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2018.10.21
とろとろブラータやモッツァレラを店内の工房で手作り。チーズ尽くしのピッツェリアへ
店内にチーズ工房があり、できたてのチーズをたっぷり使った料理でもてなすお店が三重県鈴鹿市にあります。地元の酪農家からミルクを入荷し、小麦や野菜などもできる限り三重県産のものを使用。ピッツアのほかパスタやサラダ、デザートまで自家製のチーズが使われていて、ここでしか食べられない味を求め多くの人が訪れる人気店となっています。
チーズ職人が開いたピッツェリア
三重県鈴鹿市、近鉄「鈴鹿市駅」から徒歩3分の場所にある「Motive Pizzeria E Caseificio」。店内にはイタリアから特注したという石窯があり、薪で焼き上げた香ばしいピッツアやパスタを楽しむことができるお店です。
このお店の店主である久保田さんは、ピッツア職人であり、チーズ職人でもあります。もともとワインバーで働いていましたが、そのときにチーズの魅力に開眼。もっとチーズを知りたいとフランスへ渡り、現地の大学でチーズを学ぶなど、チーズについてとことん極めました。そんな久保田さんが地元に戻り開いたのが、チーズ工房を供えたピッツェリアでした。
お店の2階にある工房でチーズを自家製

ミルクを凝固させ、チーズの元を作る
お店では毎週地元の牧場からミルクを入荷し、2階にある工房でチーズを製造。モッツァレラチーズのほか、モッツァレラチーズの中にクリームを入れたブラータチーズやモッツアレラを作るときにできるホエイを利用したリコッタチーズなども作っています。 フランスではその土地のチーズを地元で消費するのが当たり前だとか。新鮮な地元のミルクで作ったチーズのおいしさをここ三重県でも楽しんで欲しいと久保田さんは考えています。

湯の中で生地を練って形を作っていくモッツァレラチーズ
優しい味わいで料理を引き立てるチーズ
「地元のミルクはすっきり飲みやすい牛乳なので、チーズもあっさり食べやすい味。ピッツアやサラダにたっぷりと入れて楽しむと美味しいですよ」という久保田さん。その味わいを一番ストレートに楽しめるのがモッツァレラチーズのサラダ、カプレーゼ。ピッツアはモッツァレラチーズをたっぷりのせて焼き上げたマルゲリータで。プチトマトをブレンドしたソースとの相性が抜群です。
「カプレーゼ」(780円)と「マルゲリータ」(1280円)
「ブラータとセルバチコ」(1880円)※数量限定のため事前予約が必要
一番人気はモッツァレラの中にクリームを入れたブラータチーズのピッツア。巾着のような形が特徴のブラータチーズのほか、生ハム、野菜を焼きあがった後のピッツアにのせています。チーズを切り分けると中からクリームがとろり。ピッツァの生地も三重県産小麦が使われていて、もっちりしていながらサクッと香ばしく、食が進みます。
サラダからデザートまで自家製チーズがふんだんに
ほかにもモッツァレラチーズを燻製して乾燥させたスカモルッツアチーズはパスタにたっぷりとかけて。ヘルシーなリコッタチーズはサラダに、濃厚なマスカルポーネはティラミスとしてデザートに、とさまざまな料理に自家製チーズが使われています。ピッツアが選べるコースで楽しむのがおすすめです。 これからはお店だけでなく、家庭でもチーズを楽しんでもらえるよう、チーズの販売を目指しているという久保田さん。チーズを身近な食材にすることが目標というオーナーが作る、出来立てチーズの美味しさをぜひ体験してみてくださいね。
Motive Pizzeria E Caseificio
モティーベ ピッツェリア エ カゼイフィーチョ
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田口真由美
Writer
田口真由美

好物は古いものと発酵したもの。名古屋を拠点に町や人、美味しいものを訪ねる日々を過ごしています。
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