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2016.01.24
京都の和菓子店「養老軒」で職人が仕上げる創作いちご大福を
※こちらの記事は2016年1月24日に公開されたものです 伝統ある京都の和菓子店「養老軒(ようろうけん)」では、和菓子職人による多彩な創作大福が男女問わず幅広い世代に人気です。 今回は、バラエティ豊かな大福の中から、いちごを使う季節限定の2品を紹介します。
由緒ある和菓子店で人気の創作大福

阪急西院駅と嵐電西院駅の間、四条通の南側にあるアーケードで創業80年以上となる「養老軒」。 全国菓子博覧会で大臣賞を受賞した名菓などもそろう、昔ながらの和菓子店ですが、近年特に人気を集めているのは、バラエティ豊かな創作大福です。 みかん、キウイなど季節の果物が入った「フルーツ大福」や、しば漬け、レモンクリームといった和菓子との組み合わせが意外な素材を使う「オリジナル大福」は、京都の優れた若手技能者を表彰する「明日の名工」で平成22年度、女性初の受賞を果たした順子さんを中心に、熟練の職人が一つひとつ丁寧に仕上げています。
冬春限定。いちごを使う2つの大福

「いちご大福」(280円)
11月末から5月上旬にかけて登場する「いちご大福」は、「食べてワクワクするようなお菓子を」と、フルーツ大福の中で最初に作り、20年以上愛されている人気商品です。 いちごは、果肉がしっかりとしていて食べ応えのある佐賀県産「さがほのか」を使用。大粒の果実をまるごと、白餡と口当たりの良い柔らかな餅で包むシンプルなものですが、使ういちごの状態によって白餡の甘さや固さを調整するなど、由緒ある和菓子店ならではのこだわりが詰まっています。

「いちごあんクリームチーズ大福」(270円)
いちご大福と同時期に販売される「いちごあんクリームチーズ大福」も好評です。 上質なクリームチーズとの出合いがきっかけで考案したというこちらは、いちごの果肉をたっぷり加えた白餡の中に大きくカットしたクリームチーズが一粒入っています。 いちごの甘酸っぱさを活かした餡に、まろやかかつ爽やかなクリームチーズが絶妙で、和菓子のような洋菓子のような、両方の魅力が楽しめる一品です。
季節替わりのラインナップで何度も訪れたくなります

常時10~12種がそろう大福の多くが季節限定で、訪れるたびに新しい味との出合いがあるのも人気の理由です。 ちなみに、一番人気の「みかん大福」(340円)は通年店頭に並びます。 味の濃い愛媛産のみかんを1つずつ丁寧に皮をむいて丸ごと使う大福は、口いっぱいにジューシーな果実感と優しい餡の風味が広がる看板商品です。 フルーツ大福は、そのままかぶりつくのも良いですが、果物と餅、餡をバランスよく味わえるよう、半分に切ってひと口ずついただくのがおすすめとのことです。 色鮮やかな果物の断面もかわいく、見た目も楽しめますよ。 地元の人から観光客まで多くの人に愛されるオリジナリティある大福は、おみやげにもぴったり。京都へ訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

養老軒
ヨウロウケン
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