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2020.02.13
旅するように、おにぎりとスープを味わおう♪【大分編】〜「どんこの帽子おむすび」と「カボスと鶏肉のスープ」〜
日本人のソウルフード・おにぎりとお供にぴったりのスープ。全国を旅するように、各都道府県ごとの名産品をたっぷりと使って作ってみませんか? レシピを教えてもらうのは、各地の農家を訪れて美味しい野菜を見つけたり、地のものを味わうのが大好きという料理家・ごはんさん。新しいおにぎりとスープの魅力にきっと出会えますよ。 第38回目は大分県。「どんこの帽子おむすび」と「カボスと鶏肉のスープ」は、どんこや鶏肉の出汁の旨味を感じる和風メニューです。まだまだ寒い日が続きます。ほっこりやさしい味のおむすびと身体の芯から温まるスープで癒されてくださいね。
ちょこんとのった椎茸がかわいい「どんこの帽子おむすび」

大分県は、戻し汁が料理に深みを与えるエキスとしても重宝される「干し椎茸」が名産。干し椎茸のなかでも、ふっくら厚みがありカサが七部開きになる前に収穫した〝どんこ〟を使って作ります。上に帽子のようにかぶせると、見た目もかわいいおむすびの出来上がり♪ 【材料】(2人分) ・ごはん…お茶碗軽く2杯分 ・どんこ椎茸…6個 ・水…2カップ ・鰹節…大さじ2 ★醤油 …大さじ2 ★砂糖 …大さじ2 ★みりん…大さじ2

【作り方】 1:軽く洗った干し椎茸を、水と一緒に浸ける。柔らかくなったらこしながら、鍋に戻し汁を入れる 2:1にどんこと★を加えて強火で煮立たせ、アクをすくう。中火にして落とし蓋をし、約15分煮る。落とし蓋を取って強火にし、約5分煮たら火を止める 3:熱いごはんに2の汁(大さじ1)と鰹節を混ぜ込む 4:ごはんを小さめに握って、飾り切りをした椎茸をかぶせる (ごはんさんより) 「椎茸の軸は出汁がよく出るので、石づきを取ったら細かく切ってごはんに混ぜ込んだり、お味噌汁に入れても美味しいですよ」
爽やかな香りが食欲をそそる「カボスと鶏肉のスープ」

果汁を垂らすだけで、爽やかな酸味が広がるカボスは、ほとんどが大分県で生産されています。ビタミンCやクエン酸を多く含み天然のサプリメントとも言われ美肌にも、そしてこの時期は風邪対策にもいいですね。 ご紹介する「カボスと鶏肉のスープ」は今の時期の冷え切った身体を温めてくれるひと品。鶏肉の出汁が溶け込んだシンプルな味付けに、カボスのまろやかな酸味がアクセントに。紅葉おろしを加えて大人味にすると、さらに味に深みが増します。 【材料】(2人分) ・鳥もも肉…1/2枚 ・カボス…1/2個 ・青ネギ…適量 ・紅葉おろし…お好みで ・水…2カップ ・昆布…5cm ★白だし…大さじ1 ★みりん…大さじ1 ★塩…ひとつまみ

【作り方】 1:鶏肉は一口大に切り、カボスは1mmスライスに切る 2:鍋底に昆布を敷いた上に鶏肉と水を入れて中火にかけ、沸騰直前で昆布を取る。沸騰したら灰汁を救って弱火にする 3:★を全て加えて味を整える。最後にカボスと青ネギを浮かべ、お好みで紅葉おろしを添える (ごはんさんより) 「紅葉おろしの代わりに、ナンプラーを入れるとエスニック風に、ラー油を入れると中華風になり、なりますよ。あれこれ試して楽しんでくださいね」
【レシピを教えてもらったのは…】 料理家・ごはんさん WEBや書籍でレシピ監修も行うなど、現在、料理家として活躍中。和洋中とジャンルを問わない幅広いレシピ提案のほか、アジアでの留学経験を活かした本場仕込みのエスニック料理も得意。
ごはんさん初の著書『子ども大好きレシピ78』が好評発売中!
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ことりっぷ編集部 写真/片岡 祥
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