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2020.11.13
ライトアップされた紅葉が素敵!王道から穴場まで京都もみじ狩りと冬のイベント5選
※この記事は2020年に公開された記事です 毎年11月頃から色づきはじめる京都の紅葉。お寺や神社、公園といった紅葉の名所がたくさんあります。今回は、そんな紅葉が光に照らされた夜に楽しめる、人気のお寺から穴場な公園までを、京の冬の風物詩的イベントとともに厳選。2020年の期間限定ライトアップスポットを紹介します。
古今集にも詠まれたもみじの寺「永観堂」
鏡のようになる放生池が美しい
「もみじの永観堂」と称される誰もが知る紅葉の名所。阿弥陀堂への石段は紅葉のトンネルになり、放生池に映る「水紅葉」、岩壁と紅葉のコントラストが美しい「岩垣もみじ」など見どころがたくさん。「秋の寺宝展」期間はライトアップされた多宝塔が幻想的に浮かび上がります。 正式には禅林寺。古くからもみじの寺として知られる浄土宗の寺院で、約3000本のカエデが徐々に色づき、山全体が赤く染まっていく様は絶景。本尊「みかえり阿弥陀」に手を合わせるだけでなく、秋の特別拝観だけの寺宝展も楽しみましょう。 【2020年・紅葉データ】 見頃=11月中旬〜下旬 ライトアップ期間=2020年11月7日〜12月6日 ライトアップの時間=17:30〜20:30(閉門21:00)
永観堂 禅林寺
エイカンドウ ゼンリンジ
嵐山を借景に錦に染まる庭園「宝厳院」
ライトアップされるのはイロハモミジ・ヤマモミジ
通常は非公開の寺院ですが、毎年春秋に特別拝観を開催する嵐山の期間限定名所です。ライトアップは秋のみで、嵐山を借景とする回遊式山水庭園「獅子吼(ししく)の庭」にある、約300本のカエデが鮮やかに映え、昼とはまた違う神聖な雰囲気になります。 天龍寺塔頭の「宝厳院」。『都林泉名勝図会』にも掲載されている名園「獅子吼の庭」は、仏が説法するという意味にふさわしい静謐な空気が漂います。昼の開門時には本堂にある田村能里子筆の障壁画も拝観ができますよ。 【2020年・紅葉データ】 見頃=11月中旬~下旬 ライトアップ期間=2020年11月9日〜12月6日 ライトアップの時間=17:30〜20:15(閉門20:30)
宝厳院
ほうこんごういん
5日間だけの公開、額縁もみじが素敵な「雲龍院」
夜間ライトアップでは一層幽玄な世界が広がる
京都・東山の奥座敷、泉涌寺山内の別院で、1372(応安5)年創建。山号は瑠璃山。書院・蓮華の間は、それぞれ4つの小さな窓から「椿」「灯篭」「楓」「松」を眺められ、まるで絵画のようです。 禅における悟りの境地を表す真円の「悟りの窓」と、人の世の苦しみを表す四角の「迷い窓」が有名。本堂「龍華殿」は国の重要文化財で、2020年秋の特別拝観では珍しい左足垂下の「不動明王半跏像」を公開しています。 【2020年・紅葉データ】 見頃=11月中旬以降 ライトアップ期間=2020年11月20日〜11月24日 ライトアップの時間=日没〜20:30(閉門21:00)
雲龍院
ウンリュウイン
緑あふれる平成の日本庭園「梅小路公園 朱雀の庭」
全体を水鏡にするという斬新な手法の池を見ながら静かな時間を
梅小路公園内にある広さ約9000㎡の日本庭園「朱雀の庭」には、約150本のモミジが植えられています。11月13日から開催される「梅小路公園 紅葉まつり」では、夜になるとライトアップを開催。とくに園内中央の浅池に鮮やかに映り込む「逆さ紅葉」は必見です。 JR京都駅から徒歩15分、梅小路京都西駅からすぐと至便な場所にありながら、広々とした開放的な庭園で紅葉が楽しめるのが魅力の穴場スポットです。 【2020年・紅葉データ】 見頃=11月中旬~12月中旬 ライトアップ期間=2020年11月13日〜11月29日(11月16日、24日休園) ライトアップの時間=17:00〜21:00(最終入場20:30)
梅小路公園 朱雀の庭
ウメコウジコウエンスザクノニワ
京の冬の風物詩、灯りと花が幻想的に彩る「嵐山花灯路」
渡月橋のライトアップ 写真提供:京都・花灯路推進協議会
京都の初冬の風物詩となったイベント。風光明媚な嵯峨・嵐山一帯を、無数の露地行灯のあたたかな灯りと、いけばなの作品が彩りを添えます。今年は「竹林の小径」のライトアップは行われませんが、渡月橋や中之島公園、嵯峨・嵐山の寺院・神社など代表的な観光スポットでは行われる予定です。陽の光で見るのとはまた違う、灯りに照らされた神秘的な風景が魅力ですよ。
嵐山花灯路
アラシヤマハナトウロ
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