水と緑に囲まれた、都会に潜む憩いの場

運河に囲まれた立地の天王洲アイル。島（アイル）を取り囲むボードウォークは、運河を望む眺めや心地よい風が夏のおさんぽにぴったりです。洗練されたレストランやカフェが並び、臨海部特有の落ち着いた空気に包まれています。 天王洲アイルを楽しんだ後は、老舗の個人商店が軒を連ねる北品川エリアへ。昔ながらのノスタルジックな街並みを散策しましょう。

現代アートのギャラリー「テラダ アート コンプレックス」

「モノだけではなく価値を預かる」という理念のもと、天王洲アイルで倉庫事業を営んできた寺田倉庫。5階建の倉庫内には現代アートを牽引する6つのギャラリーが集結し、多様な作品を鑑賞できます。アトリエスペースやアートイベントなどもあり、東京の新たなアートの発信地として支持されています。最新の展示情報はHPでチェックして。

運河を眺めながらクラフトビールを。「T.Y.HARBOR」

広く開放的な店内には約350席。

天王洲アイル駅から徒歩5分。「T.Y.HARBOR（ティー・ワイ・ハーバー）」は、自社醸造所を併設するブルワリーレストラン。オープンしたのは、天王洲の街の開発と同じく20年前という、天王洲エリアのランドマーク的存在ともいえるお店です。ダイニングやテラスもありますが、都内唯一の水上ラウンジは夏にぴったり。 クラフトビールは5種類の定番ビールに、季節のフルーツやハーブなどを使った月替わりのビールが1種類。アメリカンなボリュームたっぷりのフードメニューが常連客だけでなく観光客からも人気です。

贅沢な気分になれるご褒美スイーツ「リリーケイクス」

建築学部出身のパティシエならではの独創的なスイーツは見ているだけでワクワク

「アメリカ人が憧れるフランス菓子」をテーマに、建築学部出身のパティシエが味、見た目ともにこだわった、遊び心のあるスイーツを創作。定番もののほか、季節のフルーツを使った限定ものなど常時約15種類のケーキをはじめ、シュークリームやプリンなどがショーウィンドウにずらり。鮮やかな色合いのスイーツは、まるで宝石を選ぶような贅沢な気分を味わわせてくれます。マドレーヌなどの焼き菓子や、併設のベーカリーではパンも種類豊富にそろい、いずれもイートインスペースの利用が可能です。

好みのイラストや写真でシルクスクリーン体験「スルトコ」

オリジナルキット「SURIMACCA」は、2017年度グッドデザイン賞を受賞。

北品川・新馬場駅の近くにあるシルクスクリーンの作業場「SURUTOCO（スルトコ）」。大阪の「レトロ印刷JAM」が経営しているこちらで、孔版印刷の一種であるシルクスクリーンを体験してみましょう。オリジナルキット「SURIMACCA」を使って、Tシャツやバッグなどを作ることができ、素材の持ち込みもできます。店内でも一点から購入できるので、気軽に手ぶらで訪れても作品づくりが可能です。世界にひとつしかないオリジナルグッズを記念にぜひ作ってみましょう。

心ゆくまでおいしい紅茶を味わえる「紅茶専科 プチテ」

いちばん人気は、ロイヤル・ミルクティー（700円）。店内では紅茶の淹れ方講座も開催

街なかで気軽においしい紅茶が飲めるお店として、北品川にオープンした「紅茶専科 プチテ」では、紅茶愛好家からも人気のある、こだわりの紅茶が楽しめます。 紅茶専門店ならではの、インドやスリランカなどから厳選された茶葉が約18 種類（各600円～）もそろい、紅茶コーディネーターの資格を持つオーナーが丹念に抽出。 紅茶はポットウォーマーで温度が保たれたままサーブされるので、最後の一滴まで苦味や渋みのない豊かな味と香りを味わえます。