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2020.11.07
絵本の中に迷い込んだような隠れ家♪ きこりが収穫した山の恵みを楽しむ「食堂カフェ樵」
ほぼ毎日SLを運行している静岡のローカル線、大井川鐵道。その沿線にある「食堂カフェ樵」は、建物もお料理も“かわいい”があふれるカフェレストランです。おしゃれな店内で味わえるのは、南アルプスでとれた鹿を中心にしたジビエや地野菜など、山の恵みを盛り込んだランチコース。自家養蜂のはちみつプリンも人気で、週末になると遠方からたくさんの人が訪れます。

非日常を味わう隠れ家カフェ

新東名「島田金谷I.C」から約2分。静岡県島田市の国道473号線沿いに突如現れるメルヘンな建物が「食堂カフェ 樵」です。丸みをおびたグリーンの外観。絵本から出てきたような木の扉。そんな非日常感漂う空間で、ゆったりとした大人の時間を過ごしたい。ここはそんな願いが叶う隠れ家カフェです。

優しい笑顔が印象的な古谷明代さん

心ときめく、こだわりが詰まった空間

オーナーの好きを詰め込んだお店
ドアを開けると、中は柔らかな陽光が差し込むウッディな空間。大きなテーブルが置かれた一角は、「不思議の国のアリス」のファンである明代さんが“アリスのティーパーティー”をイメージして作りました。おとぎ話に出てくるような世界観にうっとり。店内はどこを切り取ってもかわいく、ほっこり優しい気持ちになります。

のどかな風景が広がる、額縁のように大きな窓

また、店内に並ぶテーブルは、20年ほど前に旦那さまが切った木で作ったもの。椅子の種類もさまざまで、自分だけの居心地の良い場所を見つけるのも楽しみの一つです。

新鮮なジビエと山の幸を盛り込んだランチコース

メイン、パン、ドリンクは、徳川家康お墨付きの有名な焼き物「志戸呂焼き」で提供
日替わりランチは、前菜、メイン、パン2種、おやつ、ドリンクをコース仕立てでいただきます(2400円~)。手の込んだ美しい料理は、すべて明代さんのひらめきと柔軟性によって生まれるオリジナル。地元の野菜や旬の食材をうまく取り入れ、ヘルシーだけどボリューム満点の内容になっています。 メインで使われることが多いのは、南アルプスでとれる鹿肉。ほかにも、猪肉や熊肉など、その時々によって内容が変わります。ジビエ料理だけでなく、豚肉や鶏肉を使用したメニューも用意されているので、選択肢が多いのも魅力です。

「鹿肉のロティ」

時間を忘れてくつろぐカフェタイム

アンティークの業務用ミルは、レトロでインパクト大
ランチだけでなく、ドリンクやスイーツも充実しています。なかでも、イタリア製のエスプレッソマシンで抽出したカフェラテは、香りが高く、くすみのない濃厚な味わい。男の子がお星様に向かってお祈りをしているかわいらしいデザインも評判です。

「自家養蜂のはちみつのプリン」(500円)

季節ごとに変わる焼き菓子も楽しんで

「パイナップルのタルト」(750円)
その時期一番おいしい素材を使った焼き菓子もおすすめ。秋を迎える季節は、カボチャや無花果をふんだんに使ったタルトが楽しめます。また、気まぐれで登場するパイナップルのタルトやチーズケーキも品切れになるほどファンが多いのだとか。 わざわざ足を運びたくなるステキな「食堂カフェ樵」。ワクワクする空間とジビエの本当のおいしさに癒されみてはいかがでしょうか?

食堂カフェ樵
ショクドウカフェキコリ
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安藤美紀
Writer
安藤美紀

湘南を拠点に全国を旅するフリーライター。執筆した記事は1000以上。温泉の資格も複数保持。
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