231
2019.03.08
さくら色に染まる岡山県・津山でめぐる春のすてきスポット
岡山駅から電車で約1時間半、岡山県北部に位置する津山市。かつて城下町として栄え、今でも昔ながらの町家や屋敷が残るレトロな町並みが広がります。そのシンボルである津山城(鶴山公園)は約1000本のソメイヨシノが咲き誇る西日本有数の桜の名所。毎年さくらまつりも開催され、春の津山は多くの人が訪れます。 風情ある津山で桜と一緒に楽しみたいのが、すてきなカフェめぐり。近年はUターンで津山に戻ってきた若い世代の人たちが、個性豊かなお店を続々と開いています。桜とすてきなカフェをめぐる春の一日に出かけましょう。
カラフルな花々が店内を彩る花屋&カフェ
生花やフラワーアイテムが並ぶ花屋「はなうり」
エビアボカドサンド650円、ピンクジンジャー350円(セットの場合は200円)はテイクアウトもできる
こちらでいただけるのは、地元産の野菜をたっぷり挟んだサンドイッチ。定番メニュー3種類に加え、1種類の週替わりサンドがそろいます。また岡山だけでなく関西のショップの装飾も手がけるオーナー自らデザインしたという店内は、壁や天井をドライフラワーが彩る癒しの空間。カフェではハーバリウムづくりなど、予約制(2名~)でワークショップも開催しています。併設の花屋「はなうり」では、生花はもちろんオリジナルのかわいい花雑貨も並ぶので、春のおみやげにぴったりです。
はなうりカフェ
りんご好きの夫婦が作るやさしい甘さのアップルパイ
アップルパイ1cut486円、オーガニックルイボスティー432円(セットは100円引き)。イートインはもちろん、テイクアウトもできる
自家農園でりんごを育てるところから始めたアップルパイの店。看板メニューのアップルパイはザクっとしたタルトをベースに、みずみずしいりんごとアーモンドクリーム、シナモンが合わさり、あっさり食べやすい味わいに。ドリアパイやミートパイなどのランチメニューもそろいます。
GREEN DAYS津山店
グリーンデイズツヤマテン
アンティークの家具が配されたアートなカフェ
コーヒー400円は、季節によってさまざま。ミックスベリー400円などパフェは4種類
オーナーの嶋尾さんが集めたというアンティーク家具が配された店内は、どこを切り取っても絵になるアートな空間。古本や雑誌があちらこちらに並んでいるので、季節ごとに登場するオリジナルブレンドのコーヒーを片手に、読書しながらくつろぐのもおすすめです。スイーツやランチメニューも豊富にそろうので、思い思いの過ごし方ができますよ。また1階のギャラリーでは「津山から新しい文化を発信したい」という思いから、岡山県北部のアーティストの作品を中心に、不定期で展示を行なっています。
田町文化ストア
タマチブンカストア
大正ロマンを感じる津山カルチャーの発信地
春限定の(左)さくらんぼスカッシュ450円(右)さくらカモミールティー400円
1920(大正9)年築の旧妹尾銀行林田支店を利用したアートギャラリー。館内に足を踏み入れると、最高級のケヤキを使った一枚板のカウンターや、屋久杉を使った重厚感のある空間に圧倒されます。「地元作家の作品のほか、県内外の作家作品を展示することでPORT(=港)のように、新しい出会いを生み出す場所にしたい」と館長の飯綱さん。毎月趣向を凝らした展示やイベントを開催しています。本館横にはオリジナルブレンドコーヒーや、季節のドリンクが楽しめるコーヒースタンドがあるので、鑑賞の前後にぜひ立ち寄りを。テイクアウトしたドリンクは、本館のカフェスペースや中庭のテラス席でも味わえます。
PORT ART&DESIGN TSUYAMA
ポートアートアンドデザインツヤマ
岡山県津山市川崎823
https://www.port-tsuyama.com/
入館無料(イベントにより有料の場合あり)
津山の桜を思う存分満喫できる「津山さくらまつり」へ
地上から45mにも及ぶ石垣と2005年に復元された備中櫓が薄紅色の桜に映える(提供:津山観光キャンペーン推進会議)
(提供:津山観光キャンペーン推進会議)
毎年県内外から多くの人が訪れるさくらの祭典「津山さくらまつり」。高台にある本丸から眺められるのは、まるで雲海のように広がる桜景色。雄大な石垣や復元された備中櫓と、桜のコントラストは息をのむ美しさで見る人を魅了します。また期間中は表門入口前の桜並木にさまざまな露店が並び、お茶席や物産展、鉄砲隊やステージショーなど、多彩なイベントを楽しめます。日没から閉園までは趣向を凝らしたライトアップもあり、幻想的な雰囲気の中夜桜を堪能できますよ。
津山さくらまつり
ツヤマサクラマツリ
桜色に染まる春の岡山県津山市。すてきなカフェをめぐりながら、「津山さくらまつり」にぜひ足を運んでみませんか?
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
橘 春花 写真:森昌史
の人気記事