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2019.12.16
人気パン屋さん「365日」監修のフルーツサンドを楽しめる朝食ブッフェが話題。銀座のレストラン「Furutoshi」
銀座4丁目に建つ「ソラリア西鉄ホテル銀座」のレストラン「Furutoshi」は、朝食ブッフェが宿泊客にも一般客にも評判。とくに代々木公園のパン屋さん「365日」のオーナーシェフ・杉窪章匡さんが監修したフルーツオープンサンドは風味豊かなしっとりパン、軽い甘さのクリーム、みずみずしいフルーツが一体となって、朝から幸せな気分にしてくれます。
朝6時30分オープンのホテルレストラン
松屋通りにあるホテルの隠れ家的なレストラン
「Furutoshi(フルトシ)」は、東銀座駅からすぐ、銀座駅から歩いても4〜5分の「ソラリア西鉄ホテル銀座」の2階にあります。もともと1999年に西麻布で開店。著名人御用達のレストランとして知られ、銀座に移転後も当時からのお客さんが多く通います。 食材の生産者とお客さんをつなぐことをコンセプトに、全国各地の契約農家や漁師組合から直接届く新鮮な野菜、肉、魚を使用。イタリア料理を基本としつつ枠に捉われることなく、さまざまな調理法で食材のおいしさを最大限に引き出した料理を提供しています。
店内は木のぬくもりあふれるヨーロッパの邸宅をイメージ。ゆっくりと落ち着いて食事を楽しめる
話題の朝食は、「365日」の食パンや和食のプレートをメインに選べるハーフブッフェ。サラダバーには、野菜本来の味を生かす栽培法に取り組む千葉県「エコファーム浅野」や自然にも体にもやさしい農業を続ける石川県「高農園」などのこだわり野菜が揃います。 「365日」のオーナーシェフ・杉窪さんにメインの一つ、フルーツサンドを監修してもらったきっかけは杉窪さんを紹介した本。国産食材を使い、毎日の食事を大切にしようと提案する杉窪さんの食や料理、世の中に対する考えを学ばせてもらおうとしたことからです。
パンのおいしさが伝わってくるサンドイッチ
朝食ブッフェ(1人2400円/税込)のフルーツサンド。食べるのがもったいないほどきれい
フルーツサンドは、北海道産と福岡産の小麦をブレンドした角食パン「365日食パン」を使用。ふんわりクリームは九州産生乳を原料とした「オーム乳業」の濃厚な生クリームをたっぷり使いながらも、ヨーグルトやキビ糖を合わせたことでさっぱりと軽い味わいです。 おいしさの秘密は、季節のフルーツを並べた後に一晩おいていること。浸透圧による作用でパン、クリーム、フルーツの甘さがお互いになじみ、味に一体感が出るのだとか。パンの風味とクリームの甘み、フルーツの甘酸っぱさが口の中で溶け合い、消えていきます。
「365日」の食パンの食べ比べも楽しめます
「洋食プレート」。千葉の自然の中で育った鶏の卵のスクランブルエッグ、自家製ベーコンも風味豊か
メインはほかにも、2種類のトーストプレートを用意。「洋食プレート」はフルーツサンドにも使っている「365日食パン」と北海道産の小麦、バター、牛乳を使用した「北海道食パン」のトーストを食べ比べ。それぞれの小麦による風味の違いを噛みしめられます。 「365日食パン」「北海道食パン」のどちらかを日によって使用する「クロックマダムプレート」は、ポーチドエッグの上に自家製クリームソースとパルメザンチーズをたっぷり。卵の黄身がとろりと染み込んだパンと濃厚なソースで体がじんわり温まりますよ。
ポーチドエッグをのせた「クロックマダムプレート」。インカのめざめのポテトフライも深い味わい
朝食の予約は受け付けておらず、宿泊客でにぎわう8時前後を避けた時間帯が狙い目だそう。あくまで宿泊している人が優先のため、宿泊客以外の人が入店できない日もあるのだとか。事前に問い合わせてから、話題のオープンサンドを味わいに訪れてくださいね。
Furutoshi
フルトシ
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森田奈央 撮影:彌永浩次
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