函館塩ラーメン」。市内各地にさまざまなお店があります。1950年に創業した老舗「鳳蘭(ほうらん)」は函館駅から徒歩5分ほど。昔から変わらず守り続ける懐かしい味わいの塩ラーメンが地元の人に愛されています。やわらかな食感が独特な焼きそばや、大きめのシュウマイも人気です。
鳳蘭
ホウラン
寒い日は古民家カフェでロシア料理を♪「まるたま小屋」
早くからロシア料理が伝わった函館市。聖ヨハネ教会近くには築80年の古民家をリノベーションしたロシア風カフェ「まるたま小屋」があります。ロシアでは揚げたものよりスタンダードだという「焼きピロシキ」や、じっくり煮込んだ本格的なボルシチなどが看板メニュー。種類豊富なピロシキはテイクアウトも可能で、店内ではマトリョーシカをモチーフにした作品やロシア・東欧などの雑貨も販売。ほっとくつろげるお店です。
まるたま小屋
マルタマゴヤ
函館のソウルフードが名物「カリフォルニア・ベイビー」
観光スポット「金森赤レンガ倉庫」の近くにある、水色のかわいらしい建物が目印の「カリフォルニア・ベイビー」。1976年の創業以来、市民に愛されている老舗コーヒーショップです。大正時代の郵便局を改装し、アメリカンな雰囲気にまとめた店内はいつも大賑わい。地元では「カリベビ」と呼ばれ、バターライスにソーセージとミートソースをのせたオリジナルの「シスコライス」は、市民のソウルフードともいわれる名物メニューです。
カリフォルニア・ベイビー
カリフォルニアベイビー
気分は英国!優雅に紅茶を楽しむ「ヴィクトリアンローズ」
1934年まで領事館として使われ、現在は函館市の有形文化財として開港記念館となっている「函館市旧イギリス領事館」。ティールーム「ヴィクトリアンローズ」が併設されています。本場イギリスから取り寄せたアンティークの調度品に囲まれた店内は、現地のティールームそのもの。ミルクを添えてポットで出される紅茶やイギリスの家庭でおなじみの焼き菓子、伝統的なアフタヌーンティーなどをゆったりと楽しめます。
ティールーム ヴィクトリアンローズ
ティールームヴィクトリアンローズ
今回は、過去に「ことりっぷWEB」で紹介したお店の中から、函館の名所やグルメスポットをまとめてご紹介しました。メニューや営業時間、定休日などの情報は、各記事の公開時点のものですので、事前に確認しておでかけしてくださいね。
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
高柳涼子
の人気記事