願いを叶える招きねこが集まる「豪徳寺」

昭和初期に再建された山門

曹洞宗の寺院で創建は室町時代。彦根藩主・井伊直孝に幸運をもたらしたねこを「招福猫児（まねきねこ）」として祀った歴史をもち、招きねこ発祥の地ともいわれています。

「招福殿」脇に奉納された招きねこ。 寺務所でひとつ300円からいただけて、願いが叶ったら奉納する

見ものは、なんといっても招きねこ。境内の招福殿には大小さまざまなおびただしい数の招きねこが奉納されていて圧巻です。豪徳寺の招きねこは金運の右手を上げていますが、小判は持っていません。幸運はもたらしてくれるけれど、結果は自分しだいと諭してくれているのかもしれませんね。

ねこの彫刻のある「三重塔」

境内には、そんな招福殿のほか、ねこの像を探すのも楽しい三重塔、国の史跡・井伊家墓所、江戸時代前期建立の仏殿など見どころがたくさんそろっていますよ。

地元の人もまだ知らない「まほろ堂 蒼月」のかき氷

「抹茶かき氷」（700円）、豪徳寺の招きねこの焼印がかわいい「ねこどら」（190円）

三軒茶屋出身の店主・山岸史門さんが3年前に開いた和菓子店。北海道産の小豆で丁寧につくるあんこのおいしさが評判で、ふわふわの青豆大福が名物になっています。

招きねこが手招きする和菓子店

昨年から始めた夏限定のかき氷は、地元でもまだ知る人ぞ知る存在。ふんわりした氷に、注文を受けてから茶せんでたてる宇治抹茶と自家製のあんこがとけあうひと品です。 その他、ほうじ茶、季節のフルーツのかき氷があり、和菓子とともに店内のイートインスペースでいただけます。

おいしい夏野菜に元気をもらえる「コッカ食堂」

古い商店を手づくりで改装した居心地のいい店内

「肉は野菜をおいしく食べるための脇役」という野菜好きオーナーシェフ・小塚将史さんのあだ名を冠した小さな食堂。

週替わりのランチ「季節野菜のジンジャーソテー」（1350円）、「自家製レモンソーダ」（500円）

訪れる人のお目当ては、旬の野菜を「たくさん食べた！」と体感できる3種類の週替わりランチ。野菜のポタージュとライスがついてボリュームも満点です。 自家製のスイーツやドリンクもそろっていて、まるでレモンをかじっているかのようにフレッシュな自家製レモンソーダも好評。

劇場という名前のイタリアン「TEATRO ACCA」

「テアトロアッカコース」（1800円）

都心の人気店を手がけてきた原郁人シェフが2017年12月に開いた「TEATRO ACCA（テアトロアッカ）」は、トスカーナとシチリア地方の料理をベースに、食材、調理法、盛り付けともに心踊るようなひと皿に出会わせてくれるイタリアンです。

シックな雰囲気の店内

ぜひオーダーしたいのが、ランチの「テアトロアッカコース」。日本とイタリアの旬の食材でつくるパスタなどをメインに、ミルクの泡が彩る生ハムのパンナコッタ仕立て、黒トリュフの冷製パスタといったシェフのスペシャリテが味わえます。 デザートには、自家製ムースを挟んだ招きねこ最中が登場。最後のひと皿までドラマチックな原シェフの「劇場」を楽しんで。

カラフル＆ナチュラルなスムージー「HOLIC color drinks」

スムージー各種（490円～）

ビューティーカラープランナーとしても活動するKAZUMAさんが手がける自然派スムージー専門店。 新鮮なフルーツや野菜など食材の栄養素をまるごと取り入れられるうえ、色の作用で心にも働きかけるというカラフルなスムージーを作ってくれます。

「フロスティン」（540円～）

基本のスムージーはハッピー・イエロー、エナジー・レッド、リフレッシュ・グリーンなど全7色。ここに週替わりの季節限定メニューが加わり、夏なら飲む美容液ともいわれる上質な米麹の甘酒をつかった「飲む美容液スムージー」などがおすすめだそう。 すべてフルーツ増し、牛乳を豆乳になどカスタマイズが可能。その他、自家製コーヒーゼリーをつかったフロスティンなども好評です。