ゆっくりくつろげるローカウンター

恵比寿駅から徒歩約3分。駒沢通りから一歩入ったところに、ワインバー「イル ジェンティーレ」はあります。都内の有名イタリアンレストランで修行経験もある、オーナーの代田さんが作る料理が人気で、しっかり食事もできます。 店内にあるローカウンターは、代田さんがこだわって設置したもの。実際座ってみるとたしかに、落ち着いて食事ができる高さのカウンターです。

ミルキーでコクがある「ラクレットヒーター」

看板メニューは、「ラクレットヒーター（2〜3人前）」（2300円）。店員さんが専用のヒーターを使ってスイス産のラクレットチーズ「SUPERBE」を溶かし、具材の上にのせてくれます。まさに、『アルプスの少女ハイジ』に出てくる“とろ〜りチーズ”。チーズが加熱され始めると良い香りが漂い、食欲をそそられます。 時期によって具材は変わりますが、この日はジャガイモ、自家製パン、ナス、エリンギ、カボチャ、アスパラ、ピクルスなど。

食べてみると、さすがスイスを代表するチーズでとても濃厚。ミルキーでコクがあり、自家製パンや旬野菜と相性が良いです。 最初はとろとろですが、時間が経つと少し固まってきて、もっちりとした食感に変わるので、そうした変化も楽しんでみてくださいね。 メニューには載っていませんが、1人前（850円）でもオーダーできます。厚く切った自家製パン2切れに、チーズをのせてもらえます。

常時100種類以上あるワイン

ワイングラスの形状によってワインの香りや味が変わるので、色々な形のものがそろっています

ワインは常時、100種類以上置いてあります。250年以上の歴史があるオーストリアの名門ブランド「リーデル」の、美しいワイングラスで飲めるのも嬉しい。 オーダーした料理にどのワインが合うかなど、ソムリエに相談できるので、ワインに詳しくない人でも安心です。 今回、「ラクレットヒーター」に合うワインを2本ご紹介してもらいました。

スイス産の「シャスラ」

1本目は、スイス・レマン湖畔の伝統的な白ワイン「シャスラ」（ボトル4900円／グラス900円）。柔らかい酸味、スイスの土壌を感じるミネラルの香りが感じられるエレガントなワインです。

イタリア産の「レグレット ランゲ・ネッビオーロ」

2本目は、2013年の「レグレット ランゲ・ネッビオーロ」（ボトル4900円／グラス900円）。ネッビオーロ種独特のスミレの花の香り、クランベリーやイチゴの香りがする、きめ細やかなイタリア産の赤ワインです。

予約したお客さんには嬉しいサービスが

店名の意味は“思いやり”。代田さんは、「思いやりを持ってお客さんに接したい。お客さんにはくつろぎながら、おいしいワインや料理を堪能してもらいたい」という想いで、お店をオープンさせたそうです。 予約したお客さんは、スパークリングワイン、食後酒の「リモンチェッロ」、ジェラートのうちどれか1つを無料サービスしてもらえます。そんなサービスや、店員さんの笑顔からも“思いやり”を感じられるでしょう。 春になったら、エントランスに桜の木を飾るそうです。今年は、おいしい料理やワインを楽しみながら、暖かい室内でお花見をしてみては？